監修・執筆 新井 誠|人材採用コンサルタント
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私は新卒で営業として入社した会社で、ひたすら飛び込み営業の毎日でした。
その会社は3年で転職することになるのですが、末期に毎日考えていたのは、
「今更1〜2件売ってもしょうがない。」
「どうせ次も断られる」
「飛び込みして断られるくらいなら、サボってやろう」
こんなことを毎日考えてはゲームセンターや公園、喫茶店や漫画喫茶で時間を潰していました。
さすがにこんな毎日ではいけないと、奮起するのですがすぐに意気消沈。
営業は向いていないと思い、転職するに至りました。
私が転職したのはルート営業。
結局営業職だったのですが、転職する際に色々考えた末の結論でした。
色々考えていた時期に相談する人が違っていたり、意外と営業以外でいい求人を見つけたりしたら営業以外の仕事についていた可能性も十分にあると思っています。
転職をしてからは営業の良さにも悪さについても再確認できるようになりました。
本記事は、転職前後に私が営業職と向き合って考えたことを5つにまとめました。
もしあなたが、「もう営業をやりたくない!」と転職を考えているのであれば参考になると思います。
最後まで読めば、やっぱり転職はやめておこう!、やっぱり転職しよう!のどちらかの結論が出ることでしょう!
もう営業をやりたくない!と思う5つのとき
入社当初は希望を持って始めた営業職。
しかし日々嫌なことが起こると負のスパイラルに陥ってしまいます。
嫌なことが積み重なり、やがて営業そのものが嫌になってくる。
あなたが、もう営業をやりたくない!と思うのはこんな時ではないですか?
今月も未達!ノルマ・予算が達成できない!
営業といえば数字。
半ば上司に無理やり設定させられた数字を達成できるかどうかは、毎月10日くらいに分かります。
10日の時点で見込み案件が少なければ月末に達成するなんてとても無理。
今日、奇跡的に見込み案件が何件もできたら達成できるかもしれないけど、そんなことは起きないのは分かっている。
未達成が続くと、どうせ来月も・・・、とネガティブな気持ちになります。
なんてワガママ!お客さんがもう嫌!
お客さんはわがままなもの。
営業と客という立場の違いがあると、人はここまで横柄になるものかとビックリします。
もちろん全然普通の人もいるのですが、嫌な人もそれなりにいます。
しかも買ってくれる人に限ってややこしい人だったりもします。
一つ買ったくらいでなんでそんなに偉そうにできるのか、その神経が理解できません。
そんなお客さんとこれからもずっと付き合っていかないといけないと思うと、テンションが下がります。
本当は良くないのを知っている!自社商品が好きになれない!
商品説明するときには自社製品のいいところばかり。
一応正直者を装ってデメリットも説明するけれども、本当のデメリットはそこではない。
このお客さんは商品ではなく、私を気に入って買ってくれているんだ!と思うものの、仮にそうだとしたら自分を気に入ってくれた人を騙しているような気分になる。
なんでこんなもの売らないといけないんだろう。
今日も外が真っ暗!残業をしたくない!
外回りが終わって会社に戻ってきたら、会議や資料作り。
営業が昼間に会社にいると、早く外回り行ってこいよ、という視線が飛んでくるので、帰社後にしないといけない。
学生時代の友人に聞いてみたら、どうやらみんなもうちょっと早く帰っているようだ。
そもそも残業という概念が会社にないみたいなんだが、帰社後の時間をプライベートに使えたらどれだけ楽しいだろう。
営業しか経験がないから営業にしか転職ができない!
もう営業をやめたい!と思っていても自分にある仕事の経験は営業のみ。
今更エンジニアとか開発職とかできないしもう自分には営業しかないんだろうか。
今の営業が嫌だからといって転職しても、また営業だったら大して状況は変わらないんじゃないだろうか?
転職したいと思う時に考えるべき5つのこと
さてあなたが、もう営業をやりたくない!と思う瞬間はありましたか?
