監修・執筆 新井 誠|人材採用コンサルタント
最新記事 by 監修・執筆 新井 誠|人材採用コンサルタント (全て見る)
- リバラボインターンシップの評判口コミ|料金、メリット・デメリットを徹底解説 - 2023年5月18日
- マッチングちからネット四国の評判・口コミ|料金、メリット・デメリットを徹底解説 - 2023年5月18日
- やまなし転職・就職ナビの評判・口コミ|料金、メリット・デメリットを徹底解説 - 2023年5月18日
10月は毎年20代の離職者が続出し、その穴埋めで優良求人が出る時期。
今すぐ転職活動を開始すれば早々に内定を得られる可能性は高いでしょう。
来月になれば採用枠が埋まってしまいます。
今のうちに転職活動を始めましょう!

\公式サイト/
✔︎5日間のリモート就職講座
✔︎書類選考免除&20社と面接確約
✔︎離職率の高い業界の求人は扱わない
私の大学時代の友人の1人が有名飲食チェーンに就職しました。
年末には彼を含めた大学の仲良し4人でよく集まり、仕事の話をするのですが彼の話はいつもぶっ飛んでました。
- 自家用車を買ったら、早速店舗間の物資の運搬に使われた
- 雇ったバイトが来なくなって14時間以上の勤務は月に2回くらい
- モンスター客が多い地域で1年働いてモンスターの扱いが上手くなった
彼が笑いながら話すのでみんな笑っていましたが、自分のことだと決して笑えないようなことばかり。
ひとしきり話を聞いた後で誰かが「話を聞いている分には面白いけど、転職したら?」と誰かが言って話が終わるのがいつものパターンです。
そんな彼も結婚を機に本当に転職。
今はリフォーム会社の営業をしています。
その彼が言っていたのは「飲食チェーンのブラックを経験してたら、何でも仕事できるよ」ということ。
文句なしの説得力がありました。
本記事ではその友人の話を元に、なぜ飲食チェーンのブラック企業からであればどんな企業にも転職できるのかをお伝えします。
最後まで読めば、自信を持って飲食業界経験者であることを武器に転職活動を行えるようになります!

飲食チェーンに勤める人の3つの悩み
飲食チェーン店に勤めている人の悩みはシンプルですが深刻です。
一生この会社にいるのは嫌だ!と思っている人はこんなことで悩んでいませんか?
お給料が安い!
飲食・サービス業界はチェーン店、個人店に関わらずお給料は良くはありません。
飲食代は多少は浮くものの、毎回同じものを食べるのは嫌だし、まかない食を全力で利用して節約できるのは月に最大3万円程度。
飲食チェーンは、まかない食以外に経済的なメリットはないので、どうしようもありません。
お給料が安いと、仕事終わりや休日には休むことよりも節約することを念頭に置いてしまいます。
年収300万円はその気になればフルタイムのアルバイトでも稼ぐことのできる金額。
勤続年数を重ねて昇進しても、飲食・サービス業界では他の業界ほど昇給はしないでしょう。
平成28年の平均年収は422万円です。
あなたの年収はいくらですか?
社員はとにかく激務
飲食チェーンの正社員はとにかく激務。
複数店舗を管理し、通常の接客に加えて、アルバイトの面接、トラブル発生の対処と体がいくつあっても足りません。
特に最近は日本人のアルバイトの確保が難しくなっており、外国人を雇わざるを得ません。
意外と真面目な外国人が多いのは安心材料ですが、言葉の壁が立ちはだかります。
急に連絡が取れなくなるアルバイトもいますし、たまにレジ金に手を出すアルバイトもいます。
連絡が取れなくなっても、レジ金に手を出しても当然クビ。
でもアルバイトがクビにして、しんどいのはアルバイトではなく、勤務時間が増える正社員、つまりあなたです。
アルバイトはまた他のアルバイトを見つけたらいいだけですからね。
24時間オープンであれば生活も不規則になりますし、これだけの激務って他の業界ではなかなかないんじゃないでしょうか?
私の友人は車を買ったことにより、会社に終電を気にしなくてもよくなったと認識され、遅い時間までの勤務と早い次男からの勤務を余儀なくされました。
どんんは発想の会社だと思いますが、実際にこんな会社はあるのです。
モンスター客の対応が大変
一番時間が取られて利益にならないのがモンスター客。
ちょっとしたことで、イチャモンを付けて、何十分も拘束されてしまう。
数百円の食事でどれだけ偉そうなんだ、と最初は驚くのですが、そのうちこんな人が意外と多いことに更に驚きます。
最初はお金をせびることが目的なのかな、と思っていましたがどうやらそれは少数派。
多くのモンスター客の目的は、誰かに偉そうにしたい、ということみたいです。
長く働いていると、こいつはイチャモン付けに来たな、というのが雰囲気で分かるようになります。

