監修・執筆 新井 誠|人材採用コンサルタント
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10月は毎年20代の離職者が続出し、その穴埋めで優良求人が出る時期。
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「転職童貞」とはZOZOTOWNを運営するスタートトゥデイのコミュニケーションデザイン室長である田端信太朗さんがDIAMOND onlineの中で北野唯我さんとの対談で語った言葉です。
インパクトがあり、特にブラック企業に勤めていて転職を拗らせている人の状況をうまく言い当てているな〜と感じ、記事タイトルに拝借しました。
(間違いなくブラック企業だ)
(いつかは転職しなきゃ)
(一生この会社にいるのはちょっと・・・)
この記事を読んでいるあなたはこのように思っているけれども気がついたら数ヶ月数年経っているのではないでしょうか。
私は自分の会社がブラック企業と分かりながら、転職童貞を捨てるのに3年かかりました。
(時間がない)
(人に迷惑をかけるんじゃないか)
(ブラック企業にいた俺がまともな会社に転職できるのかな)
そんなことを考えていましたが、あとで考えれば考えていたことは無駄でした。
この記事を読んでいただいているあなたが本当にブラック企業に勤めているのであれば早々に転職して有意義な時間を多く過ごしてほしいと思います。
思い立ったらすぐ行動です。
でもそんなこと分かっていますよね?
それができれば苦労はしません。
ちょっと世の中にある言葉は乱暴だと思います。
本記事ではどのように行動したら、どのように考えたら転職童貞を捨てることができるのか、ということについてまとめました。
バリバリのブラック企業に勤めていた私の経験をもとにお伝えします!
ブラック企業を辞めない人、辞めれない人3パターン
ブラック企業だと分かっているのになんで辞めないんでしょうか?
もしあなたがブラック企業に勤めていなくて、ブラック企業に勤めている人を見たら疑問に思うはずです。
こんな人になっていませんか?
転職童貞のまま一生を終える可能性のある人です。
私はなりかけていました。
①狭い社内を全てと思っている人
ブラック会社なのに全てを捧げてしまう人がいます。
就業時間後も休日も資料作りを行ったり、夜は上司の飲み会に付き合ったりと自分の時間を犠牲にしているにも関わらず、それが当然だと思っているのです。
狭い社内を世界の全てと思っている人は2つのタイプに分かれます。
会社でのし上がるために全てを捧げている人と、会社に全てを捧げることが偉いと思っており目的意識がなくただただ盲目的に全てを捧げている人です。
前者はまだ目的がありますし本人にとってはその会社がブラック会社ではないのかもしれません。
しかし後者は最悪の場合、利用されて終わる可能性が極めて高くなります。
もちろん本人が楽しいのであれば構いませんが、はたから見ると思い込みが激しい人だなという印象を受けます。
幻の世界で一生懸命戦っているように見えるのです。
その会社の所属している以上はその会社のルールに従ってやるべきです。
組織人なのですから当たり前です。
しかしその会社は本当にあなたの全てを捧げる価値がありますか?
あなたにとってはあなたの人生が一番重要なのです。
どうせ一生懸命働くのであればあなたの頑張りが報われる会社で頑張って欲しいものです。
でも頑張りが報われる会社と言うのは人それぞれ価値観が違うので一概には定義できません。
厚生労働省が開示している年収や休日取得率などのデータを確認するとある程度自分の海佐hが世間一般と比べてどうなのかが分かります。
どんな環境でも一定期間在籍するとその環境が全てになってしまいます。
もちろんその人が生きている環境なのですからそれは当たり前なのですが、もしその環境がその人にとって良くないものであればこんなに不幸なことはありません。
社会人になってから小学校、中学校、高校の同級生に毎日会いますか?
年に数回だったり、もしかしたらもう学生時代の友人に会うことはほとんどない人がほとんどで、社会に出てからは社内の人と取引先や家族に会う毎日ですよね?
