監修・執筆 新井 誠|人材採用コンサルタント
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10月は毎年20代の離職者が続出し、その穴埋めで優良求人が出る時期。
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採用担当者をしていると様々な履歴書が送られてきますが、中には転職回数が多い人は転職回数が少ない人と比べて不利だと感じています。
転職回数が多いことは悪いことではありませんがよく思われることもあまりありません。
よく言えば様々な経験をしている人材と言い換えることもできますが、採用担当者からすると(採用してもまたすぐ転職してしまうのではないか)という思いはぬぐいきれず、敬遠されがちです。しかしその中でも会ってみたい!と思う人がたまにいます。
本記事では転職を2回、3回と繰り返していても採用担当者の目に止まる人になるために気をつけるべき5つのことを解説します。
①本当の就職理由、退職理由を洗い出す
もう何度も転職はしたくありませんよね?
まずはなぜ転職を繰り返したのかその根本的な原因を洗い出しましょう。
これは職務経歴書に書いたり面接での回答で使うものではありません。
取り繕わずに自分の気持ちに正直になって考えてください。
何を思って1社目に入社したのか、なぜ1社目を退職したのか、何を思って転職したのか、なぜ2社目を退職するのか、全て順序立って考えてみてください。
1社目と2社目では退職理由が一緒かもしれませんし違うかもしれません。
その原因を解決するために転職をするのですから、ここがブレるとその後の転職活動が全て間違った方向に行ってしまうかもしれません。
カッコつけた理由や、建前を本当の理由だと思ってしまうと軸がブレてしまいます。
何が嫌だったのか、やむを得ない事情だったのか、どうか素直になって考えてみてください。
【志望動機】
何を思って1社目に入社したのかを思い出してください。
- 営業職であればなんでも良いと思った
- やりたい仕事ができると思った
- 自分の経験が活かせると思った
- 給料が良いと思った
- 労働時間が短いと思った
- 特に何も考えておらず就職できれば何でもよかった
【退職理由】
この問題さえなければ退職しなかった、ここだけはどうしも受け入れることができなかった退職理由を思い出してください。
- 営業職は経験でしたが商品に愛着が持てなかった
- やりたい仕事の部署に配属されず今後配属される可能性も低かった
- 自分の経験がほぼ役に立たなかった
- 給与が悪く今後も上がる見込みが少なかった
- 労働時間が長く自分の時間を持てなかった
- 普通の会社だと思って入社したらブラック企業だった
さあこれであなたが転職を繰り返した理由が明らかになりました。
明らかになった理由が解決されればもう転職を繰り返すことはありません。このことを転職活動の軸にして今後の活動を進めていってください。
- 本当に今の会社を辞めても良いのか
- 複数の転職エージェントに登録しているがどの転職エージェントに重きをおくか
- 内定が数社から出たがどの会社に入社するべきか
- 内定が1社からしか出なかったがこの会社に入社してもいいものか
迷った時には転職理由を繰り返した原因に立ち戻ってください。
転職活動はあなたが転職を繰り返した原因を解決することが目的です。
この目的を変え結するためであれば法律の許す限り何をしても構いません。
②会社が求める人材を理解し自分がその人材になる
転職回数が多いのはよく思われません。
転職回数が多くても採用担当者が気になる人材は、この人は転職回数だけを除いたら言うことなし!と思う人材です。
では「言うことなし」の人材とはどのような人なのでしょうか。
それは企業が今求めている人材を理解している人。
求人を出している企業は人材という名のパズルのピースが抜けている状態です。
そのパズルのピースの形に自分の形を変えて採用担当者に伝えることのできる人。
それこそが「言うことなし」の人材です。
転職市場では優秀な人から内定が出るわけではありません。
企業のニーズを理解しそのニーズを提供できる人から内定が出るのです。
自己分析と企業分析を綿密に行えば自分の持つ武器の中からその企業が求めているものを選び出しより自分を魅力的に見せることが可能です。
機械商社やメーカーであれば営業経験、機器の修理サービス経験、工学部卒、機械設計技術者の資格があれば良いでしょう。
貿易もしているのであれば貿易関連の資格やTOEICの点数も武器になります。
仮にあなたが営業力に突出していても機械関連の経験や資格などでPRができなければ、営業成績は普通でも機械関連の経験や資格を持つ人に内定が出る可能性は高くなります。
PRすべき武器を間違わなければ異業種といえど魅力的に見せることができます。
まだ応募する企業が決まりきっていないのであれば、正確な自己分析によりあなたが応募して内定が出る可能性が高い企業を見極めることもできます。
そしてそのお手伝いをしてくれるのが転職エージェント。
あなたの自己分析を手伝いあなたが応募して内定が出る可能性が高い企業の情報を持っています。
転職活動を始めるのであれば転職エージェントへの登録は早めにしておきましょう!
