監修・執筆 新井 誠|人材採用コンサルタント
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本記事は新卒入社3ヶ月で、
「経験が浅くても転職できるの?」
「辛くても1年は頑張るべき?」
「転職に失敗したらどうしよう!?」
という不安な思いにお答えします。
本記事では新卒でブラック企業に入社し、3年の年月を過ごしてしまった経験を持つ筆者が実体験をもとに書いています。
最後まで読めば、あなたが今辞める時なのかそうでないのか、答えを導きだせますよ!
10月は毎年20代の離職者が続出し、その穴埋めで優良求人が出る時期。
今すぐ転職活動を開始すれば早々に内定を得られる可能性は高いでしょう。
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新卒入社3ヶ月で辞めたいのは甘え?
入社3ヶ月で辞めるのは甘えではありません。
入社3ヶ月で辞める人なんでたくさんいますし、3ヶ月で辞めて人生がより良くなった人もたくさんいます。
全ては考え方と行動次第。
このままズルズルとやる気なく会社にいる方が甘えかもしれないよ
あなたがこのまま会社に残り続ける方が甘えなのかもしれません。
なぜなら会社に残り続ける方が楽だから。
転職を決断するのは明日でも来週でも構いません。
だって出社さえすればお給料は入ってきますからね。
ここから私の体験談を少し聞いていただきたいのですが、私はブラック企業に3年間勤めて辞めたんです。
入社直後から「この会社はおかしい」と気づいていながらすぐに転職しなかったのは、転職するのが怖かったから。
私は3年間騙し騙し働いていました。
でもいずれは辞めると心のどこかで思っている会社で3年働いても、身につくものはしれています。
適当に仕事をやっているわけではないんです。
でも本気で仕事に向き合っていないことが自分でわかっている。
本当は今すぐにでも転職しないといけないのに、現実に目を背けたら3年もの月日が経っていました。
私は運よく良い会社に転職することができましたが、転職先で同世代の社会人に追いつくのにとても苦労をしました。
これが会社の残る方が甘えというケース。
最初の会社があなたに一番合っている会社なわけがない
学生の時のあなたがどれだけ必死に就職活動をしたとしても、今の会社がベストチョイスである可能性は低いでしょう。
なぜなら働いた経験のないあなたが選んだ会社が選んだのが今の会社だから。
学生時代の自分が全力を出して選んだ会社が多少イメージと違っても、自分の選択を継続するのも一つです。
しかし「選択を間違えた」と認識したのであれば、方向転換することも重要。
私は新卒でブラック企業に入社して3ヶ月目には「選択を間違えた!」と感じていました。
しかし辞めるのが怖かったので、辞めることはできず「自分が選んだ会社なんだからここで成長してやる!!」と本心ではない理屈で会社に留まります。
自分に嘘はつけません。
本心では「いつか辞める」と思っているので、成長のしようがないんです。
私はそのまま3年の月日を過ごして、転職活動を開始します。
転職エージェントの担当者からいくつも求人を紹介してもらえたんですが、まあ求人の一つ一つが魅力的だこと!