よくいじめで子供が自殺していますが、大人になったら嫌なクラスメイトなんて会うことなんてほぼ無いのにそこで人生を終わらせてしまうなんて勿体無いと言う印象を受けます。
でも子供の頃はその世界が全てでした。
同じことが社会人になってからも起きているんです。
その環境があなたにとって大事なものなのであれば大事にすべきですが、本当にあなたの人生を捧げるほど大事なものなのかを考えてみてください。
会社に行く以上、仕事において上司の言うことは絶対です。
しかし一度会社を離れれば赤の他人。
一歩引いて自分の会社を客観的に見てみましょう。
②中途半端に成果を出してしまった人
ブラック企業で入社後数ヶ月でなんらかの成果を出すと居心地が良くなったりお客さんを含めた取引先や社内の人間関係ができてブラック企業に在籍する期間が長くなりがちです。
でも自社がブラック会社なのであればそれに惑わされてはいけません。
ブラック会社もなるべく長く人を使ってから入れ替えたいと考えているので、稚拙な工作をする場合もあります。
私が経験したのは社長賞と努力賞、あとは頻繁に使われる幹部候補生と言う言葉でした。
入社後一定期間で成果を出した人に対して努力賞が、その中でも特に成績の優秀だった人には社長賞が贈られます。
また朝礼や会議などで部長クラスからは「君たちは幹部候補生」とよく言われていました。
新卒で入った初めての会社とは言え、もちろん鵜呑みにはしませんでしたが悪い気はしません。
30人いた幹部候補生は入社3年後には10人を切っていました。私の同期の多くは冷静に受け止めていたのですね。
あなたが自社をブラック企業だと思っており客観的に見てもブラック企業なのであればその会社での明るい未来は見えないはずです。
お客さんや取引先には申し訳ない部分もあるかと思いますが、それを言うといつまで経っても転職ができません。
ある程度自分での線を引いて辞めるタイミングを見計らうことをお勧めします。
③自分に自信がない人
こんな会社に就職した自分はもうダメだ。
ブラック企業にはもう諦め気味の人もいます。
私も転職の際は「ブラック企業に3年も勤めてしまいろくな経験がない私が転職なんて出来るんだろうか」と不安でいっぱいでした。
もうダメだ、と思い始めた人は仕事の頑張りようがありません。
しかし仕事をしないとさすがにマズいので適当に仕事をして問題ないラインを見つけ出します。
そうなるともう終わりです。
ブラック企業でちょっと役立つ程度のスキルしか身につかずブラック企業でも上にいけず、いよいよ切羽詰まって転職しないといけない時に5年も10年も経っていると本当にろくな会社にしか転職できません。
ブラック企業といえど在籍しているうちはそれなりに頑張って経験と知識を積まないと転職する時にPRできるものが残りませんし運良くホワイト企業に転職しても相当苦労するでしょう。
ブラック企業を辞めない、辞めれない人が今すぐ起こすべき3つの行動
さて、そんな転職童貞のまま一生を終えるのが嫌なのであれば今すぐに行動を起こしましょう。
特に難しいことではありません。
できる範囲のことからはじめてみてください。
①今の会社を世間一般と比較してブラック企業か確かめる
自分ではブラックだブラックだと思っていても、もしかしたら自社は一般的に見るとそんなに悪い会社ではないかもしれません。
世の中の会社ってこんなものじゃないのかな?と思っていても実はむちゃくちゃ条件が悪い会社に勤めているのかもかもしれません。
あなたが勤めている会社が本当にブラック企業かどうかを確認するためには比較対象を持つ必要があります。
医師がレントゲン写真を見て異常が分かるのは正常なレントゲン写真をたくさん見ているから、ワインソムリエがワインの味の違いが分かるのは数々のワインを飲んでいるから、主婦が野菜が安いと判断できるのは普段から様々な野菜を様々なスーパーで見ているからです。
あなたも多くの会社を様々な方法で確認し比較対象を得て判断基準を持ちましょう。
比較対象があることにより、あなたが甘えで辞めたいと思っているのか、本当に辞めるべき会社なのか、判断基準を持つことができるのです。
厚生労働省が公表している情報を確認する
客観的に比較するためにまず確認すべきは厚生労働省が発表しているデータを用います。
