監修・執筆 新井 誠|人材採用コンサルタント
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ハローワークは公的機関だから安心!!
なんてことはありません。
実際にハローワーク経由で転職すると
など募集要項や面接内容とは大きく異なる労働条件の求人が実際にあります。
私は兵庫県西宮市のハローワークで実際に求人を検索したことがありますが、パソコン画面で求人を見てもプリントアウトしてもブラック企業かどうかなんて判断できません。
相談員に聞いても「正直分かりません。」
私はブラック企業から転職したいと思っているのにこれではちょっと頼りないですよね。
私は結局民間の転職エージェントを利用してホワイト企業に転職することができました。
ハローワークを利用する転職活動では、どのようにしたらブラック企業を避けることができるのか3つのポイントに分けてお伝えします。
https://suitablejob.info/blog/2019/03/24/change-jobs-now-ranking/
ハローワークを利用する不安はこんなこと
ハローワークを利用する上で不安は尽きません。
私も転職の際に訪れたことがあるのですが、どんな不安を感じたのか皆さんにシェアさせていただきます。
ハローワークって雰囲気が暗い
ハローワークに行ったことがある人しか分からないことですが、ハローワークは雰囲気が暗いです。
私は関西で3箇所ほど行ったことがありますが、西宮市のハローワークはダントツで雰囲気が暗かったです。
三ノ宮や梅田など都市部の真ん中にあるハローワークは西宮に比べるとまだ明るかったです。
しかしどこも基本的には暗い雰囲気です。
その理由は利用者の表情が暗いからです。
ハローワークには様々な事情で職を失った人が集まっています。
私は失業した状態でもそれほど暗い気持ちにはなりませんでしたが、人によっては悲惨な状況の人もいるのでしょう。
ハローワークは職を失って、暗い気持ちの人が集まる場所でもあるのです。
あまり長居はしたくない場所です。
暗い気持ちで求職をしていると、良い求人を見分けることはできません。
求人を出している企業も暗い人を雇いたいとは思いませんからね。
暗い人でも雇っていいと思う企業は人を使い捨てるブラック企業。
それだけは避けましょう。
明るい気持ちで転職活動を行うように心がけましょう。
求人票を見てもブラック企業かどうか分からない
求人票はどれも同じフォーマットの中に文字が並んでいるだけです。
なかなかこれだけの情報でブラック企業を見分けるのは難しいものです。
求人票からブラック企業を見分けることは後述しますが、それでも100%ブラック企業を見分けることはできません。
ハローワークはネットからも求人の検索ができますが、もしあなたが失業保険を受け取るのであればハローワークに一定期間内に訪問し、ハローワークのパソコンで求人を検索しなければなりません。
前章のことと重複しますが、パソコン前に失業者がずらっと並んでいる光景はちょっと異様です。
相談員って頼りになるのか分からない
ハローワークの相談員に相談する際は、番号札をもらって開いたブースに行き相談に乗ってもらいます。
原則は前回対応してもらった相談員が出てきてくれるわけではなく、その時に開いている相談員が対応してくれます。
ハローワークからすると効率はいいかもしれませんが、求職者は毎回同じ話を最初にしなければいけませんね。
また私が相談員に相談に乗ってもらった時は、あまり転職市場のことをご存じないような印象を受けました。
求人票を渡して相談しても、求人票に書いてあることに私見を述べるくらいで、正直(それは分かっている。)と思いました。
私の対応をした相談員さんがちょっと特殊だったのかもしれませんが、後日民間の転職エージェントの担当者のカウンセリングを受けた時に、比べ物にならない丁寧な対応を受けました。
公務員と民間企業では働いている人ではどうしても意識の違いが出てきます。
ハローワークで転職を成功させるための3つの方法
では何を意識してハローワークを利用すればブラック企業を避けることができるのでしょうか。
3つのポイントのまとめました。
ハローワークにはブラック企業の求人があることを前提として利用する
企業は無料でハローワークに求人を出すことができます。
これこそがハローワークにブラック企業の求人が集まる理由です。
ブラック企業には様々なタイプがありますが、中でも末端社員を使い捨てにするタイプのブラック企業の求人がハローワークに存在します。
末端社員を使い捨てにする企業は人材募集にコストをかけません。
企業がハローワークに求人を出すには以下の手順を踏みます。
- ハローワークに訪問
- 「事業所登録シート」を提出し、事業所を登録
- 「求人申込書」を提出し求人を出す
この手順を踏めばどんな企業でも無料で求人を出すことができます。
ハローワークを利用する以上ブラック企業の求人が紛れている可能性は否定できません。
そのことを認識しながら利用しましょう。
ブラック企業の傾向を知る
ブラック企業の求人票でまず注意すべき部分は「年齢・性別・経験不問」です。
裏を返せば誰でもできる仕事ということ。
仮に長く働けたとしても昇給は見込めず、ステップアップの転職につながるようなスキルも身に付く可能性は低いでしょう。
「やりがい、おもしろい、あたらしい、働きやすい、明るい」など抽象的な表現が多いと具体的に訴求できる内容がないのかもしれません。
しかし求人票では十分に見抜けない場合がありますので、面接に行く際にはあなたが企業を面接する気持ちも持っておきましょう。
面接の内容が雑談に終始している、その場で内定が出る会社は要注意です。
また前職がブラック企業である場合は、面接を受けているときに前職と同じような雰囲気でないか自分の直感を信じましょう。
企業が面接を行う部屋はお客さんを迎えるための社内で一番綺麗な部屋であることが多いので、面接が終われば社内を見せてもらうことをお勧めします。
- 整理整頓ができているか
- 社員は虚ろな表情をしていないか
- 怒号が聞こえないか
などに注意をしましょう。
また夜になっても事務所に明かりがついていて人がいる気配があれば長時間労働している会社の可能性があります。
転職サイト・転職エージェントを同時に利用する
転職エージェントとは求職者と求人を出している企業をマッチングさせるサービスを提供しています。
企業が民間の転職サイト・エージェントを利用する場合にはコストがかかります。
人を使い捨てにするタイプのブラック企業が求人を出すのであれば、無料で求人を出せるハローワークを迷わず選ぶでしょう。
民間の転職サイトを利用することである程度ブラック企業を排除することができます。
民間の転職サイトは企業が利用する場合はコストがかかりますが、求職者が利用する場合は無料です。
また特に大手の転職エージェントは都市部の中心地にあるオフィスビルに事務所を構えており、ハローワークに比べて大変綺麗です。
転職活動を行う上で気持ちも前向きになるのでオススメです。
しかし求人数はハローワークの方が多く、全国各地に拠点もあるので、多くの求人にアクセスしたい人や地方に住んでいる人であればハローワークをメインで使うもの一つの選択です。
転職エージェントを利用する際には最初に事務所に訪問してカウンセリングを受ける必要がありますが、遠方でどうしても訪問できない場合は電話でのカウンセリングが可能な転職エージェントもあります。
転職エージェントの中で最も大手なのがリクルートエージェント。
転職エージェントは17000以上のサービスがあるので、どれに登録したらいいかわからないという人はまずはリクルートエージェント に登録をしてみたら良いと思います。
まとめ
ハローワークと転職サイト両方を利用した私の結論は、転職サイトのみの利用でいいということです。
民間の転職サイトは有料なので人材確保にコストをかける優良企業が集まる傾向があります。
ブラック企業とは定義が人によって異なりますので、100%排除することはできませんが、低減することはできます。