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工場を辞めたい!ずっと同じ作業の工場から転職する時に考えるべき3つのこと

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監修・執筆 新井 誠|人材採用コンサルタント

新卒でブラック企業に入社し3年勤務したのちに転職。転職後は専門商社の人事部で15年勤め100名以上の採用に携わる。2017年に独立してからは人材採用コンサルタントとして200社以上の人材採用に関わる。

私は20代の頃に凸版工場の夜勤で働いたことがあります。

昼間に同じ仕事をするよりもお給料が割高でお弁当付きと当時の縦しにとっては金銭的に最高の条件だったので一定期間働いていました。

でも夕方起きて20時くらいに工場に行って明け方まで仕事なんで生活が逆転。

その後私は就職し営業をしています。

就職後はお客さんの工場に訪問し、作業員として働く方と触れ合う機会が多くよく話を聞かせてもらいました。

特に若い作業員の方は、将来のことを考えると今の職場には長いこといるべきではないけれどもついつい目の前に仕事があるから期間延長してしまう、というサイクルにあるようです。

なんだか昔の自分を思い出しました。

その若い方は取引先に勤める方なので「転職したほうがいいよ!」という訳にもいかず、その時の私の思いをこの記事に込めたいと思います。

最後まで読むと工場から転職する際に知っておくべきこと、どうすればより良い転職ができるのかが分かります!