転職エージェントなどの各転職サービスなども独自の調査で年収などを調査していますが、日本において一番信頼の置ける情報は何においても国にあります。
厚生労働省の公表しているデータの中であなたにとってどれが重要かを判別してあなたの会社が世の中の平均値とどれだけ外れているのかを確認しましょう。
平均値が良いという訳ではありませんが、あまりに労働時間が多くて年収が少なければ流石にブラック企業と言わざるを得ません。
世間一般とあなたの会社を数字で比べてあなたの会社の位置を確認しましょう。
周りの同世代に聞く
あなたの同級生に会社生活がどんなものなのかを聞いてみてください。
仲の良い同世代の友達や同級生と食事に行くと話題が散漫になるかもしれないので、食事の前に時間を取ってカフェなどでじっくり聴くことをお勧めします。
自分が社会の中でどのような場所にいるのか少しづつ見えてきます。
私は高校の同級生や同年代の友人5名ほどに勤務時間、残業、休日、有給、上司、朝礼、離職率などに加えて普段どのような気持ちで仕事を行っているのか、あんな風になりたいと思えるような上司はいるのか、お客さんとどのように接しているのか、一生勤める気でいるのかなどを聞きました。
残業が多かったり、ろくな研修も行わず現場に出されたりという意見もある一方、有給を普通に使えたり、朝礼がそもそも無かったり、仕事ができて人間性も素晴らしい上司がいたりと私の勤めていたブラック企業ではあり得ない状況が確認できました。
残業が多かったりなどのマイナスな情報でも私の勤めている会社の方が圧倒的にブラックだなとの印象も持ちました。
また同時に世の中には普通の会社も存在しないことも認識しました。
常にノンストレスで働いている人は皆無でした。
しかし良いストレスと悪いストレスがあります。
仕事が大変だけどやりがいがある友人の話を聞いているとキラキラ輝いていて、いつの間にこんな違いができてしまったんだろうという気持ちになりました。
友人に話を聞いている中で私が一番衝撃を受けたのが年収です。
私の勤めていたブラック企業ではインセンティブ制で売ったら売っただけ給料が上がるというシステムでした。
一方インセンティブ制ではない同級生の年収は私の100万円以上ありました。
100万円以上の差はインセンティブで稼ごうと思ったら凄まじい好成績を出さなければたどり着けないような数字でした。
ブラック企業は売ったら売っただけ稼げるといいながら、世間一般の会社と比べると、営業成績を出したらやっと給料が世間一般に追いつくというものだったのです。
人並み以上の時間と知恵を使ってやっと人並みの給料に追いつくかどうか。
3年勤めて昇給もほとんどなく昇級の見込みもほとんどありません。
世間一般と比べると私の勤めているブラック企業は年収が著しく低いと認識しました。
年収以外のことでもショックを受けましたがやはり年収が同年代と比べて著しく低いというのは一番ショックでした。
5人も情報を集めるとだんだん自分の勤めている会社のレベルが分かってくると同時に危機感も募らせて行きました。
情報は多ければ多いほどいいのですが、これ以上聞くと気持ちが落ち込みそうですし、結果によって行動に移さなければ意味がありません。
②プチ転職活動をやってみる
転職活動とは気になる企業に先行書類を応募して通った企業にスーツを着て面接に行くことではありません。
それは転職活動の中期〜後期です。
転職について考えてみる、スマホで調べてみるのは転職活動の第一歩です。
仮に次の職場を決めずに退職しなければならない状況であったとしても、頭の中やスマホ1台でできるようなプチ転職活動は開始しておきましょう。
確かに退職してからはまとまった時間が取れますが、ゼロからのスタートと1からのスタートでは雲泥の差です。
転職サイトに登録しておいてどんな求人があるのかを調べておいたり、少しでも自己分析を進めておいたりするだけでも退職後のスタートが早くなります。
自分のキャリアプランをどうするのか、どの業界や職種に興味があるのか、譲れない条件は何なのかを考えておくだけでもだいぶ違います。
もし余裕があるのであれば休日に転職の合同説明会(転職フェア)に足を運んで転職へのモチベーションを上げておくことも有効です。
また転職エージェントに登録するとあなたにキャリアアドバイザーと呼ばれる担当者が付きますが一度打ち合わせだけでも済ましておくことをおすすめします。
