監修・執筆 新井 誠|人材採用コンサルタント
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私は仕事柄、電機メーカーや自動車部品メーカーなど様々な工場にお邪魔することがあります。
その中でも特に開発部や生産技術部、品質管理部、購買部などにはしょっちゅう伺っています。
電気機器や自動車部品などを製造する過程で使う部品や設備などを提案して販売しています。
しかし製造部に伺うことはほとんどありません。
製造部の方とお話をする機会は、 製造設備を販売した後に使い方を教える場合や、私が販売した商品により製造現場でトラブルが発生した時の様子を伺ったりする場合です。
私はタバコを吸うのですが、今まで顔見知りだったけれどもあまり喋ったことのない製造部の若い方とタバコ部屋で一緒になったことがあります。
おそらくは20代前半で、そんなに長いことこの業界にいるような人ではなかったように見えました。
私は生産技術部の方と打ち合わせが終わり一息をついていたところなのですが、その方はため息ばかりついています。
製造現場の方と仲良くなると、思わぬところに現場のニーズか転がっており、新しいビジネスにつながることもあるため、なるべく仲良くするようにしています。
たわいもない話から少しずつ仲良くなろうと当たり障りのないタバコの話から始めたのですが、 彼のほうから仕事内容の話をしてきました。
今日は仕事が面白くない、ということでした。
初対面の私に仕事の悩みの話しをしてくるというのは、もともとちょっとおしゃべりな性格なのかよほど思いつめているからかもしれません。
しかし私は彼の会社のサプライヤー(取引先)であり、ましてやお客さんの社内のタバコ部屋はいつ何時誰が入ってくるか分かりません。
彼に十分なアドバイスをしてあげられることはできず、ちょっとモヤモヤしたままタバコ部屋を後にしました。
本記事は製造部の仕事に意味を見出せなくなってしまい転職したいと考えている人に向けて書いています。
あの製造部の若い彼にも届けばいいなと思い、書きました。
最後まで読めばあなたが製造部にいたら将来どうなるのか、製造部に留まるべきなのか転職すべきなのかが分かります!
この差は大きい!開発部も生産技術部もクリエイティブ
誤解を恐れずに言えば、製造部はただひたすらに言われた事を言われた通りこなすことが仕事。
イレギュラーなことは許されません。
イレギュラーなことといえば工場の作業員が急に辞めてしまったり休んでしまったりした時のスケジュールの組み直し程度です。
多くのメーカーでは製造部に製造方法を変える権限はありませんし、自動車部品メーカーなどになると機械の位置を変えるだけでも、お客さんの許可がいるほどガチガチに製造方法を固められています。
開発部が開発し生産技術部がその製造方法を確立し、その通りに商品を製造する。
納期通りに計画した量を製造することができるかということに心血を注ぎます。
何事もなく平穏に毎日です出ていけば、それが仕事ができている証。
そんな毎日に嫌気がさしているのであれば転職を検討してみてもいいかもしれませんね。
あなたはよく生産技術部の人と打ち合わせをしていませんか?
開発部の人と打ち合わせをすることはちょっと少ないかもしれませんね。
生産技術部は開発部が開発した商品をいかに効率よく安く製造するか考えて実践するのは仕事です。
あまり良くない言葉ですが、ばかよけ(ポカヨケ)考えるのも彼らも仕事です。
仕事をしていると、この製造方法よりもこうした方がいいんじゃないかな、というようなことがありませんか?
改善提案を出せと言われることもあるかと思います。
より良い製造方法を考えるのって、すごく楽しいと思いませんか?
また開発部は今ある商品を改善してマイナーチェンジしたり、時代に合わせてフルモデルチェンジしたり、全く新しい商品を開発したりします。
今あるものをより良くしたり、全く何もないところから新しいものを作り出すのは仕事です。
つまり生産技術部も開発部も、新しい手法や製品を作り出す、ものすごくクリエイティブな仕事なんです。
工場にいながら部署によって創造性が全く異なるのです。
会社によっては製造部から生産技術部に配属されるケースは確認したことがありますが、 開発部は専門的な知識が必要なのであまり製造部から配属が変わったという話は聞きません。
もし製造部の仕事に飽きが来ているのであれば、生産技術部への配置換えの可能性があるかを探ってみましょう。
しかし会社によっては全く配置換えがない場合もあります。
そのような場合は転職するしか手がないかもしれません。
製造部に慣れていれば転職してから後悔する可能性もある
クリエイティブの仕事がしたいと思って、クリエイティブな仕事に転職をすると逆に後悔をする可能性もあります。
今までは決まったことを決められた通りにするのが仕事ですが、クリエイティブな仕事はないものを作るのが仕事、いわば仕事を作る仕事です。
ここまでやったら仕事終わり!という明確なラインがありません。
繁忙期には繁忙期なりの、閑散期には閑散期なりの仕事があります。
例えば営業職であれば繁忙期はお客さん周りや商品の手配で大忙しですが、注文の少ない閑散期には繁忙期に備えて新規顧客開発に努めなければいけません。
10件新規開発したら終わり、というようなことはなく、正解がありません。
時間が経って売れたら正解、売れなかったら不正解という世界です。
製造部の仕事に慣れた人が、終わりの見えない仕事に転職をすると「製造部の方が良かった」となりかねません。
工場の外には無限の世界がある
それでもやっぱり工場の外でクリエイティブに働く人には魅力を感じますよね。
製造部で働いてる以上、あなたは仕事の時間はずっと工場にいることになります。
製造部も数ヶ月に1回ぐらい出張はあるかもしれませんが、元々外に出ることが多い仕事であれば日常が工場の外です。
機械を修理するサービスマンであれば、毎日違う現場に行き、違う場所で昼食をとり、違う帰り道を通って会社に帰ったり直接家に帰ったりします。
機械の修理という意味ではいつも似たようなことをしているかもしれませんが、それを取り巻く環境は毎日変わります。
毎日違うことがあるのを面倒くさいと思う人もいれば、楽しいと思う人もいます。
元々は毎日違うことがあるのかめんどくさいと思う人だったのに、途中から変わることもあります。
あなたは今何を求めていますか?
あなたの上司があなたの未来
製造部の先輩や課長や部長。
それがあなたの未来です。
仕事内容や後輩への指導の仕方や社風への染まり方、そして給料。
改めてよく観察してみて、諸先輩方のようになりたいかどうかをよくよく考えてみてください。
転職するならハローワークよりも転職エージェント
もしあなたが製造部から転職したい!と思ったのであればまずは転職エージェントに登録をしましょう。
転職エージェントは求職者と求人を出している企業をマッチングさせる民間のサービスのことです。
ハローワークも転職エージェントと同じようなサービスを提供しています。
ハローワークと転職エージェントが決定的に違うのは、ハローワークは国が運営しており転職エージェントは民間企業が運営しているというところにあります。
ハローワークは民間の職業紹介事業等では就職へ結びつけることが難しい就職困難者を中心に支援する最後のセーフティネットとしての役割を担っています。
あなたはまだまだ若いですし、民間の転職サービスを十分に利用することができますので転職エージェントを利用するようにしましょう。