監修・執筆 新井 誠|人材採用コンサルタント
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地方都市で既に自分の会社がブラック企業だと自覚しておりいずれは辞めるんだろうなと毎日思っていたある日のこと、東京本社への辞令が出ました。
ブラック企業に就職して2年。
今辞めるのか、東京に転勤するのか迷いました。
私が出した結論は東京に行くこと。
東京での仕事は何か違うかもしれない。わずかな希望を持っての決断でした。
しかしそれは1年に及ぶうつ病手前の日々の前触れだったのです。
東京で精神を病みながら退職までに至るまでに私が考えたこと、また転職してからこのことを考えていればもっと早くに転職を決断できたのではないかと思うことを5つにまとめてお伝えします!
①辞めたい理由は何か
会社を辞めたい理由を明確に言語化してください。
もしこれが本当の辞めたい理由でなかったり、建前を本当の理由と自分で言い聞かせたり他人に言いくるめられたりすると辞めてから後悔することとなります。
素直に◯◯が嫌だから、という理由を言語化してください。
本当に嫌で続けることができないこと、物理的に不可能なことに直面した時は乗り越えることも成長に繋がりますが、避けてもいいのです。
これは逃げじゃないかと思いカッコつけた退職理由を作らないでください。
私が退職した理由は給料と労働時間です。
私の給料の手取りは18万をボーナスも10万を超えることはなく年収は300万を大きく下回っていました。
労働時間は毎日朝8時半からエンドレス。
日が出ているうちは営業に出ていないと怒鳴り散らされるので会社にはいられません。
日が沈んでから会社に戻り社内業務です。
また会議や資料作成は休日なのも当たり前。
この毎日を続けることはできないと退職への意思を強めていきました。
②改善でどうにかならないか
あなたが言語化した退職理由は今の会社ではどうにかなりませんか?
実は会社にいたままでどうにかなった、では辞めてから後悔します。
給与が安いと思っていたのであれば給与交渉、労働時間が長すぎるのであれば交渉により短縮してくれる職場もあるかもしれません。
仕事内容や上司が合わないのであれば部署の変更ができるかもしれません。
まずは言ってみないと分かりません。それでも変わらないことが分かり、それを受け入れることができないのであればば辞めるべきです。
もしもう会社の全てに愛想が尽き100%辞める気なのであれば、給与や労働時間などを理由にすると待遇を改善するから残ってくれないか、ということになりかねません。
その場合はその会社ではどうしても実現不可能な退職理由にしましょう。
例えば以下のような理由です。
- 実家の家業を継ぐことになった
- 今の会社ではできない仕事にどうしてもチャレンジしてみたくなり、もうすでに次も決まっている
私の場合、会社の業績が当時のままだと十年経っても年収は100万円も上がるかどうかという現実が確認できました。
会社に長くいる営業職の人は皆売上確保のため売り逃げのような形でアフターフォローを全くしません。
私にとってこの会社に長くいることは低い年収をもらい続けるか、心を鬼にして悪徳セールスマンになるかどちらかを選ぶということでした。
私にはどちらも選ぶことはできなかったし、第三の道を見つける能力も気力もなく退職を選ぶことにしました。
③自分の会社を客観的比較対象と比べたか
あなたが自分の会社をいかに酷い会社だと思っていても、世間一般的に見るとそうでもないかもしれません。
パワハラなどは比較が難しいですが、年収や労働時間であれば業界、年齢、性別ごとに厚生労働省が毎年調査してその情報をホームページで公開しています。
その情報であなたが世間一般的に待遇の良い会社で働いているのかそうでないのかがすぐに分かります。
当時20代男性の平均年収は300万円後半でした。
一方私は300万円に遠く届かない年収。
これだけの労働時間で300万円に満たない年収を長く続けることはできません。
会社からは業績を出せばインセンティブ制度により良い収入を得られると言われ続けていましたが、実際に私の身の回りでそれだけの年収をもらっている人は見当たりませんでした。
よほど非人道的な売り方をしなければ平均年収以上をもらうことはできなかったと思います。
④第3者に相談したか
他人の意見に惑わされすぎるのも良くありませんが、何もかも一人で決めてしまうのも危険です。
あなたの大学の同級生であれば似たような経歴で今社会人をやっていますので、比較対象にもなるでしょう。
話を聞ける人数はしれているのであなたの周りの現実を世間一般と決めつけるのは危険ですので、先述の厚生労働省の公開している情報も参考にしながら自分の会社と比べましょう。
私は大学の同級生と半年に一回くらいのペースで横浜に集まり飲んでいました。みんな新社会人。
それぞれの会社の社風や仕事ぶりの話で盛り上がります。
その中で唯一私が盛り上がれなかったというか引いてしまった話題がありました。
それはボーナスの話。みんなボーナス時期に「うちの会社は1」「うちは2」と言います。
それがお金の単位ではなく給料何ヶ月分のボーナスが出たかということに気付いた時に衝撃を受けました。
私は3、、、万円だったのです。
これを気に平均年収や労働時間などを調べるようになり自分の会社の異常さを客観的にも認識できるようになりました。
⑤転職活動は在職しながら行う
一般的に転職活動は3ヶ月から半年の期間を要します。
それでも在職しながら転職活動ができない状況の人はいると思います。
それであれば半年分以上の生活費を貯めておく必要があります。
給与が安くて貯金もできない場合は、実家に戻る、携帯電話を格安SIMに変更するなど固定費を下げる努力をしましょう。
転職活動は在職しながら行う、と書いておきながら私は次を決めずに辞めてしまいました。転職活動を行う時間と気力がなかったのです。
でも今思えば本当に危ない橋を渡ったものだと思います。
私が会社を辞めたのは2008年。そう100年に1度の大恐慌リーマンショックの年です。
私が次の会社に入社してから数ヶ月後にリーマンショックの波がやってきました。
もう数ヶ月転職活動が遅れていたら私はろくな会社に就職していなかったでしょう。
景気はいつ悪くなるか想像もつきません。
辞めてから探せばいいや!というのはあまりに向こう見ず。
私はただ運が良かっただけだったと今でも思います。
最後に
会社に居続けて心身を壊すくらいなら辞めてしまいましょう。
でもそんな状態でも何かしらできることはあるはずです。
スマホで厚生労働省の情報を見たり、求人情報を確認するだけでもあなたの市場価値は何と無く見えてきます。
さらに転職エージェントの力を借りればあなたの市場価値は明確に分かります。
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