監修・執筆 新井 誠|人材採用コンサルタント
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10月は毎年20代の離職者が続出し、その穴埋めで優良求人が出る時期。
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人生も中盤に差し掛かった35歳。
社会人として約10年のキャリアを持ち、誰がなんと言おうと働き盛りのベテラン社員です。
ブラック企業と薄々気づき自分も少しブラックの思考に染まりながら働き続けたこの会社。
このまま働き続けるのか転職を決意するのか決断する年齢的に最後の時期です。
転職は年齢が高くなるほど難しくなっていくのが一般的で、35歳をすぎると特に難しいと言われています。
そんなこと誰よりも分かっていますよね?
それでも転職しなければならない理由があるからこのサイトにたどり着いたのだと思います。
ブラック企業に勤める35歳(男性)が未経験の仕事への転職を決めたら起こすべき3つの行動についてお伝えします![/chat]
35歳(男)が未経験の異業種への転職に成功するために起こすべき3つの行動
①家族の同意を得る
人生を共に歩むパートナーにも安心して納得してもらえる説明を用意しておきましょう。
ある日家に帰ってパートナーに「会社辞めてきたよ!」ではたとえ次の会社が決まっていたとしても驚かせてしまいます。
あなたの転職はパートナーや子供にも大きな影響を与えますので転職を検討している時から実際に転職活動をしているときの進捗をタイムリーに伝えることにより安心感を与えることができます。
特に以下のことについては伝えておきましょう。
- 転職の理由
- スケジュール 年収の変化
- 勤務地
- 転勤の可能性
「反対されるかもしれないからなかなか言い出せない」という場合もあるかもしれませんが、いずれは言わなければなりません。
そして伝えるのが後になればなるほど信頼関係にヒビが入る可能性が高まります。
人生を共に歩むパートナーだからこそ、まずは転職するつもりであることとその理由を伝え同意を得ることが必要です。
また身近な人に話をすることで転職理由などについて整理することができます。
どうしても同意が得られない場合は話し合って二人で決めましょう。
②実績・経験・スキルの棚卸し
転職の際は自分が培った実績・経験・スキルを元に転職活動を行います。
特に初めての転職をする人は、
と軽視しがちです。
確かにあなたの一つの実績・経験・スキルだけを見ると同じような転職希望者は多数いるでしょう。
しかしあなたの実績・経験・スキルを合わせ持った人はいません。
営業経験10年の人は多いけれども、営業経験に別の実績・経験・スキルを掛け合わせると同じような人はなかなかいません。
- 営業経験10年×理学部化学科卒×TOEIC600点以上
- 営業経験10年×簿記3級×新商品販売プロジェクトリーダー
- 営業経験10年×工業高校卒×危険物取扱免許
この辺りは転職サイトのキャリアアドバイザーが得意とするところですので、キャリアアドバイザーに相談する際は自分の手持ちのカードを全て伝えましょう。
きっとあなた自身が分かっていない強みを引き出し、想像もしなかった業界や会社を紹介してくれることでしょう。
しかしあなたが入社してからの約10年間の間に築いてきた実績・経験・スキルはあなたにしか得られなかったものであると同時に、それを培ってきた今の職場はそれらを活用できる一番の舞台であることを忘れてはなりません。
35歳以上の転職者に求められるのは高い実績・経験・スキルに加えてマネジメント能力です。
ここで言うマネジメント能力とは使える経営資源(ヒト・モノ・カネ)を使って組織の成果を最大化するスキルのことです。
部下や後輩の指導やプロジェクトのリーダーを行ったことがあるのであればマネジメント能力をPRできますのでうまく伝えられるようまとめておきましょう。
35歳で転職した場合、最初は歓迎会で迎えられても仕事についてはお手並み拝見とばかりに社内の目が突き刺さりそのプレッシャーの中で成果を出さなければなりません。
35歳にしてゼロからのスタートは精神的に大変です。
一方転職しなかった場合は昨日と同じ今日が続いて行き、行き着く先はあなたの身近にいる先輩方や上司です。
