監修・執筆 新井 誠|人材採用コンサルタント
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給料が低すぎると何もできませんよね。
私が新卒で入社した会社はブラック企業だったのですが、激務という不満もありましたが何よりも不満だったのは給料が少ないこと。
確か手取りで16万円ほどでした。
家賃・光熱費・携帯代・食費を払ったらもう残りわずか。
貯金なんてできるわけありません。
収入を上げないことには何もできません。
何よりも気力が生まれないのです。
今日と同じ明日を続けるために同じ仕事を繰り返す。
この状況を変えるために私は転職という手段を取りました。
本記事では私の極貧時代の悩みと転職により給料が劇的に変わった経験を共有し、あなたの給料を変えるための方法を解説します。
あなたの再来月の給料を上げるために何をしたらいいのかが分かります。
給料が低い人の3つの悩み
給料が安いと節約することが楽しみの一つになります。
でもそんなこと楽しみにしたくはないのが本音。
給料が少ないと悩みが全てお金がらみのことになってしまいます。
私はこんなことで常に悩んでいました。
①同世代との収入格差がある
同じ高校、同じ大学を出たはずの同級生と飲んでいると今いくらもらっているかという話にもなります。
誰かが口火をきるとみんなそれぞれの給与を暴露しだす。
社会人1年生の月収うなんて大差はありませんが、それでも2万も差があれば年収にして24万円。
しかし問題はボーナスです。
私の初ボーナスは3万円だったのですが、私の友人のボーナスは2・・・ヶ月分。
これが年2回あると50万円以上の差がつきトータルで月収と合わせると70〜80万円の差です。
月換算にすると約6万円もの差があります。
6万といえば家賃ですよね。
月に6万円給料を上げるには今の会社でどれだけ過ごさないといけないのか。
一緒に飲みに行けるお店も限られますし、2次会3次会はお金が気になってあまり楽しめません。
友人の結婚式なんかあった月にはご祝儀貧乏。
入社する会社によって給料にものすごい差がつくということを体感しました。
②アルバイトの方がマシなんじゃないかと思う
当時の私の手取りは月に16万円。
この金額だったらアルバイトの方がマシなんじゃないかと思う、というか学生時代に学校に行きながら13万円は稼いだことがあるのでフルタイムでアルバイトをしたらおそらく3倍は稼げる職場もあるでしょう。
月に16万円が続くのであればアルバイトの方が絶対にいい。
でもなかなか会社を辞めて給料がほぼ上がらないアルバイトをする勇気はない。
しかし今の会社でも給料が上がる見込みがないのであれば今はアルバイトをした方がいいんじゃないだろうか。
月に30万円も稼いでいたら何でもできるだろうな・・・。
そんな気持ちで毎日を過ごしていました。
③先輩社員に聞いても給料は良くないみたい
さて今の会社に居続けて給料は上がるのでしょうか。
答えは先輩社員が教えてくれます。
あなたの将来の給料は今の先輩の給料。
多少の誤差はありますが、大きな差はないでしょう。
先輩社員が具体的な額面を教えてくれることはないですが、普段の生活を垣間見たり発言を聞いていると大体の経済レベルが見えてきます。
私の前職の先輩はお酒が好きで毎日飲んでいるようでしたが、毎日お店で飲むと大変なのでスーパーでお酒を買って公園で飲んでいるとのこと。
「コンビニは高いからスーパーで買う。おつまみは2割引じゃなくて半額シールが貼られてから買う。2割引は高級品!」
この発言に(主婦か)とも思いましたが、お酒を飲むのは毎日このことだからランニングコストは少しでも安い方がいいのでしょう。
その先輩は私よりも5年先輩。
こんな将来は絶対に嫌だと強く思いました。
給料を増やす3つの方法
さてそんな将来が嫌なのであれば給料を増やすしかありません。
月収を増やす方法は3つしかありません。
①昇進する
会社で昇進をすると給料が増える、はずです。
昇進をしたらどれほど給料が増えるのかは先ほどお伝えした通り先輩社員を見てみましょう。