求人情報の確認
転職サイトなどに登録しなくても求人情報を確認できるサービスがあり、それらを閲覧しているだけでも転職活動の第一歩となります。
様々な仕事の業務内容や待遇を見ていると転職活動が楽しくなってきます。
スマホで求人を眺めて世の中にはどんな業界、会社、職種があり、それぞれの待遇はどんなものなのかを確認するだけでもぼんやりと転職した自分の姿が見えてきます。
日本には400万を超える会社が存在します。
あなたの知らない業界や仕事はたくさんあります。
ある程度知識がある状態で転職活動を本格化させるとスタートダッシュが効きます。
仮に転職をしないという結論に達しても、転職をしたら選択肢がどれだけ増えるのかを知っておくだけでも勉強になります。
転職サイト・転職エージェントへの登録
転職サイトや転職エージェントというと急に転職活動が本格的になるような気がしますが、転職するかどうか分からない、今すぐ転職するわけではない、という人も大勢います。
求職者は利用料がタダなので、まずは情報収取のために登録だけしておくのです。
求人掲載費が比較的安い中小規模の転職サイトや求人掲載費が無料のハローワークは、人材確保にコストをかける意識のないブラック企業の求人が掲載されていることがありますので、なるべく大手の転職サイトに登録することをお勧めします。
転職エージェントは登録するとキャリアアドバイザーと呼ばれる担当者から連絡が来て打ち合わせ(カウンセリング)を提案されます。
先述の通り、転職するかどうか分からない場合でも、キャリアアドバイザーの話を聞いたら思ったよりもいい会社に転職できることが分かったりするかもしれません。
打ち合わせでの中でキャリアアドバイザーはあなたを分析し、あなたの転職における希望と転職エージェントに扱っている求人のマッチングを行います。
転職エージェントってちょっと敷居が高い気がしますか?
まだ転職の意思が100%決まっていないのにまだ登録したくないですか?
転職エージェントからすると転職の意思が定まった人に来て欲しいと思うのは当然です。
転職エージェントは転職エージェントが紹介した企業に転職者が転職したら企業から報酬が支払われるためです。
よって転職の意思が定まっていない登録者の優先順位は下がります。
しかし転職エージェントからすると転職の意思が定まっていない登録者は見込み客です。
あまりに強引に転職を勧めてくるキャリアアドバイザーであれば距離をおいた方が良いと思いますが、必要な情報を提供してくれてあとはあなたでお考えください、というスタンスのキャリアアドバイザーであれば利用する意味があります。
そのためにはまずは転職エージェントへの登録を済まし、キャリアアドバイザーから連絡のあった時点で、あなたの転職に対する意識を伝えることです。
まだ100%転職すると決めたわけではないがいずれは転職する可能性がある。
それでも会ってくれるのか、ということを事前に確認した上での打ち合わせであればキャリアアドバイザーもあなたの転職の熱量に対して適切なアドバイスをしてくれます。
転職エージェントの繁忙期であれば会ってくれない可能性もありますが、それは仕方のないこと。
あなたの意思を正確に伝えることにより、キャリアアドバイザーから今のあなたに適切な情報を引き出せるか可能性は高まります。
まだ打ち合わせをするほど気持ちが固まっていないというのであれば転職エージェントではなく転職サイトに登録して自分のペースで転職活動を進めて行きましょう。
転職サイトとはアカウントを取得し、専用のサイトで求人情報を閲覧して興味を持った企業に自分で応募するシステムの転職サービスです。
簡単にオススメの転職エージェントと転職サイトの特徴をまとめておきます。
【転職エージェント】
担当者が付いて転職活動を進める。
転職エージェント名 | 特徴 |
リクルートエージェント | 日本最大手 |
doda | 日本2番手 |
マイナビエージェント | 細分化した転職サービスを展開するマイナビグループの主力事業 |
エンエージェント | アフターフォローのが手厚い |
type転職エージェント | 首都圏・IT関係に強い |
【転職サイト】
アカウントを取得して転職サイトを閲覧する。