「紹介してもらった会社が自分に一番合っている会社であることはないかもしれないが、今の会社よりかは絶対に良い!」と直感で感じました。
直感もありますが、単純に条件も良かったですw
その後、書類選考に通り面接に行き、直感は確信に変わります。
いくつかいい会社がありましたが、私が転職した会社は面接に行った時点で心から「この会社で働きたい!」と思った会社でした。
正直就活では「どこかに内定もらえたらいいや」くらいの気持ちだったんですね。
今思えば、「どこでもいいや」と思って入社するのと「この会社で働きたい!」と思って入社するのでは、働き出してからのモチベーションが違うのは当たり前です。
しかし学生時代の私はそもそも働いたこともなかったので、判断することはできませんでした。
転職でしか入社できない会社はたくさんあります。
学生時代に選んだ1社に固執しすぎてはいけません。
入社3ヶ月で辞めるのは、すぐに方向転換をする判断と能力がある証拠
入社3ヶ月で辞めるということは、すぐに方向転換ができる判断力と実行力がある証拠でもあります。
最も危険なのは、合わない会社だと認識をしていながらいつもでも勤め続けてしまうこと。
あなたは無駄な時間を過ごすことなく、自分に合った仕事を探すことができるのです。
私は新卒でブラック企業に入社し3ヶ月で合わないと感じましたが、3年間も過ごしてしまいました。
なぜなら辞めるのが怖かったからです。
今思えば転職活動を始めるくらいのことはすれば良かったと思います。
でも結果的に3年も過ごしちゃったんですね。
入社3ヶ月で転職して自分に合った会社で働く人と、合わない会社で3年間働き続けた人、どっちの方が実力があると思いますか?
どっちの方が幸せそうですか?
いうまでもなく後者の方です。
あなたのその能力は素晴らしいものなので決して失わないでください。
6月で退職するのは先輩や上司、会社に失礼?
入社して3ヶ月の6月に退職をしてしまうと、仕事を教えてもらった先輩や上司、まだ利益に貢献していないのに給料をもらっている会社に失礼ではないかと思うかもしれません。
しかし、そんなことを言っていてはそもそも転職なんてできませんので、失礼なんて思わなくてOKです。
会社に長く勤める気がないのに勤め続ける方がよほど失礼かもしれないよ
あなたは今の時点で今の会社で長く勤める気がしていないですよね?
いずれは辞めるんだったら、勤め続ける方が絶対に先輩や上司や会社に失礼です。
なぜならあなたが勤め続けると、いずれ辞めるあなたに仕事を教え続け、最後にいなくなるから。
あなたもいずれ辞めると考えているんだったら、これ以上仕事を教えてもらっても身につかないでしょう。
私はブラック企業に入社して3ヶ月目には「そのうち辞めるだろう」と思っていましたが、辞めるのが怖くてその後も働く続けました。
でも「この会社にいる間は頑張ろう!」と思っていても、もう辞めるとわかっていると、最後の最後で詰めが甘くなるんですね。
仕事に関して何事にも「こんだけやったらいいだろう」という低いハードルが出来上がってしまうんです。
そして低いハードルをクリアしておけばOKという思考になってしまいます。
私は営業だったのですが、「目標値を達成したらそれでOK」という考えになっていました。
本当に頑張っている人だったら、期限ギリギリまで売り上げを少しでも伸ばすためにあの手この手を尽くすものなんですけどね。
そんなめんどくさいことを頑張ってもいずれ辞めるんだったら、頑張る意味がなくなるんです。
ある意味正しい行動ではあるんですが、先輩や上司からするとやる気のない人がおまじチームにいることはただの迷惑。
そのうち辞めると決めているのであれば、早く退職する方がよほど先輩や上司や会社のためでもあります。
先輩や上司のようになりたいと思う?
仕事をしていく上で同じチームの先輩や上司のようになりたいのかというのはとても大切な考え方です。
なぜなら先輩や上司はあなたの未来そのものだから。
もしあなたの2年先輩がいればあなたの2年後の姿はその先輩、10年先輩の上司がいればあなたの未来はその上司です。
どうですか?
先輩や上司のようになっている自分の姿を想像して、楽しいと思いますか?
