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エアコンメーカーを辞めたい!エアコン業界から転職するために知っておくべく3つのこと

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監修・執筆 新井 誠|人材採用コンサルタント

新卒でブラック企業に入社し3年勤務したのちに転職。転職後は専門商社の人事部で15年勤め100名以上の採用に携わる。2017年に独立してからは人材採用コンサルタントとして200社以上の人材採用に関わる。
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日本国内でのシェアはほぼ日本メーカーが占めていますが、海外においては苦戦を強いられているエアコン業界。

私は日本のエアコンメーカー、海外のエアコンメーカーどちらともやりとりをした経験から思うのは、日本のメーカーは海外のメーカーには勝てないであろうということ。

両方の向上を見るとその合理性の違いに驚きます。

もちろん日本メーカーの工場の方が綺麗で従業員の教育も整っているのですが、海外メーカーの工場の場所や従業員の質や賃金の安さを考えると総合力は海外メーカーでしょう。

家電量販店にある一人暮らし用の小さな洗濯機のコーナーでは海外メーカーのシェアが増えてきました。

この傾向はエアコンでも加速していくでしょう。

日本のエアコンメーカーの将来に見切りをつけて海外メーカーや異業界に転職する人はあとを絶ちません。

最後まで読めばエアコンメーカーから転職するために今何をすべきかが分かります!

エアコン業界を辞めたい4つの理由

Japan as No.1と言われたのも遥か昔。

中国メーカーや韓国メーカーを中心に安い商品が、世界中に出回っています。

人口が爆発的に増えて巨大市場になることが目に見えているアジア。

アジアの人々の収入が一定水準を超えた時にエアコン・冷蔵庫・テレビを買いだします。

すでにテレビでは日本は敗北。

洗濯機も苦戦。

果たしてエアコンはどうなるんでしょうか。

そんなエアコン業界にいるあなたは、こんなことで悩んでいるんじゃないですか?

中国転勤になってしまうかもしれない

日本のエアコンメーカーの工場の多くは中国やタイにあります。

工場勤務の海外転勤の辛いところは都市部ではなく地方都市であること。

ただでさえ中国で嫌なのに、気晴らしもできない中国の地方都市に何年も勤務するのはなかなか過酷です。

また最初は3年と言われていたのに、後任者が見つからず気がつけば5年10年と中国に居続けるというパターンはどの会社でもよく見る光景です。

タイならいざ知らず中国に10年はなかなかきついものがあります。

もしあなたが中国に興味があるのであればいいですが、多くの人は興味が無いどころか嫌でしょう。

日本メーカーはコストダウンはこれ以上できない

日本のエアコンメーカーの品質基準はあまりに厳しすぎます。

品質を落とそうと色々工夫をして提案しても品質保証部が決して首を縦に振りません。

構造や部品や材料を変えて、品質問題が起これば品質保証部の人間の責任。

自分がいる間だけは品質問題を起こしたくない、それが品質保証部にいる人たちの本音です。

これはエアコンに限らず日本の電機メーカー全てが抱える悩みです。

他の家電を作っている電機メーカーも品質がネックになり、シェアの一番のボリュームゾーンは取れないでしょう。

グリー・エレクトリックの勢いが凄くて勝てる気がしない

エアコン業界にいると競合はもはや海外メーカー。

オールジャパンで戦っても出荷台数では世界シェアナンバーワンのグリー・エレクトリックには敵いません。

彼らは日本のエアコンメーカーに限らず、他の家電や車などの業界・会社から様々なノウハウを盗んでいます

また政府のお墨付きの企業でもあります。

エアコン業界に今後10年20年いて日本のエアコンメーカーがシェアを獲得しているイメージが全く出来ません。

残業が多くプライベートの時間がない

世界シェアを少しでもあげるために戦っているエアコンメーカーはどこも激務です。

家に仕事を持ち帰る人も多く、土日も仕事をしているのでしょう。

もし日本のエアコン業界がこのまま沈んでいくのであれば、みんな忙しいまま徐々にシェアが減っていき給料も減っていきます。

特別エアコン業界に思い入れがあるのであれば、残って戦ってもいいですが、思い入れがないのであれば激務でエアコン業界にい続ける意味はないかもしれません。

あなたの友人を見渡してみてください。

もっと悠々自適にたそしく仕事をしていませんか?

