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ブラック企業は必要悪なのか?搾取されないために知っておきたい3つのこと

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監修・執筆 新井 誠|人材採用コンサルタント

新卒でブラック企業に入社し3年勤務したのちに転職。転職後は専門商社の人事部で15年勤め100名以上の採用に携わる。2017年に独立してからは人材採用コンサルタントとして200社以上の人材採用に関わる。
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私がブラック企業に勤務していた頃は土地や建物のオーナーに事業提案をする営業職をしていました。

平日は朝から晩までお客さん回りで、行くところがなくなるとひたすら飛び込み営業です。

会議や資料作りは平日の夜遅くか土日祝。

しかし年収は当時の20代の平均年収に遠く及ばないものでした。

(バイトの方が手元にお金は残るんじゃないだろうか?スーツ着て社会人みたいなことやってるけどなんか騙されている気分だ)

そんな気持ちが入社半年後くらいに芽生えてきました。

同時に(今はまだ勉強の時期だからしょうがない)という気持ちもあり、実際に入社半年程度ではその通りだったと思います。

しかし社内を見渡してみると「やっぱり騙されている」と思うようになってきます。

先輩社員たちは気づいているのかいないのか安い給与で一日中外に出て営業回りでそれ以外の時間に会議や資料作り。

実際に外に出ているときにどこまで仕事をしているのかは分かりませんが・・・。

元気な人も洗脳されているかカラ元気のように見えます。

上司もなんか偉そうなこと言ってるけどこの人たちはよく働くバイトにも及ばない年収で休みもほとんどない状況で一生働いて行くんだ。

このままこの会社にいるとこの人たちのようになってしまう。

こうはなりたくない。

自分が損をしていて何が営業だ!

これが会社をやめ大きな理由でした。

でもやめた今でも疑問が残ります。

私や先輩社員が働いて出た利益はどこに行ったのでしょうか?

典型的なオーナー会社だったのでおそらくは会社の上層部に行ったのでしょう。

その会社を選んだのは自分。

しかし学生時代に就職活動をしていた頃の私にそれを見抜く力も見抜く気もありませんでした。

しかし世の中には従業員が頑張った分だけ還元してくれる会社が存在します。

勿体無いと思いませんか?

あなたよりも労働時間が短くてあなたよりも稼いでいる人はいくらでもいます。

中には(俺の方がはるかに優秀なのに…)と思うようなケースもあります。

つまりあなたは仕事はできるけど、正当な報酬をもらえていない。

本来もらえるはずの利益が会社に搾取され安く働かされているのです。

ブラック企業での末端社員はいつでも入れ替えられる使い捨て要員です。

使えるだけ使って使えなくなったら新しいのと入れ替えればいい。

その中でたまにブラック企業に染まって残る奴がいるから必要に応じて出世させる。

その出世の影には何人の犠牲があるか分かりません。

その犠牲にならないために以下のことを知っておいてください。

本記事ではあなたが不当に搾取されないために知っておくべき3つのことについてお伝えします。

①あなたは需要のある人材であることを知る

末端社員を使い捨て要員と思っているブラック企業では採用のハードルが低くなります。

募集要項に、年齢性別経験不問、なんて書いてある場合は要注意ですね。

いくらでも変えの効く仕事ということですから。

ブラック企業に入社したところで幸せかどうかは別問題ですが、就職してしまえばとりあえず収入が入ってくることは事実です。

中には給与の支払いもまともになされない企業もあるかもしれませんが、そこまで行くとブラックとかいう問題ではなく犯罪です。

お金が切羽詰まっている人、就職がなかなか決まらない人にとってはブラック企業であろうとなんであろうとありがたいと思うでしょう。

しかし問題はあなたがそんな会社に入社してしまったということ。

あなたはそこまで就職口がない人間でもないし、極限まで切羽詰まってもいないですよね?

あなたは大学を出て、年齢も若く、仕事への意欲もあります。

その時点であなたには転職市場で需要があるということを知ってください。

②搾取される人間、搾取する人間になってはいけない

ブラック企業は従業員の幸福を考えていません。

すなわちブラック企業は利益は会社に残し従業員には必要最低限の賃金を支払っています。

どんな状況でも頑張れば道は拓ける。

確かに頑張って無駄なことはありません。

しかしどうせ頑張るなら頑張った分だけ目に見える形で報酬がもらえる方が良いですよね?

今は目に見える形で報酬が無くても経験は自分の血肉となっているので今はこれでいい!と言う考え方もありますが、あからさまに報酬が少ないのは考えものです。

私はブラック企業時代に社内でもトップクラスの営業成績を出した時期がありました。

給与がインセンティブ制だったのでその時期の給与はそれまでの給与と比べると良いものでしたが、年収で考えると同年代のインセンティブ制ではない人の方がはるかに給与が良かったのです。

計算すると頑張ってその営業成績を出し続けて初めて同世代の年収と同レベルになる程度。

この頑張りはその後ホワイト企業で活きることになるのですが、この時期に私の頑張りで生み出された利益はほぼブラック企業に吸い取られたと考えています。

そもそも日本の会社は年功序列で若い人が頑張って出した利益はその会社に長くいる人に行くようになっています。

このシステムはあなたが高齢になったときに機能していればあなたもこのシステムの恩恵を受けることができます。

会社とはそもそも入社間もない頃、特に若い頃は収入が少ないものですが、極端に少なかったり将来に渡って給与が上がる可能性が低ければ転職を検討すべきでしょう。

でもあなたの給与が寝にを持って低いか判断するのは難しいですよね?