私は新卒で入社したブラック企業で「先輩は楽しくなさそうだし、上司にようには絶対になりたくない!」と思っていました。
先輩は会社の文句ばっかり言っていて、私に対しては「大変な会社に入っちゃったね」とテンションの下がることをよく言ってくる人でした。
上司はお客さんどころか自分自身をも騙して商品を売りつける社畜のような人。
上司はそれでも成績がいいわけではなく、いつも支店長から怒られていました。
無理やりお客さんに売って、そのままアフターフォローもしないのでクレームもすごかったです。
会社を見渡しても先輩や上司のカーボンコピーのような人だらけ。
そんな「先輩や上司のようになりたくない!」と思った矢先に、上司の癖が私に移っていることに気づきました。
よく考えてみれば、上司の指示のもと仕事をしているんですから、似てきて当たり前です。
上司の癖が移ってきていることを認識したときは、より転職への意思を強めた一因になりました。
絶対にそうなりたくないのに、上司である以上嫌でも似てきますからね。
新入社員が一定数辞めるのは先輩や上司や会社は想定済みなので気にしなくていい
入社3ヶ月で辞めるとなると先輩や上司や会社に失礼という考え方はあなたの良い人間性を表していると思います。
しかしいざ辞めてみると先輩も上司も会社もあっさりとしたもの。
どれだけいい会社でも人の出入りはあるもので、特に新入社員は入社1年以内に12%が辞めるので、一定数退職することは想定をしているからです。
先輩や上司のように数年も働いていると、どこかで知っている人が辞めるタイミングに出くわしているものです。
私が新卒で入社した企業を退職するときもアッサリしたものでした。
会議室に上司を呼び出して上司に退職届を出すと、翌日に上司から会議室に呼ばれ「一応上に言われたから」と引き止めの一言を言ってきました。
引き止めもお断りして先輩のいる職場に戻ると、先輩は何事もなかったかのように仕事を続けていました。
先輩は帰る時間に「辞めるんだ。」と声をかけてきて、次の会社など具体的な話を避けて少し話をしただけ。
あとは2週間後に先輩と上司、お世話になった社内関係者にお礼を言って、会社を去って終わりというものでした。
先輩も上司も今まで新入社員や一般社員が退職するのを目の当たりにしてきているので、案外簡単に受け入れられてしまうもの。
また退職届とは一度出すと引き返さない強い意思を示すことになるんですね。
新卒入社3ヶ月で退職しても次はある?
入社3ヶ月で転職を検討する際に不安に思うことは「転職先があるんだろうか?」ということ。
実はこの悩みは入社3ヶ月だから出てくる悩みではないんです。
新卒入社3ヶ月でなくても転職は不安なもの
新卒入社3ヶ月であっても、入社3年であっても、入社10年であっても転職は不安なものです。
なぜなら転職先の会社でうまくやっていけるかどうかは転職してからでないと分からないから。
入社歴が何ヶ月でも何年でも不安はつきまとうものです。
しかし転職をしないと現状は変えられません。
この不安を払拭するためには、在職中に転職エージェントに求人を紹介してもらうことです。
在職中に求人を紹介してもらうことができれば、高確率で自分に合った会社に転職できるのか判断ができます。
もし求人を紹介してもらって、今の会社の方がマシだったらいい求人が出てくるまで待ったらいいだけ。
いい求人があれば覚悟を決めて転職活動を開始です。
新卒入社3ヶ月はまだポテンシャルだけで採用される!