飲食ブラックに耐えれたら何にでも転職できる3つの理由
薄給、激務、モンスター客は飲食チェーン勤務であれば誰しも経験していると思います。
これらが原因で転職したいと思っているあなた。
実はこの3つを経験しているあなただからこそ、良い転職ができるのです。
どこに転職してもだいたい給料が上がる
飲食・サービス業界の平均年収は300万円代で他の業界は少なくても400万円代前半です。
もちろん例外もありますが、年収アップを目的に転職活動をすればたくさんの求人が見つかることでしょう。
年収300万円は月に25万円、年収400万円は月に33万円です。
これだけ違うと生活が変わると思いませんか?
また他の業界の方が昇給率も高くなってきます。
飲食業界でいくら偉くなって昇給してもしれているのです。
年収400万円、500万円の生活を手に入れるためだったら、どんな仕事でもできるような気がしませんか?
お給料が少ない飲食業で働いていたことは、どこに転職してもお給料が上がるということでもあるのです。
今までの節約志向から、余裕のある生活に変わってくるでしょう。
どこに転職してもだいたい勤務時間が減る
飲食チェーンほどの激務の業態は類を見ません。
つまり、どこの業界や会社に転職しても勤務時間は減るということです。
不規則な飲食チェーンから転職すると勤務時間が固定されている会社に転職した場合は、単純に勤務時間が減る以外にもうひとつの変化が起きます。
当たり前ですが、勤務時間が固定されていると生活が規則正しくなります。
生活が規則正しいと効率の良い時間の使い方ができます。
不規則な生活をしていた人が9時〜17時の仕事に転職して、規則正しい生活をすると1週間の日数が1日増えたのかと勘違いするほど時間を持て余すでしょう。
その空いた時間は家族や趣味や勉強などに使うことができますし、規則正しい生活は何より健康にいいものです。

モンスター客の対応ができたらどんな取引先の対応もできる
飲食チェーンに来るモンスター客は、あらゆる業界のややこしい客の中でも最もタチの悪い客です。
B to Bビジネスの中でもモンスター客はいますが、そのモンスターも所詮はサラリーマン。
感情のままにまくしたてるような人はごく稀です(ゼロとは言いませんが)。
あなたが対応してきたモンスター達に比べたら、サラリーマンの中でのややこしい取引先の担当者なんで屁でもありません。
B to Bの会社に転職したら他の社員が嫌がるような取引先でもさほどストレスなく担当することができるでしょう。
最後に
残念ながら飲食・サービス業界にはブラック企業が多いのが実情。
飲食・サービス業界からの転職活動をするのであれば、飲食・サービス業界以外への転職を検討してみてください。
過酷な飲食・サービス業界で戦ってきたあなたの根性があれば、どんな業界でもやっていけます。
給料が増える、勤務時間が減る、どんな取引先でも対応ができる、といったことを書きましたが、これは飲食・サービス業界から転職する際のメリットであるとともに、飲食・サービス業界にいる限り損し続けているということでもあります。
もしあなたのいる会社に勤め続けることが損をし続けていることだと思えば是非転職をしてほしいと思います。
でもなかなか転職活動の時間を取ることが難しいですよね?
そんなあなたは転職エージェントを利用してみてください。
1時間の面談をするだけであなたの年齢・経験・スキルでどんな会社に転職でいるのかが大体分かります。
参考までにオススメの転職エージェントを紹介しておきます。
転職エージェント名 | 特徴 |
リクルートエージェント | 求人件数業界No.1 飲食業界の求人も多く取り扱う |
パソナキャリア | 求人件数業界No.3 転職後年収アップ率67.1% |
Foods Labo | 飲食業界に特化した求人のみを扱う |