もう営業をやりたくない!と思って転職が頭をよぎり始めたのであれば、ここに書いてある5つのことを思い出してみてください。
転職は慎重に。
今の会社に残ることも、営業職を続けることも選択肢から外さないようにしましょう。
ノルマ・予算達成は営業の仕事
営業である以上数字は絶対。
これはどの業界の営業でも一緒です。
末端営業社員の予算を元に課長はチーム予算を作り、課長の予算を元に部長は予算を作り、部長の予算を元に会社は経営計画を立てます。
予算は営業社員と会社との約束。
約束が守らなければ評価が下がっても仕方ありません。
予算達成が営業の使命であるのはどの会社でも一緒なのです。
営業である以上、ノルマノルマ、予算予算、と一生言われ続けます。
これが嫌なのであれば営業以外の職種に就くしかありません。
しかし予算の立て方に関しては会社によって違いがあるようです。
大きく分けると、営業社員が自分の思い通りによって立てられる会社、上司の意向により無理やり高めの予算を立てさせられる会社の二つです。
予算を末端の営業社員がコントロールできないということは、上司に悪意があれば達成困難な予算を組ませられることもあり得るということです。
評価が下がれば、昇進・昇給・ボーナスに影響します。
もし予算を個人の裁量で自由に組める会社だとしたら営業を続けてみてもいいと思いませんか?
業界によってお客さんの質は違う
どの業界でもお客さんはわがままなものです。
しかし業界によりお客さんのわがままの度合いが違います。
個人事業主がお客さんであれば、相手は一人でビジネスを展開するビジネスマン。
飲食店・物販店オーナー、コンビニオーナー、IT系とその種類は様々。
癖のある人が多いかもしれません。
法人営業であれば相手も同じサラリーマンですでの自分と常識の範疇が似通っている人が多いでしょう。
自動車業界、電機業界、建設業界、不動産業界、サービス業界など業界により、人の質や常識が異なります。
もしかしたらあなたは、営業職が嫌になったのではなく、その業界の慣習や顧客が嫌なのかもしれません。
営業、と大きなひとくくりで嫌いになってしまわず、何が嫌なのか細分化して原因を究明してみてください。
営業は嫌いではないけれど、建設業界は接待が多すぎて自分の時間が削られるのが嫌だ、というのであれば電気業界や自動車業界など接待が比較的少ない業界もあります。
何でも細かく決められている自動車業界が嫌だ、というのであれば比較的おおらかな業界もあります。
転職では職種が変わってしまうと、年収もリセットされてしまう可能性があります。
年収の面から考えると営業は営業のまま転職するのがベターです。
良い商品が売れるのではなく、売る商品が売れる
自社製品が好きになれないというのは、営業あるあるですね。
でも世の中に完璧な商品はありません。
そもそも売れる商品というのは良い商品ではなく、売る努力をしている商品が売れます。
自社製品が良くないからと営業が商品を売らないのであればその会社は倒産してしまいます。
自社製品が良かろうが悪かろうが、売って代金を回収することこそが営業の仕事。
ここから逃れることはできません。
特にメーカー営業は商品が自社製品だけなので、どうしようもありませんね。
商品をある程度選べる商社の営業であれば、自社の業界や部署の範囲で自分がいいと思った商品を取り扱うことがでいます。
営業の特権は時間をコントロールできること
営業が残業を嫌がっていると仕事になりません。
大きな仕事を取ってきたら資料作りや打ち合わせが重なり毎日遅くなることもあるでしょう。
だからこそ時間は自分でコントロールしなければいけません。
営業はその気になれば直行、直帰、サボり、出張に有給や週末をひっつけて遊ぶなど、自由自在です。
大切なのは選択できる会社かどうかということです。
休みたいと思えばいつでも休める、という選択肢があるだけで仕事を頑張れます。
しかし慢性的に長時間労働の会社では希望が持てません。
営業経験しかなくても異業界や異職種に転職はできる
営業経験しかなくても異業界や異職種への転職は可能です。
と言ってもなかなか信じられませんよね?
転職できるかどうかは、転職エージェントに相談をすると簡単に知ることができます。
転職エージェントは求職者と求人を出している企業をマッチングさせるサービスです。
転職エージェントに面談を受けると、あなたの経験・スキル・希望でどんな会社に転職できるのかを教えてくれます。
ただ、転職エージェントはあなたが転職エージェントの紹介した会社に転職したら、転職先の会社から報酬が入るというビジネスモデルです。
初回訪問の時には、あなたが転職に興味を持つよう比較的いい求人を見せてくる担当者もいるでしょう。
まだ本気で転職活動を始める気は無く、とりあえず話を聞いてみたいということであれば求人件数が最も多いリクルートエージェントがオススメです。
最後に
営業は大変な時もありますが、いかにもビジネスマンらしく、仕事をしている!という充実感も与えてくれます。
もしこの充実感がなく、嫌な感情しか生まれないのであれば転職した方がいいのかもしれませんね。