新卒入社3ヶ月で転職活動をすると経験や実績や知識よりもポテンシャルが重視されて採用されます。
なぜなら入社3ヶ月の新入社員の経験や実績や知識はまだ当てにならないから。
入社3ヶ月で転職活動をするのであれば、経験や実績や知識よりポテンシャル、すなわち伸び代をPRする必要があるのです。
つまり「長く会社の利益に貢献する強い意志」があることを伝えるのです。
そのために必要なものは誠実・誠意・熱意。
なんだか古臭い言葉ですが、結局のところは正面突破しかないんです。
謙虚であることで転職先の人たちと協調、誠実で嘘をつかないことで長く勤める意思、熱意があることで成長が止まらないことを伝えます。
私がブラック企業からホワイト企業に転職した際には、以下のように話をしました。
- 私の就活が不十分で合ったためブラック企業に入社した
- ブラック企業で努力はしたが一生勤める気にはなれず転職活動を開始
- 次の会社は一生勤めるつもりで探している
全て正直に話をして面接官にぶつかっていきました。
のちに上司となる面接官は「私の話に嘘がないと感じ採用に大幅に近づいた」と入社後に教えてもらいました。
経験や実績や知識もあるに越したことはありません。
でも入社3ヶ月で転職活動をする場合は、全てを正直に話しましょう。
「新卒入社3ヶ月の20代だから採用したい!」という優良企業がある
「入社3ヶ月の20代だからこそ採用したい!」という優良企業が存在します。
その企業とは、新卒採用をしていない優良企業。
なぜ優良企業が新卒採用をしていないのか。
それは新卒は大きな教育コストがかかるからです。
そして入社3ヶ月というのは、ちょうど試用期間が終わる会社が多いことから、ビジネスマナーが身に付いている新卒のようなもの。
このようにビジネスマナーが身に付いているけれど社会経験の少ない20代のことを第二新卒と呼びます。
新卒を採用しない会社からすると、第二新卒は喉から手が出るほど欲しい人材。
私は新卒入社3年でギリギリ第二新卒の枠で転職したのですが、入社3年ともなると経験や実績が問われました。
しかしそれでもまだ経験や実績よりもポテンシャルの方が重視されていたようです。
そして私が入社した企業は第二新卒が他の会社からこぼれ落ちるのを待ち構えていたことが入社後に分りました。
私が入社した企業は人材獲得に無茶苦茶コストをかけていました。
一人一人精査して、転職エージェントを利用して時間とお金をかけて自社に合う第二新卒を常に吟味していたのです。
優良企業の中には、第二新卒狙いで若い優秀な人材を獲得している会社があるのです。
なのであなたが優良企業に転職するために必要なのは、優良企業が利用している20代専門の転職エージェントに登録をすること。
新卒入社3ヶ月より3年勤めた方が転職に有利、は本当?
新卒入社3ヶ月よりも3年勤めた方が転職に有利ということはありません。
なぜならあなたが転職したいタイミングこそが、転職にベストなタイミングだからです。
3年勤めて意味があるのは、やる気がある場合だけ
石の上にも3年と言いますが、3年間勤めて意味があるのはやる気を持って勤め続けた3年だけです。
もしあなたが今の会社で3年間頑張って働くというのであれば、今から3年間働いてもいい会社に転職することができるでしょう。
3年間頑張れば3年分の中身が詰まった人材になることができるからです。
でもあなたはもう今の会社を辞める気でいますよね?
今から3年も頑張れないですよね?
3年間頑張らずに会社にいると、一つの会社で働いた年数は3年だけれど内容は3ヶ月の人材になってしまいます。
実際私はそうでした。
私は新卒入社3ヶ月で「この会社に長く勤めることはない」と確信しながらも辞めるのが怖くて3年も勤めてしまいました。
あの3年を興味のある仕事と会社で過ごすことができていたら、どれだけ成長していただろうと思います。
やる気のある会社で働けば、得られるものは絶大です。
あなたは今まで3ヶ月間頑張って研修を含めた仕事をしてきて、やる気の糸が切れたのであれば、その会社の知識と経験と勤続期間のバランスが最も取れているのが今。
あと3年今日と同じ毎日を送るのに耐えられる?
あなたは今日と同じ毎日をあと3年続けることができますか?
