監修・執筆 新井 誠|人材採用コンサルタント
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入社する会社により人の未来は変わるものです。
私は製造業の現場の方から管理職の方まで長年にわたりお付き合いをさせていただいています。
一緒に飲みに行くと特に元請けへの葛藤や愚痴が多いように感じます。
お客さんの愚痴など取引先に言うようなことではないので基本的には言わないのですが、堰を切ると不満や愚痴が出てくる出てくる。
本記事は製造業界に勤めるあなたの悩みを深掘りし、またあなたがもし転職するのであればまず知っておいて欲しいことをお伝えします。
この記事を読めばあなたが転職すべきなのかどうかが分かります!
10月は毎年20代の離職者が続出し、その穴埋めで優良求人が出る時期。
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製造業の下請け会社3つの悩み
日本のものづくりを支える製造業。
その構造は巨大なピラミッド構造になっています。
でもそのピラミッド構造は入社してみないと分からないもの。
入社した会社が売上の多くを特定の数社もしくは1社に依存していると、売上の大きなお客さんのいいなりにならざるを得ません。
そんな下請け会社に勤めているあなたの悩みはこんなものではないですか?
仕事に意味を見出せない
お客さんに言われた通りの価格と納期でひたすらものづくりをする、重要部品を作ってはいるらしいけど何を作っているか詳細をお客さんに教えてもらえない、など製造業は仕事の意味ややりがいを見いだすのはなかなかな大変です。
価格と納期はすでにお客さんが下請け会社抜きで取引先と打ち合わせを済ませているので大きく関わることができません。
何を作っているのか詳しく教えてもらえないのは、あなたの会社に外注することによりあなたの会社から秘密が漏れる可能性を少しでも低くするためです。
まあ、気持ちは分からないでもありませんが、何を作っているかくらい分かりながら製造に関わりたいものです。
また下請けで製造すると言うことはクリエイティブな仕事が限られてきます。
作るものは決まっているのでクリエイティブな部分はせいぜい製造方法くらいでしょうか。
あとはいかにコストダウンするかと言うこと。
下請けは安定の売り上げは上がるものの、一度やり出したら抜け出すのはなかなか大変です。
元請けの言いなりなのが嫌
元請け会社の担当者はなんであんなに偉そうなんでしょうか。
言葉使いはギリギリ仕事用の言葉を使っているものの、態度は明らかに下請けを下に見ています。
そもそも下請けだから下に見られるのは当たり前なのかもしれませんが。
まさに「買ってあげている」「仕事を回してあげている」と言う態度です。
お互い入社した会社でそれぞれの役目を果たしているだけなはずなんですけどね。
製造しているものの製造方法や材料、価格に購入するルートまで決められてがんじがらめです。
元請けは下請けの利益率をほぼ把握しているので、値下げの要因があればすぐにコストダウンするように要求してきます。
自分が元請け会社に入社できる素質があるのかどうかは分かりませんが、入社する会社によってこんなにも上下関係がはっきりできてしまうものかと驚くばかりです。
でも下請けでいる限り元請けの言いなりになってしまうのは宿命です。
転職できるのか不安
しかしそんなことを言っていても転職できるかどうかなんて分かりません。
と言うかひたすらニッチな製造業に関わっていたので自分の経験やスキルが活きるのは同じような製造業しかないのではないか。
特に特別な経験・スキル・資格を持っているわけでもなく今の業界でしか活かすことのできない能力しかない。
もう今の会社に身を埋めてあの担当者と一生やりとりしなければならないのか?
でも下請けの製造業から転職できる業界や職種なんてあるんでしょうか?
嫌なことがあると転職の2文字が頭をよぎりますが、自分に転職なんてできるわけがない・・・、といつしか諦めてしまいがちです。
製造業から転職するときに知っておくべき3つのこと
さあ、嫌な下請け製造業は今すぐやめて転職だ!と言いたいところですが、転職は慎重に。
転職活動を本格化する前にぜひこの3つのことを知っておいてください。
読むだけで結構です。
転職活動を本格化するのはこの3つを行なった後で遅くなりません。
今の会社に居続けたらどうなるのかを知る
今の会社に居続けるに越したことはありません。
それはあなたの経験やスキルや人脈を活かせるのは今の会社が一番だからです。
他の業界や業種であなたの経験やスキルは活かせますがあくまで応用することになり大幅な修正が必要となります。
また人脈に関してはほぼゼロからやり直さなければなりませんし、給与も一旦リセットになる可能性があります。
その上で転職を検討しましょう。
さて今の会社に居続けるとあなたはどうなってしまうのか。
あなたの近未来はあなたの先輩や上司です。
あなたの先輩や上司を見て、なりたい!悪くはない、と思ったのであれば今の会社に居続けてもいいでしょう。
未経験業界同業種、異職種同業界への転職が可能だと知る
あなたは製造業でのノウハウを持っています。
そのノウハウを活かして同じ製造業、もっと川上の製造メーカーに転職することが可能です。
人手不足で求人を出している会社はたくさんあり、その中にはちょうどあなたの経験・スキル・年齢を求めている会社もあるでしょう。
求人を出している会社の採用担当からすると、(なかなか思うような人材がいないな〜)と思うことが常なのですが、たまに我が社に転職するために転職活動をしているのかな、と錯覚するほどぴったりの人材が出てきたりします。
転職はタイミングで、巡り合わせです。
もしなければあなたにぴったりの求人がなければ、あなたに会う求人が出てくるまで待てばいいのです。
また同じ業界の中でも異職種に転職することも可能です。
もっとサプライチェーンの中でも川上の方の製造業に転職できる可能性は十分にあります。
何事もそうですが、出来るか出来ないかではなく、やるかやらないか。
あなたが転職市場に身を乗り出さなければ転職できるかどうかすら分からないのです。
転職を決める前に条件を知ることができることを知る
先ほど「転職市場に身を乗り出す」と言いましたが、最初から本格的に転職活動を行う必要はありません。
まずは転職エージェントに登録をして、もし今転職したらどんな会社に転職できそうか、と言うことを確認したら良いのです。
求人を出す企業の事情は様々です。
- 会社の未来の担い手を育成するため若手を募集
- 製造部の課長が辞めてしまったので製造を理解している人を急募
- 販路拡大の為、特定の業界に精通している人を募集
事情が異なれば労働条件も異なります。
あなたの経験やスキル、年齢で転職できる求人にはどのようなものがあるのか十分に時間をかけて吟味しましょう。
その結果、今の会社に居た方がいいと判断すれば転職活動を延期するなり中止するなりするのです。
情報収集のための転職エージェントへの登録であれば求人件数が最も多いリクルートエージェントがオススメです。
調査の結果、転職活動を本格化しようと思ったのであればあと1~2つの転職エージェントに登録をします。
転職エージェントを競合させること、より多くの求人にアクセスすること、よりあなたに合った担当者に巡り会うことが複数の転職エージェントに登録をする目的です。