監修・執筆 新井 誠|人材採用コンサルタント
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10月は毎年20代の離職者が続出し、その穴埋めで優良求人が出る時期。
今すぐ転職活動を開始すれば早々に内定を得られる可能性は高いでしょう。
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採用担当をしていて思うことは、最近は20代で転職をする人の数が非常に多いということ。
自分が就職をした当初も、20代で転職をする人が周りにたくさんいましたが、今はその時の比ではない位に、20代の転職者が増えています。
最近の転職事情について、私が抱いている印象は、特別な資格がなくても転職にチャレンジする20代が増えたという点と転職に対する社会のイメージが良くなってきているという点。
過去には転職は特別な能力のある人しか成功しないというイメージがありましたが、今ではもっと気楽な気持ちで転職を視野に入れる20代が増えていますね。
仕事柄たくさんの20代転職者の話を聞く機会があり、資格を持っていなくても転職に成功する人の特徴が分かってきました。
ここでは、転職をする際に資格が必須だと思っている方に向けて、資格を取らなくても転職に成功できる方法をお話します。
20代は転職に有利な年代なので、転職を考えている20代の方は必読ですよ!
資格を取ってから転職した方がいいと思っている人の3つの悩み
転職を考えた時に真っ先に考えるのは、自分が持っている資格やスキルですよね。
ここで自慢できるような資格があれば、自信を持って転職に挑めますが、そんな人は滅多にいません。
ほとんどの20代は「特別な資格を持っていない」という悩みを抱えています。
これから、資格がないから転職に踏み切れない人、の心理状況を説明しますが、当てはまってしまっても大丈夫。
資格がなくても転職できる理由が、その先に書いてあります。
自分の経験は人並みで資格でもないと転職できないと思う
転職に有利になるような資格がない場合には、今までの経験で勝負するしかありません。
そう思って、今までにどのような経験をしてきたかを振り返ると、「たいした経験がない…」「この会社内でしか使えないスキルしか身についていない…」という悩みを抱える20代が多いです。
でも、それは20代ではまだ経験が少ないから、そう思ってしまうだけです。
自分の経験が特別なのかどうかを知るためには比較対象が必要ですよね。
社会経験が長くなると、自分の経験だけでなく周囲の人がどういった経験をしているのかを知ることができるので、少しずつ自分の経験を客観的に評価できるようになります。
しかし、20代では経験が少なすぎて、それが特別かどうか判断することができないのです。
だから、20代の方は「今までの仕事の経験は人並み程度で、転職には生かせない…」と思ってしまうのでしょう。
でも、社会人としての経験には大きな意味があります。
学生時代を思い出してください。
あの頃に比べたら、様々なことができるようになっているはず。
社会人として苦労した経験が全てあなたの身になっています。
それを上手に生かすことができれば、人並みの経験しかなくても、十分に転職に生かすことができます。
資格を取りたいが時間がない
資格を取りたいと思っている社会人は多いものですが、そこから行動に移している人は稀です。
なぜなら、社会人はみな時間がないから。
資格を取るためには、当然時間が必要。
空いた自由時間や休みの日に勉強しなくてはいけません。
でも、仕事に追われる社会人で、そんな余裕がある人は数少なく、ほとんどの人が資格を取りたい!と思い、参考書を買う段階で終わってしまいます。
資格が取れる社会人は時間に余裕がある人か、強い精神力を持つ人だけでしょう。
そもそも何の資格を取ったらいいか分からない
資格を取りたいと思っていても行動に移せない人の特徴が、何の資格を取ればいいか分かっていないパターンです。
今は民間企業が認定している資格の数が増え、ひとつの分野でも数多くの資格が存在します。
それらの中で転職に有利なものはわずかのみ。
どの資格を取れば自分にとって有利なのかを判断できなければ、資格を取る以前に壁にぶつかっている状態。
自分の能力以上の資格取得を目指してしまうと、いつまでも試験に合格できないという結果になってしまいます。