あなたはもう今の会社でやる気がないので、成長することもないでしょう。
そうなると仕事で楽しい瞬間もないですし、いざ転職したい時に人材としての価値が低くなってしまいます。
楽しくない状態で毎日会社に行っても成長しないので、同じことの繰り返し。
仕事の時間が経つのも遅く感じます。
なぜ線なことがわかるかというと私が実際に、やる気のない状態で会社で3年過ごしたからです。
本当にお勧めしません。
「もし新卒入社3ヶ月で転職して、やる気のある会社で楽しく働けていたらどれだけ成長していたことか」といまだに思います。
もし今の会社に3年間残ると決めたのであれば、それは今日と同じ3年間が待っているということです。
どんどん気持ちもマイナスの方向に傾いていきます。
未来に希望がないと人間どんどん暗くなってしまいます。
採用担当者には3年勤めたことを評価する人もしない人もいる
企業の採用担当者には3年勤めたことを評価する人もしない人もいます。
なぜなら企業や担当者によって考え方が違うから。
どちらが正解ということではなく、考え方が違うだけです。
私が新卒でブラック企業に入社して3ヶ月経った時に私は辞める勇気がなくその後も3年勤めましたが、私の周りには3ヶ月で辞める人がたくさんいました。
大体30人ちょっといた同期は3ヶ月で5人ほど辞めていたと思います。
その5人のうち3人は転職に成功したと聞きました。
勇気を持って転職活動に飛び込んだ人にだけ、次のステージに行ける権利が与えられるのです。
あなたが今転職をするのであれば、3年勤めたことを評価する採用担当者に会うことはそもそもないでしょう。
なぜなら転職エージェントが入社3ヶ月で転職する20代を求めている企業だけを紹介してくれるから。
新卒入社3ヶ月は試用期間ギリギリで辞めた方がいい?
新卒入社3ヶ月はちょうど試用期間が終了するという会社がほとんど。
試用期間がちょうど終了する月末に退職を伝えた方がいいのでしょうか?
それとも月初でも4ヶ月目に突入しても退職してもいいものなのでしょうか?
試用期間は一つの目安
まず試用期間というのは、その会社でやっていくことがでいるかどうかの適性を見るためのひとつの目安の期間であるということです。
企業からしてもあなたからしても、面接だけで本当に会社が合っているのか見抜くのは困難ですからね。
なので試用期間というのは会社を辞める決断の時期としてはいいタイミングです。
3というのは会社を辞めるか続けるかを考えるひとつのタイミングと言われます。
「入社してまだ月日が経っていないから…」といってもどれくらいの月日が経てば辞めるのに相応しいのかなんて誰にも分りません。
3日は短すぎるし3年は長すぎる、となれば3ヶ月はちょどいい期間かもしれませんね。
試用期間の定めがあれば、退職するかどうかを決めることができます。
普通の会社であれば、入社3ヶ月経ったとにき継続して働くかどうかの意思の確認があります。
ちなみに私がブラック企業で試用期間が満了した時には、試用期間で退職するか継続するかどうかの意思確認はありませんでした。
試用期間が満了した通知がなければ、社会経験のない入社3ヶ月の新入社員は流れで4ヶ月目に突入してしまいます。
もし試用期間で辞める意思があるのに、試用期間完了前に医師の確認がなければ、ちょっと勇気を出して自ら申し出する必要があります。
試用期間は会社から見てもあなたから見ても一つの目安の期間。
試用期間ではなくあなたの転職スケジュールに沿って退職する
しかし最も重視すべきは試用期間ではなく、あなたの転職スケジュールです。
なぜなら1番の目的はあなたがいい会社に転職していい人生を送ることだから。
だから試用期間はあくまでも目安なんです。
あなたが転職活動を行って、次の会社に入社するタイミングと試用期間が重なるのであれば、試用期間完了時に退職するのが綺麗ではあります。
しかしどれだけ慎重に転職活動をしていてもイレギュラーなことが起こるときは起こるもの。
