監修・執筆 新井 誠|人材採用コンサルタント
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10月は毎年20代の離職者が続出し、その穴埋めで優良求人が出る時期。
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今の会社に一生勤め続けてもいいものか。
26歳にもなるともう仕事に慣れた時期もすぎて新人扱いもされませんが、まだ中堅でもない年齢です。
社会人として数年過ごした経験は立派なキャリアです。
私が転職したのは社会人歴3年が過ぎた頃。
今の会社に一生勤めるのは絶対に嫌だ、と思っていました。
でも未経験に転職するんだったら社会人歴1年とか2年じゃないといい転職はできないんじゃないか?
そもそも自分の経歴でいい転職ができるんだろうか?
いろんな葛藤の中転職活動を開始しました。
結果は見事ホワイト企業への転職に成功しました。
本記事では26歳が転職に成功するためにまず最初に知っておくべきことを3つにまとめてお伝えします!
①まだ実績よりもポテンシャル
26歳で未経験の業界や職種への転職となると何か特別な経験やスキルが必要なのではないかという不安に襲われます。
しかし26歳はまだまだ社会人としては駆け出し。
実績があるに越したことはありませんが、企業が26歳に求めているのはポテンシャル、すなわちどれだけ長いこと会社に利益で貢献してくれるのかということです。
今私は面接官として20代を面接する機会が多くあります。
まずあなたに伝えたいのは26歳というのは最初に見るポイントではないということです。
私が募集をかけるときには転職エージェントに来社してもらって採用したい人の人材像を伝えます。
募集要項には年齢制限を記載することは労働基準法で禁止されていますが、もし会社の未来を担う新人を雇いたい場合は採用側としては年齢制限をかけたくなります。
特定の部署の未来を担う若手の育成が必要不可欠なのであれば今回の採用は27歳以下がいい。
社会経験がある程度あるほうがいいので25歳〜29歳がいい。
と本音では思っています。
そして転職エージェントはその意図を汲み取ってくれ、履歴書が送られてきます。
その時点では全員フラットに評価します。
経験、能力、資格、面談した時の印象などでAという人とBという人が一緒の能力だと判断した場合に初めて年齢で判断します。
若い方が長期間にわたり会社に貢献してくれるので若い方が有利なのは言うまでもありません。
正直26歳に即戦力は求めていません。
どれだけ会社に貢献してくれるのか、すなわちポテンシャルと言うことです。
そのポテンシャルをどのように判断するのか。
これは履歴書や職務経歴書ではある程度しか分かりません。
誠実で謙虚で熱意のある人物。
これが私が26歳の求職者に求める条件です。
誠実で謙虚で熱意は面談して感じるものなので一概に「こうすれば伝わる!」と言う必勝パターンはありません。
しかし仕事に関するエピソードを語らせたときにその一端が見えます。
私が印象に残ったエピソードを一つお伝えします。
こちらが「前職での失敗談を聞かせてください」との問いにBさんは以下のようなエピソードを聞かせてくれました。
Bさんはとある商社で営業職をしていた人で、面接当時彼は26歳だったと記憶しています。
その内容はいつも納品しているのと違う商品が納品されており、使えない。
このままでは3日後には生産ラインが止まってしまうので早急にいつもの商品を納品してほしいと言うものでした。
しかしその電話があったのは金曜日の午後。
工場は土日の稼働しており、生産ラインが止まるのは翌月曜日で時間がありませんでした。
原因はそのメーカーが配送を間違えたことにあることはすぐにわかったのですが、メーカーに在庫がありません。
すぐさまメーカーの担当者と手分けして日本中にあるメーカーの顧客と私の会社の顧客の在庫を確認できる限り確認し、譲ってくれる顧客がいないか無理を承知で片っ端から電話でお願いをして回りました。
助けてくれたのは一部顧客で競合にもなっている私の会社の取引先の商社。
私がいつもやりとりしている担当者がその商品の担当でもあったのです。
いつ顧客の在庫切れに対応できるよう在庫を抱えていたのでした。