ポイントは給料が増える昇進はいつなのか、どれくらい給料が増えるのか、ということです。
入社5年もして30歳が近くなると「主任」とか「プロダクトリーダー」とか肩書きをもらえる場合がありますが、中には対外的な肩書きであり社内的には扱いが平社員と変わらないことがよくあります。
給料が増える昇進については多くの場合、社内規則に書かれているので社内規則を確認しましょう。
また別部署で利害関係が少ない先輩と仲良くしていると、社内事情を教えてもらえることがあります。
その会社に長いこといるとどのような将来が待っているのか、社歴が浅いときから情報収集をしておきましょう。
②副業を始める
副業を会社で禁止している場合は副業ができませんが、副業が禁止されておらず時間の余裕もあるのであれば副業をすることも収入を増やす一つの手段です。
副業解禁というニュースをよく聞きますが、まだまだ副業を禁止している会社は多いので社内規則を確認してから副業に手をつけるようにしましょう。
副業がバレると減給、最悪の場合には解雇になることもあり、なんのための副業か分からなくなってしまいます。
空いた時間にアルバイトをすることもできますし、最近ではクラウドソーシングやアフェリエイトなどインターネットを使った副業もあります。
③転職する
私は会社の先輩を見ていて昇進してもさほどの昇給が見込めず、副業をできるような時間もなかったので転職するしか手段がありませんでした。
ワーキングプアとも言える私の年収であればどこに転職してもほぼ年収アップは間違いなかったのですが、年収アップに加えて労働条件ややりがいにも恵まれた会社に転職することができました。
アップした年収は初年度でも100万円以上。
そこそこ給料のいい会社だったのと前の会社の給料が悪すぎたのが要因です。
ではどのようにすれば年収アップの転職を実現することができるのか。
私の場合は転職エージェントを競合させたことが大幅な年収アップできた要因だったと思っています。
私は何も考えずdodaとリクルートエージェントとマイナビエージェントに登録をしました。
しかし当時の私の更にアドバイスするのであれば年収アップを謳っている転職エージェントに登録をすると思います。
参考までに年収アップをPRしていたり実際に年収の高い転職エージェントをご紹介しておきます。
以下の3つの転職エージェントに登録をして年収アップを目指している旨とそれぞれの転職エージェントに登録をしていることを伝えるとお互い切磋琢磨して良い求人を紹介してくれるでしょう。
転職エージェント名 | 特徴 |
リクルートエージェント | ・求人件数業界No.1の転職エージェント ・他の転職エージェントよりも年収が高い求人の割合が多い |
パソナキャリア | ・求人件数業界No.3の転職エージェント ・年収アップ率67.1%を公表 |
type転職エージェント | ・関東圏の転職に強い転職エージェント ・年収アップ率71%を公表 |
最後に
なんだかんだ言ってお金がないと始まりません。
私は転職して2年で年収500万を超え、ちょっと余裕のある普通の暮らしができるようになりました。
むちゃくちゃ贅沢はできませんが、別に年収が1000万円を超えたところで住む家が3LDKから5LDKになったり車が軽から外車になったりする程度で生活の枠が大きく変わるわけではありません。
情報ソースがどこか忘れてしまいましたが、生活レベルが一つ変わるのは年収3000万円くらいらしいです。
年収3000万円になると船を持ったり個人で人を雇って維持できるレベルと聞いたことがあります。
年収3000万円をサラリーマンでもらっている人はまずいません。
逆に言えば年収2000万円でもある意味年収500万円とさほど変わった生活をしていないということです。
しかし年収200万円台の生活は厳しいものです。
日本社会が年収200万円で暮らせるようにデザインされていません。
300万円台でもちょっと厳しいものがあります。
年収は400万円以上を目指しましょう。