監修・執筆 新井 誠|人材採用コンサルタント
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この記事では私がホワイト企業に転職した今だからこそ理解できたことを、ブラック企業に勤めていた20代半ばの私にアドバイスするつもりで書きました。
営業職だった私は、平日は夜遅くまで残業で休日は会議や資料作り、朝礼や会議では怒鳴り散らされ、上司は自分のことしか考えておらず、ただでさえ月給が少ない上にボーナスは数万円。
そんなことを思いながら私はダラダラと3年も勤めてしまいます。
今はなるべく「あのブラック企業での3年があったから今がある」と考えるようにはしていますが、本音を言うと、3年はちょっと長かったと思っています。
今の会社は決して楽ではありませんが、会社の人も取引先もいわゆるできる人、自分の成長も感じられ、休もうと思えばいつでも有給や代休が使え、頑張った分はボーナスとして反映されます。
もっと早くこの環境で働きたかった。
愛想が尽きている会社に勤めることはあなたにとっても会社にとってもいいことは無いということを認識しましょう。
なかなか転職に踏み切れないのであれば、この記事を最後まで読んでみてください。
運悪く新卒でブラック企業に入社してしまい会社に愛想は尽きているあなたが、今どう考えどう行動すれば明るい未来が見えてくるのかが分かります。
会社に愛想が尽きた状態で3年以上会社に居てもろくな経験もスキルも身につかない
会社に愛想が尽きている、という状態は会社に対して好感や信頼がなくなっている状態です。
入社前にイメージしていた社会人とは全く違い、仕事や会社の人を好きにはなれず、ただただ流れていく毎日。
そんな状態で会社にいくら長い間在籍していても、大した力が身につくはずもありません。
そりゃ多少の経験と知識は身につき、周りから見ていっぱしの社会人に見えるくらいにはなるでしょう。
でも、会社に愛想が尽きている状態で身につく程度はしれています。
最大値10のモチベーションが平均2と10と7の人では1年経った時に、どの人が成長しているかは一目瞭然です。
あなたの会社人生はまだ始まったばかりで、あと約40年も続きます。
モチベーションの低い状態で今の会社で何年、何十年も過ごしてしまうと社会人として力が付きません。
一方であなたの同年代の人の中にはモチベーション高く毎日の仕事をバリバリこなしている人がたくさんいます。
私はブラック企業にいた時に「よし明日から頑張ろう!」と何度思ったことか。
しかし愛想が尽きている会社で、もう何年もいないであろうと漠然と感じている会社で頑張ることはできません。
愛想が尽きている=いずれは退職するであろう会社で実績を積み上げたところで、会社を辞めれば全てリセットになる、という考えがどこかにある限り、苦労をしてでも仕事を頑張ろうという気持ちにはなれないのです。
もしかしたら次の会社を見据えて、愛想が尽きている会社でも全力で仕事ができる人もいるのかもしれませんが、私にはできませんでした。
その後、私はホワイト企業に転職し、頑張りが報われる環境になりました。
私にはどんな環境でも頑張れる力はありませんが、自分を頑張れる環境に変える力はあったようです。
愛想が尽きた会社に申し訳ないと思う必要はない
退職が頭を過る時にビジネスマナーや仕事を教えてくれた先輩や上司に対して、大なり小なり申し訳なさを感じることがあります。
しかし一番大切なのはあなたの人生ですし、基本的に仕事とはあなたと会社の契約です。
その先輩にも上司にも自分の人生があり、一生その会社にいるとは限りません。
お世話になった人に感謝の意を示せばそれで十分です。
また会社も新入社員に限らず社員は一定数辞めるものだと認識しています。
新卒の力では絶対に会社は変わらない
会社の悪いところや弱点が見えれば「なんとかこれを変えることはできないものか」と一度は思うものです。
小さなことであれば一新卒でも変えることはできますが、会社の経営に関わる大きな戦略や、古くからある慣習や社風を変えるには、会社のトップ、せめて取締役や上位の管理職になるしかありません。
会社のトップ、せめて取締役や上位の管理職になるためには長い年月をかけて業績を上げ社内外の人間関係を構築していかなければならないのです。
あなたが就職活動で探し当ててようやく入社できた会社ではありますが、そこまで時間と手間と情熱を捧げる価値がありますか?
その価値が見出せないのであれば、あなたはその会社で昇進することはないでしょう。
うちの会社のここがダメなんだ!なんて口で言っているだけでは何も変わらないどころか、出世も望めません。
しかし仕事が楽しければ、会社が好きであれば、望もうが望ままいが勝手に昇進していくでしょう。
仕事が楽しければ会社が好きということは仕事と会社に対して情熱があるということです。
会社の上層部も仕事と会社に情熱がある人に会社の重要ポストについて欲しいと考えます。
あなたもそんな環境で働きたくありませんか?