内定を見越して試用期間満了で辞めたら世界恐慌がやってきて内定取り消しになってしまったものの、後戻りできない、なんてことは実際に起こり得ます。
あなたの両親やパートナーに重大な出来事が起きて転職どころではなくなってしまうかもしれません。
このようなイレギュラーは、いつどんなタイミングでやってくるかはわからりません。
なので、退職届を出すのは試用期間満了に合わせるのではなく、入社日が確定した後にしましょう。
それが多少試用期間満了の手前であっても、4ヶ月目に入った後でも構いません。
もう辞める会社に変に気を遣ったがために、あなたの人生を棒に振る必要はないんです。
辞める会社も察してくれます。
試用期間満了で辞めるのが一番美しいとは思いますが、実質的な意味は少なくなります。
転職に必要なのはお金よりもスケジュール
入社3ヶ月の転職は、スケジュールを立てて少しでも転職の成功確率を上げておくことが重要です。
お金がどれだけあってもスケジュールがなければ不安は拭えませんし、イレギューラーな出来事を100%回避する方法はありません。
スケジュールを立てるためにはまず転職エージェントに登録をします。
一番いけないのは、転職が初めてであり素人であるあなたが1人で闇雲にスケジュールを立ててしまうこと。
転職に関してネットでちょっと調べたくらいの知識でスケジュールを立てると痛い目を見ます。
私が新卒で入社したブラック企業から転職をする時には、スケジュールを立てるという発想すらありませんでした。
しかし転職エージェントには早々に登録していたのがラッキーだったんです。
転職エージェントの担当者が「まずはいつまでに転職したいか決めてしまいましょう!」と期限を決めてくれたのが特に良かったです。
人間ってタイムリミットがないと全然本気にならないんですよね。
遅くとも2ヶ月後には入社している、というところから逆算をすると、今やるべきことは、応募する企業を選定することでした。
応募企業を選定するためには、応募したい企業の条件を私自身が決めて、転職エージェントの担当者に伝えないといけません。
「2ヶ月後に新しい会社に転職しているんだ!」と本気で思えるようになれば、どんどん今やるべきことが明確になっていきました。
6月退職する新入社員が身につけておくべきこととは?
6月退職するのであれば、ビジネスマナーだけはは総復習しておきましょう。
なぜなら新卒入社3ヶ月の新入社員に経験や知識や実績は求められませんが、ビジネスマナーは求められるからです。
・ビジネスマナーは最もコスパの良い転職の武器・ビジネスマナーができていなければ一発で落とされるかも・元気な笑顔とあいさつで9割完成している
ビジネスマナーは最もコスパの良い転職の武器
ビジネスマナーは最もコスパの良い転職の武器です。
なぜなら新卒入社3ヶ月の転職希望者の中では、ビジネスマナーの習得率にばらつきがあるから。
あなたが入社3ヶ月の割にはビジネスマナーの習得率が高ければ、採用担当者は勝手に「この人は仕事もできる人なんじゃないか」と思ってくれます。
自発的に守るべき礼儀作法。
いわばサラリーマン全員が当たり前にやっていることです。
ビジネスマナーを復習するためにはいろんな方法があるので、あなたに合った方法を取り入れましょう。
そして自分のビジネスマナーが転職活動で通用する程度なのかどうかを確認するためには転職エージェントの担当者に確認をします。
ビジネスマナーで不足している部分であれば、何を習得すべきか教えてくれるでしょう。
新卒入社3ヶ月の人の中には、ビジネスマナーがまだ十分に身についていない人も少なくありません。
しかしまだビジネスマナーが十分に身についていなくても1週間も本気で取り組めば、平均値以上のビジネスマナーが身につくでしょう。
入社3ヶ月で求められるビジネスマナーは入社3年、5年、10年の人に比べると簡単なんです。
