監修・執筆 新井 誠|人材採用コンサルタント
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学情とは新卒や第二新卒、若手の求職者を対象とした就職支援サービスを提供する東証一部上場の企業です。
新卒者向けには朝日新聞社・朝日学生新聞社との資本業務提携によりリニューアルした「あさがくナビ(朝日学情ナビ)」を展開しています。
また転職社向けには転職サイト「Re就活」、キャリアアップ向け転職イベントの「Re就活 転職博」や第二新卒やフリーター向けの「就職博」、また求職者一人一人に担当者のつく転職エージェントサービス「学情エージェントサービス」などを展開しています。
大手企業の求人もありますが、中小企業も多いのが特徴。
利用者の多くは新卒から第二新卒の20代の若年層が多くなります。
会社概要
【社名】株式会社学情(英文:GAKUJO Co.,Ltd.)
【所在地】
東京本社
〒104-0061東京都中央区銀座6-18-2 野村不動産銀座ビル15F
大阪本社
〒530-0001大阪市北区梅田2-5-10 学情梅田コンパス
【設立】昭和52年11月7日
【資本金】15億円
【株式上場】東京証券取引所市場第1部
【従業員数】300名
【事業内容】人材関連サービス:新卒採用事業、第二新卒・中途採用事業、人材紹介・派遣事業
広告関連サービス: 一般広告メディア取り扱い・制作、各種SPツール制作
【主要取引先】経済産業省、厚生労働省、農林水産省、文部科学省、中小企業庁、東京都、埼玉県、大阪府、兵庫県、大阪市、日本商工会議所、全国中小企業団体中央会、東京弁護士会、三井住友銀行、りそな銀行、大和証券、日本生命保険、第一生命保険、住友林業、日本航空、日本郵船、東京地下鉄、三井物産、伊藤忠商事、住友商事、丸紅、JR東日本、JR東海、JR西日本、NTTドコモ、資生堂、電通、博報堂、武田薬品工業、パナソニック、三菱電機、富士通、JTB、髙島屋、朝日新聞社、朝日放送 他 約5,000社
【加盟団体】一般社団法人 日本経済団体連合会、公益社団法人 全国求人情報協会
サイト管理人が学情の就職博を利用したエピソード
私が就職した年の就職市場はかなりの買い手市場で私の周りの友人は就職活動でかずり回っていました。
そんな中私はあっさりと就職が決まりました。
マイナビも利用していたのですが、ある面接から帰る途中に電車の吊り広告を見ると学情の就職イベントの広告がありました。
ちょうどその日は空いていたので就職イベントに参加することにしました。
大阪で転職イベントというと梅田など交通の便の良いビジネス街で行われることが多いのですが、当時は(たしか)天満橋という梅田に比べるとマイナーな場所のビルのイベントスペースのような場所で学情の転職イベントが行われていました。
イベントスペースに所狭しと様々な企業のブースが並び、学生が気になった企業のブースに訪問し話を聞きます。
様々な企業が並んでいる中、すごく派手なブースが目に入りました。
そのブースが気になり話を聞くと、様々な機械や事業を販売する商社のような会社。
理系出身の私は研究職や開発技術者のようなずっと同じ空間で仕事をするような仕事よりも、営業でいろんな人と触れ合って転勤でいろんな場所に住みたい。
そう思って就職活動をしていた私にとってピッタリの会社のように思えました。
面接がその日で決まり、後日そこ会社の本社で面接。
出てきたのは専務一人でしばらくの質疑応答の後、「もし今内定を出したらうちの会社にきてくれますか?」とのこと。
就職が困難な年であった事もあり私は二つ返事で「はい!」と答えました。
晴れてブラック企業への入社が決まったのですが、ブラック企業と認識できるのは入社後2週間ほど経ってからのことでした。
その後も就職活動は行いましたが、1社決まった安心感からあまり真面目に就職活動をせず、いつの間にかしりすぼみにやらなくなっていました。
入社して2週間の研修が終わり地方都市に配属されてからは、毎日怒鳴られ、平日は遅くまで外回りの営業、土日も資料作りや会議、先輩社員はお客さんを半分騙して売っているようなビジネスをしていました。
今でも上司宛、私にCCの入ったお客さんからの呪いのようなメールが忘れられません。
そのメールの内容は「◯◯さんの勧めの通り事業を始めましたが全くお客さんが来ずに売上がほとんどありません。支払いは毎月あるので赤字が続きこのままでは事業が立ち行かなくなってしまいます。手厚いフォローもあると聞いていますが全くフォローもありません。どうしてくれるのでしょうか」といったような内容でした。
私の上司は地主や建物オーナーに対してビジネスを販売していたのですが、ろくな市場調査もせずに口車に乗って買うお客さんであればたとえ事業がうまくいく見込みのない場所でも販売していたのです。
そしてそれはその上司だけの悪行ではなく、会社の社風でした。
その会社で3年間経った時に私は(このままではろくな将来が待っていない。そのうち人を騙してしまうかもしれない。すぐに辞めなければ!)と思い退職します。
その時には30人いた私の同期は10人以下になっていました。
その後私は転職エージェントのdodaを利用してホワイト企業への転職に成功します。
20代のうちに転職を決めたのはよかったと思います。
第二新卒としての転職活動になったため未経験の業界でも伸び代を期待して採用してくれたからです。
dodaを利用した理由に大手だったからという事があります。
他にもリクルートエージェントも利用しました。
当時の学情はおそらくは求人掲載料が安かったのです。
あとで思えば天満橋で転職イベントを開催している時点で疑問を持つべきでしたが後の祭り。
梅田と比べると天満橋のイベントスペースは安く借りれた事でしょう。
安い転職サービスにはブラック企業やあまり儲かっていない企業が集まる傾向にあります。
ですので、おそらくは掲載料が高いであろう大手の転職エージェントを利用し、結果的にホワイト企業への転職に成功しました。
ただ求人掲載日が高いからといってブラック企業を完全に排除できるわけではありませんが、少なくとも末端社員を使い捨てするタイプのブラック企業は高確率で排除できます。
末端社員を使い捨てする企業は人材獲得にコストをかけないためです。
転職後は労働条件、給与、仕事のやりがいと全てにおいて前職を上回りました。
学情で扱っている求人の中にはまともな企業もあったと思いますが、ブラック企業を排除しきれていなかったのでしょう。
何千社も扱っていればそれは仕方のないことですし、就職活動は自己責任。
dodaやリクルートエージェント経由で転職した人全てが幸せに働いているかといったら全ての人ではないでしょう。
一番悪いのは就職活動に対して真面目に向き合えていなかった当時の私です。
ブラック企業と分かっていながらも3年も勤めてしまったのも私の責任です。
しかし学情を利用してブラック企業に入社してしまったのは揺るぎない事実です。
最後に
私は学情を利用してブラック企業に入社したので正直おすすめはできません。
もし利用するのであればdodaやリクルートエージェントなど大手の転職エージェントと併用し、求人の質を見極めるようにしてください。
私が利用した当時とは求人の質が変わっているかもしれません。
しかしブラック企業に勤めていた私の経験からすると社風というものはそう簡単に変わるものではありません。
学情を利用される際はご注意を。