その商社もリスクを承知で商品を再少量譲ってくれることになりました。
しかしその商社が見つかったのは日曜日の夜。
送っていては間に合わないので月曜日の朝に倉庫に取りに行きその日の夕方に納品することができました。
その後配送ミスが無いようにメーカーが人的チェックを強化し、私の会社でも確認をするように対策を講じお客さんにはどうにか許してもらえました。
と言うものです。
顧客第一に考える姿勢と、実際に問題を解決した行動力、対策を講じて顧客に許してもらえた事後対策。
また普段から取引先と良好な関係を築けていたことが問題を解決できたのでしょう。
謙虚で誠実な姿勢がなければ商品を一部譲ってもらえませんし、熱意が無ければ期日までに商品を届けることはできなかったでしょう。
実際にこのようなトラブルは商社では数年に1回程度起こることがあるのですが、メーカーの落ち度であれば動かない商社マンは一定数います。
トラブル時にこそ顧客との信頼関係は築かれます。
このような本人にしか語れないエピソードを聞くと(同じ熱量で当社でも仕事をしてほしい!)と思います。
Bさんは業界が変わっても、持ち前の誠実さと謙虚さと熱意で壁を乗り越えてくれるでしょう。
採用の時には「エピソードで聞かせてもらったような仕事の熱量で頼むよ!」と言いましたが、本人は「同じ以上の熱量で仕事はしますが、二度とあんなトラブルは経験したくありません!」と答えてくれました。
②あなたの経歴で転職はできる
さて、ただ誠実と謙虚と熱意があるだけでは採用はされません。
基本的な能力が備わっていることが大前提です。
でも社会人経験数年で突出した能力を持っている人はごく稀です。
私の会社でも能力が突出した人を採用しているわけではありません。
求人を出している会社により求めている人物像は異なります。
IT企業のマーケティング部門であれば業界は違えどマーケティングの経験がありIT関係の専門学校卒業歴のある人に興味を持つでしょう。
機械メーカーの営業部門が営業部の未来を担う求人を出していれば、機械の知識があり営業経験がある人、営業経験はないけれども機械のメンテナンスで働いていた人などに興味を持つでしょう。
化学品メーカーであれば危険物取扱の資格があると重宝される場合があります。
あなたの経歴、スキル、資格を全て出して組み合わせればあなたを求めている企業が分かります。
そしてその組み合わせ方、あなたを求めている企業を知っているのが転職エージェントです。
③第二新卒特化型よりも総合型転職エージェントを利用する
企業が優秀な人材の募集をかけたいと思った時に転職エージェントを利用するのは一般的になっています。
採用側の私としては正直もっと安くならないかとは思いますが、費用対効果を考えると転職エージェントを使わざるを得ないのです。
優秀な人材は転職エージェントにいます。
ということは良い求人も転職エージェントに集まります。
たまに他社の優秀な人を引き抜いたり、社内の人脈で人が入ってくることがありますが、このケースはごく稀です。
人が欲しいタイミングでなかなか良い人が見当たらないので、転職エージェントを利用せざるを得ないのです。
26歳の新人が欲しいと思った時に企業は総合型転職エージェントを利用します。
25歳以下であれば第二新卒特化型の転職エージェントを利用しますが、第二新卒特化型の転職エージェントにいる求職者の中には第二新卒と入ってもほぼ社会人歴がない人もいるので、ビジネスマナーを身につけていることが大前提の20代後半を雇う場合は総合型転職エージェントを利用します。
採用側は何社も転職エージェントを利用すると面倒なので競合させる意味でもまずは2社に声をかけます。
それでも良い人が集まらなければもう1社、という感じで増やしていきます。
求職者も会社の立場に立てばどの転職エージェントを利用すべきかが見えてきます。
まだ転職エージェントに登録をしていない求職者であればまずは求人件数が最も多いリクルートエージェントに登録するべきでしょう。
最後に
転職はなかなか大変ですよね。
でも採用する方もなかなか大変なんです。
採用担当者は「採用したのにすぐ辞められたらどうしよう」と思っています。
長く勤める意思を示すのも大切なことですね。
お互いにとってミスマッチのない良い転職を実現しましょう!