転職サイト名 | 特徴 |
MIIDAS(ミイダス) | 年収査定サービス、職種別、年齢別、学歴別の転職ビフォーアフターが確認できるなどの機能が充実 |
マイナビ転職 | 地方にも強い |
en転職 | 働きがい検索、担当者が各企業についてコメントを記載など独自の切り口 |
@type | 首都圏・IT関係に強い |
③半年分以上の生活費を確保する
あなたの勤める会社がブラック企業であることが客観的評価からも判断でき、明確で前向きな転職理由ができたとしてもすぐに会社を辞めてはいけません。
理想は言うまでもありませんが会社に勤めながら転職活動を完結させてしまうのが理想です。
どうしても先に会社を辞めないと転職活動が完結できない、肉体的精神的に参ってしまうなどの極端な事情がない限り次が決まらない状況での退職はおすすめしません。
でもブラック企業に勤めているのであれば次を決めずに辞めてしまうのも致し方ありません。
休みがなく残業も多く有給を取る習慣がなければ転職活動に割ける時間は限られています。
何よりも気持ちを前向きに持っていくのが極めて大変です。
転職先を決めずに退職して転職活動に専念すると3ヶ月以内には転職できるのが一般的ではありますが、無収入であまりにギリギリの生活はあなたが思っている以上に精神衛生上良くありませんので余裕を持った予算が必要です。
そのため転職先が決まる前に退職する場合は、半年以上生活できる環境と生活費を確保する必要があります。
1ヶ月分の生活費を把握する
転職先を決める前に今の会社を辞めるとあなたは無収入になります。
お金は減る一方です。
まずはあなたの支出を知りましょう。
1〜3ヶ月間毎日支出を記録しておきましょう。
家計簿アプリなどを使うとお手軽に自分の支出を把握することができます。
以外とお菓子を買っていたり、交通費が実はバカにならなかったりします。
家賃、生活費、健康保険、年金などを全て貯金で賄う必要があります。
自主退職の場合は退職金がもらえなかったり半額になる場合があります。
事前に確認しましょう。
住む場所は決めているでしょうが、意外と計算違いになるのが生活費。
会社辞めて思うのが本当に何をするにもお金がかかる。
余力を持って半年分溜めていたとしても恐らく多くの人が少し早めに使い果たすでしょう。
自分の生活費を把握するために退職前に家計簿を付けましょう。
例として
家賃:¥60,000
光熱費:¥10,000
食費:¥1,200×30=¥36,000
携帯料金:¥3,000
年金:¥17,000
健康保険:¥20,000
※あくまで一例としての金額です。特に健康保険や年金などは関係機関にお問い合わせください。
上記の例を元にすると146,000円は最低限かかることになります。
就職活動で移動する際の交通費だったり、ちょっと小腹が減ってコンビニ行っても数百円かかる。
思いもよらぬ体調不良による医療費などが全てのしかかってきます。
年金は1万円半ば毎月払わないといけないし、たまには遊んだり外で食事したり飲みに行ったりしたくもなります。
なんだかんだ言って月に20万円以上かかると思っておきましょう。
あまり切り詰めた生活をするとブラック企業に勤めていた時とは別の圧迫感がありますのでお勧めしません。
収入のあてがなくジリジリと貯金が減って行くのも精神衛生上良くありません。
多くの場合ハローワークに行けば雇用保険ももらえますが、退職直後からもらえるわけではなく支払開始までは時間がかかります。
実際に半年暮らせるお金があったとしても3ヶ月目くらいで貯金の底が見え始め不安が募ります。
3ヶ月〜半年分の貯金を貯める
平均的な転職期間は3〜半年。
退社して転職活動に専念するとスピーディーに転職活動を行うことができます。
遅くとも退職後3ヶ月以内には完結させておきたいところです。
だからと言って3ヶ月ギリギリの生活費を貯めておくのはちょっと危険なので半年分です。
残高が減って行くだけの状況はなかなかスリリングです。
退職してから転職のみに注力したらすぐに転職先が決まると思いがちですが、金銭的余裕はメンタルに直結します。面接態度にも影響する可能性もあります。
ましてやお金がないからと言って転職を急ぎまたブラック企業だったら目も当てられません。
3ヶ月〜半年を生きれる環境を作る