転職は失敗するかもしれないし成功するかもしれない
会社に愛想がついていながらも、いまいち転職に踏み切れないのは怖いから、つまりは転職に失敗するかもしれないからではないですか?
これから実行する転職が成功するか失敗するかなんて誰にも分かりません。
でも転職が成功する確率を上げること、転職が失敗する可能性を下げることはいくらでもできます。
と理屈では分かっていても、怖いものは怖いですし、めんどくさくもあります。
でも会社に愛想が尽きているのであれば、あなたが進む道は転職するか今の会社に残るかの二つに一つです。
もし今の会社に残るというのであれば何も言うことはありませんが、転職しようか悩んでいるからこの記事を探し当てて、ここまで読み進めているんですよね?
まだ始めてもいないことを悩んでも仕方ありません。
出来ることは成功の確率を上げて失敗の可能性を下げること。
そのために大事なポイントを2つお伝えします。
- いつまでに転職するのかを決める
- 情報を収拾する
いつまでに転職するか大体でも決めておかないと、いつまでも本格的に転職活動を始めなかったり、転職活動を始めても「本当にこの会社に転職していいのか」などと迷いが生じます。
まずは「何月何日までに新しい会社に入社する!」と決めてしまいましょう。
転職活動期間は早い人で1ヶ月、長い人だと半年以上かかります。
20代の転職だと一般的には2~3ヵ月といったところですので、3ヵ月を目安にすれば良いでしょう。
次に情報収拾です。
今の転職市場は良いのか悪いのか、自分が転職するとしたら年収や労働時間はどうなるのか、そもそも転職活動ってどうしたらいいのか、初めてで分からないことばかりだと思います。
その情報はリクルートエージェントなど転職エージェントが全て教えてくれます。
転職エージェントはすぐに転職する気がなくても相談に乗ってくれるので、登録した直後にすぐに転職する気は無く情報収拾が目的である、と伝えれば情報提供に徹してくれます。
いつまでも景気がいいとは限らない
この記事を書いているのは2019年9月19日ですが、今現在転職市場は売り手市場。
つまりは求職者1人に対して1件以上の求人があり、転職者有利の状態です。
景気はむちゃくちゃ良いというわけではありませんが、決して悪くはありません。
転職市場は景気に大きく左右されます。
私がて転職したのは2008年の春から夏にかけてでした。
5月中旬に転職活動を始めて7月中旬に今の会社に入社したのですが、その後9月にリーマンショックが発生。
100年に一度と呼ばれた経済危機が訪れたのです。
もし私が転職活動を始める時期をあと半年遅らせていたら、あの愛想が尽きた会社に長く勤めていたか、またロクでもない会社に転職していた可能性が高いと思っています。
私はとても運が良かったと思っていますが、今はまさに転職するのにとって良い時期です。
オリンピック、米中の貿易戦争、中東不安など大きな経済危機になりうる要因はいくらでもあります。
いよいよ切羽詰まって転職しなければいけなくなった時に世界的な経済危機が起こってしまっては転職どころでなくなります。
今は少なくとも転職する人にとって悪い時期ではありませんし、転職活動は在職しながらできるのですから、せめて情報収拾くらいは始めておきましょう。
好きな仕事、好きな会社での成長力はすごい
当たり前のことですが、ブラック企業に勤めていた人にとってはにわかには信じられない言葉かもしれませんね。
私は好きな仕事と分かって転職したわけではありませんでした。
転職した会社は、年収が人並みよりも良く、帰ろうと思えば定時で帰ることができて、有給や代休も取ろうと思えばいつでも取れる、という環境です。
上司や私と同じ時期に転職してきた同期や後輩たちはみんな仕事ができます。
仕事は決して楽ではないのですが、まさに切磋琢磨した環境で、私を含めて仕事を楽しんでいます。
そんな環境で仕事をしていると、自分の成長を実感することができます。
もし自分が間違った方向に進んでいると上司が適時修正をしてくれますし、誰かが成果をあげればその手法を社内で共有し会社の利益を最大化させます。
会社の利益が大きくなれば社員全員の基本給が上がり、ボーナスも跳ね上がります。
そんな好循環の中にいるとどんどん仕事が好きになります。
私の体感では前職で3年かけて成長した分は、転職後に半年で成長できたのではないかと思います。
しかも転職後の方がより楽しく成長できているのです。
まだこの感覚を味わったことがない人には是非味わってほしいと思っています。
最後に
学生は簡単に転校はできませんでしたが、社会人は学生に比べたら簡単に転職できます。
一番もったいないのは、やる気のない環境になんとなく長いし続けてしまうということ。
これはあなたにとっても会社にとって大きな損失です。
頑張るんだったら、絶対に楽しい環境、頑張りが報われる環境、未来につながる環境です。