かといって簡単すぎる資格をとっても、転職で意味を成しません。
社会人になってから、自分に最適な資格をとることは、非常に難しいのが現状です。
資格を取らなくても20代はすぐに転職できる3つの理由
転職に有利な資格がないと悩んでいる20代の人に覚えておいてほしいのは、資格を取らなくても20代なら、すぐに転職できるということです。
どうして、資格がなくても転職できるのかについて、これから説明します。
転職したい業界、会社が決まっていない状態で資格を取る必要はない
どの資格を取ればいいか決めるのが難しいのは、転職した先で活かせるかどうかが分からないからです。
転職をする際に絶対にこの会社!と決めていれば別ですが、ほとんどの人がどの業界に転職するかかどうかは分からない状況ですよね。
そんな状態では、本当に転職後に役立つ資格が何かが分かるはずありません。
むしろ、必要ない資格のために時間を使うことのほうが、デメリットが大きくなると言えるでしょう。
だから、どの業界に転職するか決まっていない場合には、資格のことをそこまで意識しなくても大丈夫です。
資格よりも実務経験が重要である
転職の際に必要なことは、社会人としてどのような実務経験があるかです。
転職者向け求人を出している企業は即戦力を求めていることが多いので、企業側が求める実務経験とあなたが持っている実務経験がマッチすればOK。
資格の有無は関係ありません。
例えば、経理であれば、「簿記3級があるけれど実務経験ゼロ」の人材よりも「資格なしでも実務経験がある人材」が優遇されます。
他にも、不動産関係の場合には宅建を取得している社員が大勢いるので、不動産営業職の場合には宅建の資格の有無よりも、営業経験があるかどうかが一番に問われます。
つまり、転職を成功させられるかどうかは、資格の有無ではなく、”あなたの今までの経験を生かせる転職先を見つけ出せるかどうか”にかかっているということです。
経験とスキルの組み合わせが資格以上の強みとなる
実務経験が重要とはいえ、今までの自分の経験が、転職に有利と言えるかどうか自信がない方もいますよね。
そんな不安を感じた時には、今までに得た経験とスキルを組み合わせることで、自分の価値を高めることができないか?という点について、掘り下げて考えてみましょう。
うちの会社に転職してきた20代社員は、個々のスキルや経験は大したことがない人がほとんどです。
でも、ひとつひとつは平凡でも、スキルと経験を組み合わせるとオリジナリティのある個性を作り出せるので、採用担当としては「ぜひ欲しい!」と思わせられる人材に見えてきます。
ここで問題になるのが、スキルと経験を組み合わせて転職に有利な魅力を最大に引き出す方法を、20代が1人で導き出すのは不可能だということ。
自分のスキルと経験をどのように組み合わせればいいかを知りたい時には、社会経験が豊富でたくさんの業界に詳しい年上の友達に聞いてみてください。
もしも、身近に相談できる先輩的な存在がいない時には、リクルートエージェンシーなどを利用すると、担当者が相談に乗ってくれるでしょう。
転職エージェントは転職のプロなので、たくさんの業界に詳しく、転職者の魅力の引き出し方も心得てます。
自分だけが持つオリジナリティを出すことができれば、予想以上に良い条件での転職の可能性も。
この方法なら、資格がない、特別な経験もスキルもない方でも転職できますよね。
最後に
20代で転職を考えた時にはポテンシャルが一番大事!という大原則を思い出してください。
20代の方自身は気付かないかもしれませんが、私くらいの年代の採用担当者から見ると、20代の人材はこれからの可能性を秘めている貴重な人材。
20代なのだから経験やスキルが十分ではないのは当たり前で、転職してから増やしていければ良いのです。
資格に関しては、特別な職業でない限りそこまで必要とはしません。
それよりも、転職後にどれだけ成長してくれるのか?という観点で採用するかどうかを決めます。
資格がなくて転職するかどうかに悩んでいる20代の人は、資格を取ることに時間を費やすよりも、自分の経験や長所を生かせる転職先情報を得ることのほうが価値があると思います。
20代というだけで、人材として十分に魅力的なので、自分の強みを生かした方法で転職を成功させてくださいね!