でも給与の少ないブラック企業に勤めていると貯金することすら難しい。
その場合はなりふり構わず、固定費を徹底的に減らしましょう。
- 賃貸に住んでいるのであれば転職期間だけでも実家に帰る
- 携帯電話を格安SIMに変える
- 外食を減らし自炊する
あまりにギリギリの生活をしているとストレスがたまりますので、月に2〜3回は遊びに行ったり飲みに行ったりできる予算も確保しておくことをお勧めします。
私の勤務していたブラック企業は激務ではありましたが給料は良くありませんでした。
成果報酬の営業だったため売上が上がった月とそうでない月の給与の差が大きく(稼いでいるな!)と新入社員なりに感じる付きもあったのですが、転職後に年収で見るとワーキングプアかと思えるような給料でした。
しかしこの状況がブラック企業に勤め続けることで給料が改善されるとはとても思えません。
そのためには転職が必要なのですが、先述の通り転職活動の時間が思うように取れない。
どこかのタイミングで会社を辞める必要がありました。
しかし無収入の状況では当然生活が立ち行かなくなる。
少ない収入の中でどれだけお金を貯めたら良いのかを考え、食費などのランニングコスト切り詰め、退職後の実家住まい、などを決めました。
ブラック企業から転職するときに知っておくべき3つのこと
それでも転職する気になれませんか?
まあ今日始めなくてもいいですもんね。
でも今日転職活動を始めなかったらたぶん1年後も同じ毎日です。
今日始めたら2ヶ月後には新しい環境で楽しく仕事をしているかもしません。
でもどうしても始める気になれない!というのであれば以下の3つのことを知っておいてください。
①資格や大きな実績がなくても転職はできる
転職活動は意外と、案ずるより産むが易し、と言うこともあります。
募集をかけている企業は優秀な人が欲しいのではなく、今転職活動をしている人の中で、自社の求める人材に一番近い人を求めます。
「今転職活動をしている人の中で」と言うのがミソです。
何事もそうですが、やってみないと分からないんです。
資格よりも経験
ブラック企業を辞めるために資格の勉強をしているのであればすぐに辞めましょう。
資格があるに越したことはありませんが、どんな業界や会社に転職するかも決めていないのに漠然と英語や会計を勉強するなんて意味のないことです。
転職したい業界や企業が決まっており内定を勝ち取るために資格があれば有利になる、もしくは必要条件である場合のみに資格を取得しましょう。
確かに資格を持っていると選択肢は広がります。
しかし将来転職したい業界や企業はその資格を必要としていないかもしれません。
宅建は不動産系の事業を行っている会社でしか重要視されませんし、英語が必要ない会社でTOEICの点数は重視されません。
将来必要になるのか分からないの資格を取得するのに時間を割くのは得策ではありません。
簿記3級を保有している人よりも会計事務経験3年の方が採用されることもあります。
細かい違いはあるかもしれませんが、あなたの目的は資格を取ることではなくブラック企業を辞めて働きがいのある会社に転職することのはずです。
簿記3級は一般的に合格に必要な勉強時間は100〜120時間で、1日1時間で4ヶ月、1日2時間で2ヶ月かかります。
2ヶ月もあれば資格がなくとも真面目に取り組めば転職活動は終盤に差し掛かっています。
場合によってはもう次の会社で働いていることも考えられます。
そんな時間があるんだったら転職活動そのものに時間を割いた方が効率的です。
目的を見失わないようにしましょう。
会社によっては簿記3級を持っていることよりも会計事務の経験がある人の方が採用されることもあります。
TOEIC800点を持っていても全く英語をしゃべれない人がいることを採用担当者は知っています。
履歴書の資格の欄に一行埋めるために膨大な時間を使わないで、転職活動そのものに時間をつぎ込みましょう。
転職活動をしていたらどうしても内定を取りたい会社が見つかったが募集要項に資格が必要と書いてありあなたはそれを持っていないという場合であれば資格を取得するのはOKです。
優秀な人ではなく企業に抜けているパズルピース自分を合わせる人から内定が出る
転職希望者が優秀であるに越したことはありません。
しかし何を持って優秀かは企業によって異なります。