あなたの給与の妥当性を持つために比較対象を持ちましょう。

業界、企業規模、性別、雇用形態などによって賃金は異なりますが、国はそれらの調査を行っています。

このデータを見ることで自分の給与が妥当なものなのかを判断することができます。

賃金構造基本統計調査

厚生労働省は他にも様々なデータを公開しており、そのほとんどを厚生労働省のホームページで確認することができます。

日本で最も信頼に足るデータは国が出しているデータであり、無料で確認することができるのですからこれをフル活用しましょう。

転職エージェントが出しているデータも見やすくわかりやすくて良いのですが、転職エージェントの目的は転職者を募ることです。

どうしても自社の利益を求めてしまいますので、まずは国が出しているデータを確認することをお勧めします。

ブラック企業ではとにかくおかしな理屈や考え方がまかり通ります。

持論、精神論が飛び交い強制・洗脳されます。

これにあなたが洗脳されてしまうと今後はあなたが洗脳する側に回ることになります。

以下は私がブラック企業にいた頃に言われたことの一例です。

  • 昔は会社に寝泊まりして仕事をしていたものだ
  • 既に売った顧客のフォローよりも会社の存続が大事だから顧客フォローよりも新規顧客の開拓だ
  • 今月ちょっと数字が悪いから来月販売予定のあれ、今月売れたことにしよう
  • 気合いと根性で売ってこい
  • 今までもそうだった

あなたも入社間もない頃はおかしいと感じたはずです。

でもいつの間にか当たり前になっていませんか?

おかしいと思うことをおかしいと思える状態を保つことは極めて難しいものです。

人間慣れてくると疑問すら持たなくなります。

疑問すら持たなくなってしまったらもうブラック企業に染まっているのかもしれません。

ブラック企業に染まり搾取する人間にもなりたくないものです。

搾取されるくらいなら搾取してやれ!

そんなウシジマくんみたいな考え方もあるにはあるでしょうが、まだあなたには転職によりWIN-WINという働き方の選択肢が残されています。

こっちの方が良くないですか?

おかしいことをおかしいと思えるうちに転職をしないと転職すらできなくなるかもしれません。

おかしな理屈や考え方で長時間労働や安い年収を強いられているのであればそれは搾取です。

あなたの労働の結果、価値を創出しているはずです。

その価値は会社にも還元されるべきですが、生み出したあなたにも還元されるべきです。

③経験やスキルがないと思っていても転職はできる

ブラック企業に勤めていると「大した経験がないのでもう少し経験を積んでから・・・」「大した資格もないのでもう少し時間があるときに資格を取ってから・・・」といまいち転職活動を開始できないでいる人がいます。

というかこれはブラック企業に勤めていた頃の私なのですが・・・。

しかし身の回りで転職を経験した人は皆一様に不安を抱えています。

しかし転職市場では優秀だから内定が出る、というわけではありません。

あなただから内定が出るのです。

求人を出している企業は自社のニーズにあった人材を探しています。

もちろん優秀であることは望ましいことです。

しかし求人を出している企業にとって一番重要なのは自社のニーズに合っている人材に内定を出す事です。

あなたが大した経験やスキルがないと思っているのは思い込みです。

あなたにしかない強みは必ずあり、そのためには自己分析が欠かせません。

仕事における自分をバラバラにするのです。

※自己分析に関する記事はこちら

そして次に企業分析により企業が求めている人材を予想します。

※企業分析に関する記事はこちら

この企業が求めている人材像を想像するのが一番難しく重要な作業です。

ここが間違っていればどれだけ完璧な自己PRをしたと思っても内定が出ることはありません。

企業が求めている人材像を想像するためには募集要項や企業のホームページで確認できる企業理念や沿革、面接の場でのやりとりなどを材料にします。

転職エージェントを利用しているのであれば会社の求める人材像は容易に想像することができます。

転職エージェントに登録するとあなたの担当者となるキャリアアドバイザーから連絡がきますが、このキャリアアドバイザーは日々企業の採用担当者とやりとりをしており、その企業がどのような人材を求めているのかを把握しています。

またキャリアアドバイザーは自己分析においても力になってくれます。

あなたが強みとは思ってもいなかった経験やスキルが実はあなたの業界以外では非常に重要視されるもので合った、なんてことは日常茶飯事。

転職の際は転職のプロの力を借りるのが一番です。

最後に

ブラック企業に残るのであればいつかは甘い汁が吸える時が来るかもしれません。

でもそのためには使い捨てにされる人を見続けることを覚悟しなければなりません。

使い捨てにされる人を見るのは辛いものです。

あいつは根性なしだ、と言い切れるのであればいいのですが明らかに会社に問題があり肉体なり精神なりを病んで辞めていく。

その原因の一部に自分が関わっている可能性が大きいのです。

また病まないまでも、あなたが長年いる会社を否定するかのように会社を去っていく人もいます。

このような状況に耐え続けるか自分もブラック化して何も感じなくなるようにならないと長くブラック企業には勤められません。

またブラック会社で長く勤める中で成績も出さなければなりません。

あなたはどんな人生を送りたいですか?

勇気を出して転職活動を始めた人にだけチャンスが訪れます。

未来に希望を持って気持ちよく仕事をやっていいる未来はあなた次第で2ヶ月先に訪れるかもしれません。

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監修・執筆 新井 誠|人材採用コンサルタント
新卒でブラック企業に入社し3年勤務したのちに転職。転職後は専門商社の人事部で15年勤め100名以上の採用に携わる。2017年に独立してからは人材採用コンサルタントとして200社以上の人材採用に関わる。
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