代わり映えはしないかもしれませんが、転職の際の多大な労力がかかることもありません。
今までは無理が効いた体も40歳に近づくにつれていうことを聞かなくなってきます。
そこまでして転職したいでしょうか。
そもそも明確な目的がなければ年齢に転職はうまくいかないでしょう。
ここでいう明確な目的とは転職のために作り出した書類や面接で使うための都合の良い目的ではありません。
胸に手を当てて自分が本当に今の会社にいては実現できない状況を転職によって叶えることができるのか、そもそもそこまでして叶えたいのかを自問自答してください。
転職する理由を具体的に答えられないのであれば転職するのはやめておきましょう。
特に「新しい環境で働きたい!」「自分の力を他社で試したい!」くらいの気持ちで転職すると後悔する可能性が極めて高いのでおすすめできません。
今の職場が多少ブラックでもその会社で得た知識・経験はその会社で一番活用できるのです。
しかし心や体を壊してしまうのでは本末転倒。
あなたが転職した場合と転職しなかった場合をイメージして決断してください。
③それでも転職をするのであれば転職エージェントに登録しよう
35歳での転職は遅すぎることはありません。
リスクを取った人だけに新しい環境は用意されます。
必ずしも良い環境かどうかは転職してみなければ分かりませんが行動しなければ今のままです。
それを決めるのはあなたにしかできません。
でもそれを手助けしてくれる人はいます。
dodaやマイナビエージェント、リクルートエージェントなど転職エージェントは転職希望者に担当のキャリアアドバイザーが付きます。
キャリアアドバイザーは自社に集まった多くの転職希望者のデータを持っており、その中であなたの市場価値を正確に判断し伝えてくれます。
転職エージェントは無料で利用できます。
リスクヘッジのため2~3社に登録しておくことをおすすめします。
もし転職エージェントを使いたくないのであれば合同説明会(転職フェア)や担当者の付かない転職サイトを活用して転職活動を行いましょう。
35歳での転職に成功した友人の体験談
ここで私の友人の話を紹介したいと思います。
B to Cの営業マンを長年やっている友人から転職歴のある私に「家族と自分の時間を持ちたいから転職したい」という相談を受けたことがあります。
その友人は、入社当初は何がブラック企業なのか分からず世の中こんなものかと思っていたのが徐々に世間一般との違いに薄々感づいていたものの周りを見渡せば同期で残っているのは残りわずか。
友人が働いていた会社がブラック企業であることは、高校や大学の同級生など同年代の友人との話から確信していたとのことでした。
このまま会社に居続けるとどうなるのかは会社の先輩たちをみれば一目瞭然。
家族の時間、自分の時間も持てずに何が人生か分からないと、ここ数年転職を考えていたそうです。
そんな彼はマイナビを使って転職に成功し新しい職場でもうまくやっていけているとのことです。
何を持って転職が成功かというのは人によって異なります。
彼の転職の目的は自分と家族の時間を持つこと。
年収は数十万円下がったそうですが、繁忙期以外は定時前後で帰れること、土日祝は必ず休みで休日出勤しても代休が必ず取れる環境に年収以上の価値を見出していました。
転職直後は早く成績を出したいと焦りもあったそうですが、ここで頑張れば理想とする生活が待っていると思うと前職のブラック企業で働いている時よりも良い精神状態で仕事ができたそうです。
もちろんすごくしんどかったとも言っていましたが、前職に比べると明確に良い未来が見通せる気がして心地よいしんどさだったとのことです。
目的が明確だったので転職直後のプレッシャーに耐えることができたのですね。
最後に
ブラック企業を退職する際に最後に不満をぶちまけて退職する人がごく稀にいるようです。
退職の際に不満をぶちまけても誰も得をしません。
不満をぶちまけるのであれば、代案も持ち合わせそれを実行する必要があります。
転職先が肌に合わない、給与や休みが約束と違うなど、いわゆる転職に失敗する場合もあり得ます。
リスクを取ったのだからその可能性も考えておかなければなりません。
立つ鳥跡を濁さず、前職は円満退職しておきましょう。