求人を出している企業はそれぞれ求める人材が異なります。
求人を出している会社はパズルのピースが抜けているように人材が抜けている状態です。
企業は早くそのパズルのピースを埋めたいと考えている。
あなたは必ずしも優秀である必要はなく企業の求めるパズルのピースになりきることで内定を勝ち取れます。
年齢一つを取ってもそうです。
若手を採用して組織の若返りを目論んでいる企業に40代でマネジメントも実績も十分な人は書類選考で落とされるでしょう。
課長職の求人を出している企業であれば、若手でどれだけ資格を持っていて現場での実績が十分でもマネジメント経験がなければ採用されることはありません。
化学品を扱うメーカーや商社であれば理学部化学科卒である人に注目は集まります。
御社の抜けているパズルのピースに当てはまるのが私ですよ!とPRし企業が、本当だ!ぴったりだ!と思うと内定への可能性は高まります。
私が転職活動を開始する前、開始してしばらくするまでは不安で仕方ありませんでした。
その思いの根源は「俺はブラック企業でろくな経験や知識を積んでいない。」と思い込んでいたことにあります。
転職市場の中で優秀な人から順に採用されていくので自分なんてものはまだまだだ。
- 何か資格を取ってからにしよう
- もっと営業で実績を出してからにしよう
- とりあえず3年は同じ会社で働いた方がいいのではないか
転職活動開始前このような思いでいました。
しかし営業では少しマシな成績が取れたものの、資格では宅建に落ちTOEICは400点台前半という状況で3年が過ぎようとしていました。
資格は取れないままでしたが、このままブラック企業で一生を終えるのは絶対に嫌だとの思いが頂点に達し特に資格も得られないまま転職活動を開始することになります。
転職活動を開始してからもずっと胸の中にあったのは「こんな自分でも転職できる会社はあるものか。」という思い。
その思いは転職活動を進めていくうちに薄れていき、(どの会社に転職しようかな!?)と転職に前向きな気持ちに変わっていきます。
②会社や取引先に迷惑はかからない
一番大切なのはあなたが幸せな人生を送ることです。
あなたにとって何が一番大事なのかを決めてください。
転職を検討し始めると以下のようなことが頭をよぎることがあります。
- 自分が会社を辞めたらあのお客さんはどうなってしまうんだろう
- せっかくここまで上司に育ててもらったのに申し訳ない
- 入社時の同期との約束が守れない
お客さんをはじめとするあなたが担当する会社や個人はいつもあなたと対峙しています。
会社からは「お前は会社を代表して取引先と会っている。取引先には会社の看板ではなくお前に会いたいと言ってもらえると一人前だ。」みたいなことを言われませんでしたか?
しかしお客さんは会社の看板を背負ったあなたと接しています。企業・会社とは別名「法人」とも言いますよね?
法人とは「法」律上「人」として扱いますよ、と言う意味です。
そうしないと会社の持ち物を全部経営者などの持ち物にしなければならず、持ち主が亡くなった時などに相続など面倒なことが起きてしまいます。
ちょっと話が逸れましたが、取引先はあなたと会ってはいますが、対峙しているのはあなたの会社とあなたの肩書きです。
あなたが辞めて担当が変わるその時は多少忙しくさせてしまうでしょうが、会社であれば人が辞めることもあります。
その時にスムーズに引き継ぎをしてその後も円滑に仕事が進むようにするのは会社の責任です。あなたがすべてを背負う必要はありません。
だからと言って全て放り出してもいいと言うわけではありません。
退職するがここまでは自分の責任で全うしようという線引きを自分で行いましょう。
上司に一生懸命育ててもらったのであれば退職は裏切りのような気がして申し訳ない気持ちになるでしょう。
しかしブラック企業に勤め続ければあなたの将来が危うくなってしまう。
一生懸命育ててもらったと思えるほど上司を信頼しているのであれば、退職を告げる時に本音をぶつけても良いかもしれません。
もし同期との約束が本当に大事なのであれば転職を諦めてまでブラック企業に残り続けるのも良いでしょう。
③ブラック企業に勤めていたことは強みになる
ブラック企業にいると「自分はろくな経験やスキルを持っていないから転職活動をしても良い会社に転職できない。」と考える人がいます。