なので、入社3ヶ月の割に「社会経験が随分とありそうな物腰だな」と思われれば、内定をもらえる企業のレベルも上がることでしょう。
ビジネスマナーができていなければいい会社に転職でいない
ではビジネスマナーができなければどうなるのか。
実は転職できるんです。
でもビジネスマナーができていないのに転職できる会社というのは、あまりいい会社ではありません。
ビジネスマナーが重視されていない会社でも内定をもらえれば嬉しいもの。
しかしいざ入社したら前の会社と大して変わらないとか、ブラック企業だった、ということになりかねません。
私が新卒で入社したブラック企業から転職する際に、いくつかの会社で面接を受けました。
複数の会社に内定をもらうことがでいましたが、中には私が当時勤めていたブラック企業と同じ匂いのする会社も。
面接官がやたら上から目線で言葉使いや私に対する態度が酷かったのです。
「雇ってやるかどうかはこっち次第だから、お前は媚びへつらえ。」という雰囲気を感じました。
まあ実際に雇うかどうかは向こう次第だし、私の被害妄想かもしれませんが。
しかし他の会社の面接を受けた時の多くは、お互いをリスペクトしながら「もしあなたの能力が当社の求めるものであれば、一緒に働きましょう。」という雰囲気。
ビジネスマナーとは、ビジネスが少しでも円滑に気持ちよく進むために必要なものだと体感した瞬間でした。
もちろんそれでも落とされるときは落とされるんですがお互い気持ちいいと、
という前向きな気持ちになることができました。
転職活動で前向きな気持ちを保つことがでいれば、そのうちいい会社に辿り着ける可能性は上がります。
あなたは転職により今の会社よりもワンランク以上上の会社に転職したいはず。
元気な笑顔と挨拶で9割完成している
ビジネスマナーには色々と細かい決まり事のようなものがありますが、大原則として元気な笑顔で挨拶ができていればOKです。
なぜなら元気な新卒入社3ヶ月の20代はそれだけで「気持ちのいい人」と捉えられることが多いからです。
ビジネスマナーが完璧な声の小さいくらい人よりも、ビジネスマナーは6割くらいしか習得してないけど元気な人であれば後者が採用されます。
それだけ元気は他のことを凌駕してしまうんです。
元気があってビジネスマナーが完璧に備わっていれば向かう所敵なし。
私は新卒入社3年で転職をしたのですが、正直入社3ヶ月くらいでもうやる気が無かったので3年分の知識と経験が積み上がっていませんでした。
それを元気でカバーしたんです。
転職してから私がにゅうさできた理由を当時面接官だった上司に聞きました。
すると「一番元気だったから」というのです。
半分冗談で半分本当でした。
他にも応募してきていた人の中には私よりも学歴が優秀だったり、留学経験があったりと優秀な人がいたらしいです。
しかしその人たちは頭が良すぎるからか、何を考えているのかよくわからず、ノリが合わないと感じたらしいんです。
毎日一緒に仕事をするとなると、多少能力やビジネスマナーが欠けていても20代であればこれから身につけさせればいいから元気な奴がいいと…。
つまり私のビジネスマナーは他の応募者に比べると劣っていたのですが、元気でカバーできたわけです。
ここまで本音を聞かされると若干凹みますが、でも私の作戦勝ちということもできます。
元気は転職活動で役立ちます。
もちろんビジネスマナーも忘れないでくださいね。
当時の私は最低限のビジネスマナーは復習して、転職エージェントの担当者にもビジネスマナーが十分か見てもらった上で転職活動をしていました。
面接でOKをもらえるラインまでは習得できていたということです。
でも無理して本当の自分ではない自分を面接で出して、それを入社後も期待されるとギャップであなたがしんどくなってしまうかもしれません。
でも仕事の時は誰もが気持ちよくなる笑顔や受け答えをキープすることは必要。
いつも笑顔でいるだけでも印象はかなり良いです。
新卒入社3ヶ月で転職するために今やるべきこととは?