工場で働いている人の7つの悩み

工場といっても様々ですが、共通しているのは地道にコツコツと仕事を続けていくということです。

黙々と作業を繰り返しながらもいろんな悩みが出てくるものです。

ずっと同じ作業

工場はとにかく同じ作業を一定のスピードでこなさなければいけません。

遅すぎるのはもちろん早すぎるのもいけません。

時には何を作っているのかよく分からないこともあります。

何を作っているのか分かったところで何になるんだという気分にもなります。

同じ作業をひたすら続けていく。

一生この単純作業が続くのかと思うと、たまに恐ろしくなることがあります。

工場特有の環境で体調を崩すことがある

工場には液体を使う工程や、洗浄などの工程でシンナーや樹脂などを使うことがあります。

そのエリアは廃棄ダクトと呼ばれる工業用の換気扇のようなものがついてはいますが、シンナーは常に蒸発しており全てを吸い出せるわけではなくものすごい臭いがします。

その液体を使う工程で作業している強者は、白い作業着にガスマスクとバイオハザードでも起きた場所に行くのかというくらい重装備で作業しています。

人によっては異臭がするエリアに近寄るだけで悪酔いしたような気分になったり、気分が悪くなったり、吐き気がします。

多分臭いがしないエリアでもシンナーなどは空気に少しは混ざっていてマスクをしていない作業者が吸い込んでいます。

危険な作業がある

工場は空気も危険ですが、物理的に機械や扉など危険な場所もあり工具自体も使い方を間違えれば怪我をします。

機械を扱う作業者は専用の研修を受けており、何かあれば緊急停止ボタンを押すように教えられています。

今の工場の機械は大きなものでも小さなものでもいたるところに緊急停止ボタンが付いていますが、昔の機械は緊急停止ボタンが付いていなかったそうです。

多分昔に事故があって少しずつ改善された結果なんでしょう。

昔の工場の作業員はもっと危険と隣り合わせだったと思いますが、今でも十分に危険です。

不景気になったら確実に給料が減る

景気がいいと24時間体制の工場は24時間3交代制で稼働しますが、景気が悪いと18時間2交代制以下に減少します。

さらに景気が悪くなると工場の稼働日が少なくなります。

仕事がしたくても工場が休みであれば作業員には仕事がありません。

工場作業員は景気が直結する仕事なのです。

体を壊すと給料が途絶える

景気が良くて仕事があっても体を壊してしまえば仕事そのものができません。

少々の風邪くらいであれば他人に移らない配慮をして仕事をしますが、1週間も仕事ができなければお給料は激減します。

工場での経験とスキルで転職できるか不安

工場で身につくスキルは少ないものです。

日本のものづくりは最先端だったのはもはや昔になりますが、まだカイゼンと安全意識は世界トップレベルです。

カイゼンとは工場の生産現場の作業効率や安全性の確保を見直す活動のこと。

毎朝カイゼンカイゼンと言われたり、安全第一を聞かされたりで作業員からするとちょっと鬱陶しかったりしますが、このカイゼンと安全意識はあなたの財産です。

でも一定の作業を一定時間にこなす作業は正直誰にでもできるので、転職の際の強みとは言いづらいですね。

工場で働く年配者のようになりたくない

若者から中高年と工場の作業員には様々な年齢の方がいます。

工場に限らず職場の先輩はあなたの一番近い未来です。

あと5年その工場で働くとあなたはあなたの5年先輩と同じような姿になります。

あなたはどんな未来を迎えたいですか?

工場から転職する時に考えるべき3つのこと

悩みをいろいろ考えていると恐ろしいですよね。

このまま工場に勤め続けていると状況は悪くなる可能性が極めて高くなります。

転職活動ってめんどくさいし、明日からでいいや、って思いがちです。

でも転職したいんですよね?

では今すぐ転職活動を本格的に始めなくてもいいので、ここに書いてある3つのことを知っておいてください。

工場の単純作業だけでは給料はほぼ上がらない

工場で作業員は長い目で見て給料が大きく上がることはありません。

職場が一緒の製造工程を作る生産技術部や製造を管理する製造部の人の中には、良いお給料をもらっている人もいますが、彼らは作業員から昇格したわけではありません。

工場の作業員と管理する人の間には明確な壁があります。

工場で身につく経験やスキルは限定的です。

工場求人の中で一番お給料が高い部類は月に35万円〜40万円で、勤務地が地方である場合が多くなります。

将来これ以上のお給料を安全な職場で安定的に得たい場合は、今は多少お給料が低くとも営業経験なり経理経験なりプログラミングスキルなどを身につける必要があります

これらはやったことがなければちょっと敷居が高く感じるものですが、やり始めたら意外とできたりするものです。

単純作業の仕事は外国人に奪われる

工場の仕事は単純作業。

とはいえ日本人の作業員は丁寧で正確なので出来上がった製品の品質が良くMADE IN JAPANを支える要因となっています。

他の国の工場の多くでは作業員がお互いの給料を見せ合って「なんで俺の方が給料が低いんだ!」と工場長に詰め寄ったり、商品を盗んで横流しをしたりと、作業が丁寧とかそういう次元ではありません。

しかし日本企業を始め外国企業が数十年にわたり工場を運営している地域、日本の中でも外国人労働者を受け入れている工場では日本人と同レベルの仕事をこなす外国人が存在します。

日本では外国人が就労できる業種が増えてきており、政府も後押ししています。

外国人労働者の多くは日本人よりも安い賃金で長時間働くので、日本人作業者の仕事は奪われていきます

転職する前にどんな条件の会社に転職できるか知ることができる

しかしいざ転職といっても何をしたらいいかよく分からないですよね?

でも転職活動って出だしはそんなに難しいものではないんです。

どちらかというと出だしは簡単で、終盤になる程忙しくなってくるという感じです。

出だしはまず転職エージェントに登録をして面談して求人を紹介してもらいます。

興味を持った求人があれば書類を送ったり、面接に行ったり、退職したりと忙しくなるのです。

求人を紹介してもらうまではすごく簡単ですよね?

しかも転職エージェントはあなたと同じような経験・スキル・年齢の人を何人も転職させてきているので、あなたであればどんな会社に転職できるのか正確に把握しています。

転職活動を本格的に始める前に転職エージェントに相談をすることで、あなたがどんな条件の会社に転職できそうなのかだいたい分かるのです。

求人を見て(これなら今の職場の方がいいや)と思えば転職すること自体をやめてしまえばいいですし、転職エージェントにいい求人が出たら連絡をもらえるように言っておいて中長期で転職活動を行ってもいいのです。

まずは転職エージェントで面談までやってみてはいかがでしょうか?

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監修・執筆 新井 誠|人材採用コンサルタント
新卒でブラック企業に入社し3年勤務したのちに転職。転職後は専門商社の人事部で15年勤め100名以上の採用に携わる。2017年に独立してからは人材採用コンサルタントとして200社以上の人材採用に関わる。
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