エアコン業界から転職するために知っておくべき4つのこと

エアコン業界から転職するのであれば以下の4つを知っておいてください。

日本の自動車は世界で戦える

さて日本のエアコン業界は海外メーカーに追いつくのは難しそうですが、日本には世界で戦える業界がまだまだあります。

その業界とは自動車。

自動車業界に転職してみてはいかがですか?

高い技術が必要なハイクオリティな車はまだ中国には作れません。

中国の自動車メーカーはありますが、品質が悪く、商用車がほとんどです。

中国の会社では、コストを抑えるために社用車は中国製、家族を乗せる車は日本製ということが少なくありません。

タイも国策で自動車メーカーを育てていますが、まだまだ日本・アメリカ・欧州のメーカーの足元にも及びません。

しばらく日本・アメリカ・欧州メーカーでの競争が続くでしょう。

また世界は電気自動車にシフトチェンジしてきていますが、日本の電池メーカーの品質もまだまだ世界トップレベルです。

日本のエアコン業界の知見は海外メーカーで活きる

日本のエアコンメーカーの知見を欲しがっている海外メーカーはたくさんあります。

製造・生産技術・購買・開発・品質保証、日本メーカーの個々の実力は世界トップです。

それが総合力になると世界で勝てないんですから不思議なものですね。

かつて日本のテレビメーカーから人材が韓国メーカーに流出したような流れが他の家電でも起こっています。

海外メーカーが数年であなたの知見を全て吸収した後は、また転職する必要があるでしょうが日本メーカーでは考えられないような報酬を得られる可能性は十分にあります

しかしそのポジションは早い者勝ち。

もしあなたが海外メーカーに高い年収で転職したいと考えているのであれば、転職活動は早く開始するに越したことはないでしょう。

直接海外メーカーのホームページから連絡をすれば、興味があれば相手がコンタクトしてくるでしょう。

どうせ働くんだったな年収がいい会社、というのも一つの生き方です。

転職活動を本格化する前にどんな条件の会社に転職できるか調べられる

転職活動を本格的に行う前にどんな条件の会社に転職できるのか知りたいですよね?

転職エージェントと面談をすればあらかじめ、あなたの年齢・経験・スキルでどんな会社に転職できるのかを知ることができます。

転職しても今よりも給料が減ったり、やりがいななかったりすると嫌ですよね?

転職活動の最初の最初にあなたの前に求人をずらっと並べて、興味が持てる求人があれば転職活動を本格化すれば良いのです。

転職エージェントにはあなたと同じような経歴・年齢・希望の人が集まっており、あなたのスペックであればどんな会社に転職できるのかが分かります。

また海外で仕事をしていて、海外が嫌になり日本での仕事に転職したいという場合でも転職エージェントは対応しています。

しかし海外に住んでいるので簡単に転職活動ができない。

そんな時はリクルートエージェントを利用してみましょう。

リクルートエージェントでは海外在住の人に対して電話での面談に対応しています。

おそらくお願いすればスカイプでも対応してくれるでしょう。

日本に帰る機会があれば実際にあなたの担当者に会いにいきましょう。

最後に

エアコンをはじめ日本の電機メーカーはどこも苦戦しています。

家電はもはやコモディティ化しており、中国でもどこでも作れるようになっています。

残された道はハイクオリティのものを開発し作り続けること。

日本の電機メーカーの商品は品質が上がり過ぎてしまいました。

品質が上がり過ぎて下げられなくなった電気メーカーは世界シェアを取ることはできません。

※『グラフで分かるdodaの特徴、求人の質、年収アップ、評判・口コミ』の記事ではメーカー系の転職に強いdodaについて詳しく解説しています。

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監修・執筆 新井 誠|人材採用コンサルタント
新卒でブラック企業に入社し3年勤務したのちに転職。転職後は専門商社の人事部で15年勤め100名以上の採用に携わる。2017年に独立してからは人材採用コンサルタントとして200社以上の人材採用に関わる。
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