③また辞めると思われないよう誰でも納得する転職理由を作り込む
あなたは複数回転職していながらもこれからは転職はしないという矛盾を説明し納得させなければなりません。
採用担当者が一番恐れるリスクはせっかく時間とコストをかけて雇った人がすぐに辞めてしまう事。
採用担当者も上司に報告するときに「この人は転職を繰り返しているけれども採用して大丈夫か?」と必ず聞かれます。
その時に「大丈夫です!なぜなら・・・」と採用担当者が上司に説明できる理由を分かってもらわなければなりません。
【転職理由例文】
- 今までは目新しいことに目移りし転職を繰り返していたが、それぞれの職場での経験や人脈が限定的なものになってしまった。だからこそ一つの職場で長く勤める意味を理解し、本会の転職活動を生涯最後の転職にしたいと考えている。
- 今までは自己分析と企業分析が甘く納得のいく企業に勤めることができなかった。その反省を踏まえ今回の転職活動では自己分析と企業分析に重きを置き、自分の強みを長期間にわたり貢献できる企業選びをしている。
④転職歴が2回3回でも転職できるいい会社はあることを知る
転職歴が多いから良い会社に転職ができないなんてことはありません。
転職歴が多いことは幅広い経験をしているという強みにもなります。
転職経験が多くても企業が求めている人材であれば採用されます。
初めての転職であっても企業の求めている人材を理解していないのであれば転職活動は困難を極めるでしょう。
日本には400万を越す会社があります。
その中にはあなたの幅広い経験を求めている企業は必ずあります。
問題は転職回数ではなく、あなたを求めている企業を見つけることができるかということ。
要は情報収集力です。
求人情報が集まっているのは民間企業では転職エージェントに転職サイト。
行政機関ではハローワークです。
ハローワークは就職困難社が利用するセーフティネットですので、あなたが行く場所ではないでしょう。
転職エージェントも転職サイトも求職者が利用するのは無料です。
必ず登録しておきましょう。
⑤ブラック企業に気をつける
転職する際に一番避けたいのはブラック企業に入社してしまうこと。
ブラック企業に入社してしまうとまた転職回数が増えてしまうかもしれません。
そのためには企業選びの時点でブラック企業を排除しておく必要があります。
ではブラック企業の求人情報はどのに集まるのか。
それは求人掲載費が無料のハローワークや求人掲載費の安い転職サービスです。
大手の転職エージェントは転職サービスの中で利用料が高い部類になります。
末端社員を使い捨てるブラック企業は人材確保のためにコストをかけません。
ブラック企業が集まりにくい大手の転職エージェントを利用することをお勧めします。
最後に
転職回数が多い人は少数派ではありますが、一定数そのような人はいます。
別に何とも思っていない人もいれば、ちょっと後ろめたさを感じている人もいるようです。後ろめたさを感じる必要はありません。
過去は過去。
これから明るい未来を信じて道を切り開いて行く気概があればそれで十分です。