新卒入社3ヶ月のあなたが転職するために必要なことは転職エージェントへの登録です。
なぜならあなたが転職できる求人を紹介してくれるから。
心から楽しいと思える未来を想像してみて
まずはあなたが心から望む2ヶ月後の明るい姿を想像してみてください。
なぜならあなたの思ったことは現実になるからです。
行き先をイメージしていないと、目的地には到着しないのと一緒です。
適当に車を走らせていると、適当に近所をグルグル回ってまた同じ場所に戻ってくるだけ。
でも「スーパーマーケットに買い物に行く」と目的を決めていればあなたとあなたの車はスーパーマーケットに到着します。
そう、あなたがこことから望む2ヶ月後とは、あなたの目的なのです。
具体的であれば具体的なほど良いです。
例えばこのような夢です。
2ヶ月後には専門商社の営業として入社して上司から商品・業界知識を教えてもらい、3ヶ月後には顧客を引き継ぎ。
4ヶ月後には出張も多くなり、半年後には英語の必要性も感じて勉強を始めている。
1年後にはTOEICで600点を達成し、英語圏の取引先も担当に。
このようにイメージをすれば、転職エージェントの担当者もあなたに求人を紹介しやすくなるので、イメージに近い会社に入社することができるでしょう。
とにかくあなたがどんな会社でどんな風に働いたら楽しいのかをリアルに想像してください。
仕事をしている想像をしたときにちょっと自分の顔がキリッとなっていたり、微笑んでいたりするのを感じたらそれはあなたが本当になりたい未来。
就職活動に失敗した原因を突き止めよう
新卒入社3ヶ月で転職したいと思っているということは、あなたの就職活動は失敗したということ。
失敗の原因が分かっていなければ、転職でまた同じ過ちを繰り返してしまうかもしれません。
そうならないように就職活動で失敗した原因を徹底的に究明しましょう。
- 給料だけにつられて決めてしまわなかったか
- 早々に内定が出て途中で就職活動を辞めてしまわなかったか
- オワハラに屈服して就職先を決めてしまわなかったか
就活に失敗した原因はなかなか一人で考えていても答えの見つからないものです。
転職エージェントの担当者にも、あなたが就活に失敗した原因について話をしておいて意見をもらうと良いでしょう。
そして結論が出たらあとは、同じ過ちを繰り返さないようにしたらいいだけ。
失敗した原因を考えることはマイナス思考にも繋がるので、結論が出たら前向きな転職活動に移りましょう。
ちなみに私が新卒でブラック企業に入社してしまった原因は以下の2つ
今考えれば自分の将来を決める就活を舐めていたように思います。
でも過ぎたことはもうどうしようもありません。
20代専門の転職エージェントに求人を紹介してもらう
新卒入社3ヶ月で転職するのであれば、まずは転職エージェントに登録をしておきましょう。
履歴書を送ったり面接に行くなど本格的に転職活動を始めなくても、20代専門の転職エージェントに相談をすればあなたの市場価値は分かります。
転職エージェントに登録をしたら、リモート面談する日程を決めることになります。
リモート面談ではあなたの情報を担当者に伝え、その情報をもとに求人が紹介されます。
その求人の条件を見て転職するかどうかを決めたらいいのです。
ただ、転職エージェントもビジネスでやっているので、多少条件の良い求人を紹介してくる可能性があることを認識しておきましょう。
転職エージェントをあなたが利用するのは無料ですが、求人を出す企業が利用する場合には料金がかかります。
もしあなたが転職エージェントに紹介してもらった企業に転職した場合、あなたの年収の15~30%が企業から転職エージェントに支払われるのです。
でもあなたは無料ですよ。
転職エージェントを利用する転職の場合は、このビジネスモデルを理解しておくことが必要です。
また転職エージェントにより得意分野が異なります。
まとめ
入社3ヶ月で転職ってなかなか勇気がいりますよね?
私は自分の会社がブラック企業と理解しながらも3年も辞めることができませんでした。
でもあなたは入社3ヶ月で辞めることができます。
10月は毎年20代の離職者が続出し、その穴埋めで優良求人が出る時期。
今すぐ転職活動を開始すれば早々に内定を得られる可能性は高いでしょう。
来月になれば採用枠が埋まってしまいます。
今のうちに転職活動を始めましょう!
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