転職を決意する前の私の考えでもあります。
しかしブラック企業に勤めていたことは強みにもなります。
あなたほど長時間労働に耐えた人はブラック企業の中にはたくさんいてもホワイト企業の中にはさほどいません。
安い給与でも耐えて耐えて仕事を真面目にやってきたのであればホワイト企業に転職したらどれほど活躍するでしょうか。
採用担当者に「この人はブラック企業に勤めていた。明らかにうちの会社はこの人の前職よりも環境が良いから頑張ってくれるだろう。」と思ってもらえることができます。
ブラック企業に務めていたことが強みとなりますが、あくまでプラスαです。
転職活動において重要なのは企業分析により企業の求める人材像を理解し、自己分析により自分をその企業の求める人材に近づけることです。
※企業分析に関する記事はこちら
※自己分析に関する記事はこちら
これができた上でブラック企業の経験をスパイスのように効かせると内定が近づくでしょう。
ブラック企業の経験をどのように転職活動で活用するのか、その3つの理由について解説します。
①長期間働きたい意思を伝えやすい
採用担当者が採用活動の際に一番嫌うのは採用した人がすぐに辞めてしまうことです。
せっかく時間とコストをかけて人を雇ったのに試用期間、半年、1年で辞めてしまっては全てが水の泡です。
採用担当者にと、この人はちょっとやそっとでは辞めないであろう、という印象を与えることは極めて重要なのです。
ブラック企業の経験があると、やむを得ない転職であり本来は一つの場所で長く勤めたい、という意思を伝えやすくなります。
転職の面接では必ず退職理由か転職理由を聞かれます。
あまりネチネチとネガティブなことを言ってもしょうがありませんが、ブラック企業に勤めていたことは理解してもらいましょう。
ブラック企業で働いていたことに対して同情を引くことが目的ではありません。
同情してくれる人も多いのですが、こちらの目的は「転職がしたいわけではなく、同じ場所で長く働きたい」ということを理解してもらうことです。
- 本来転職はしたくはない
- 給与が少なく昇級の見込みがない
- 規定時間外労働、休日出勤が多く将来にわたり改善される見込みがない
- パワハラが社風として横行しており無くなる気配がない
などやむをえない事情をまず話して、次にその具体例を話しします。
あまり明るい話題ではありませんので長々と話をしないように簡潔にまとめておきましょう。
- 本来転職なんてしたくない
- 次働く会社では長く勤めたい
という意思を理解してもらえれば面接官に「うちの会社はこの人の前職と比べればだいぶいい環境であり、入社したら長く勤めてくれるのではないか」と思ってもらえます。
中には独立心の強い人を採用する企業もありますが、多くの会社は長く勤めてくれる人を望みます。
②職場環境が改善されるため意欲的に働く姿をイメージしてもらいやすい
これは入社してからのメリットですが、ブラック企業の劣悪な環境に勤めていた経験があると、一般的な企業に勤めている人に比べて少々の理不尽ではなんとも思わない鉄のハートを知らぬ間に身に付けています。
- 気分で怒鳴られる
- 急な残業の指示
- 休日に会議の招集
- 経費で落ちるはずのものが落ちない
- 強引に飲み会に誘われて武勇伝を聞かされる
あなたが応募している企業にはあなたのライバルとなる転職希望者も応募しています。
ライバルがブラック企業に勤めているかどうかなんて分かりませんが、もしライバルがブラック企業に勤めているのではなくあなたと同じ理由で退職を決意していたとしたらどう思いますか?
私は根拠なく「確実のこっちの方が厳しい状況だった」と思います。
一般的には根拠のない自信はよくありませんが、転職のライバルは最後までどんな人か分かりませんのでこの場合はブラック企業に勤めていたことを少しでも武器にするため根拠のない自信を持つことにしていました。
一人を雇う時に最終選考まで二人残ったとします。
能力は同じ。
この場合は年齢の若い方、仕事に少しでも関連のある資格を持っている方などプラスアルファで選ばれることがあります。
ブラック企業に勤めていたこともプラスアルファに使うことができるのです。
ブラック企業に勤めていたのだから環境の良いうちの会社に来てくれたは力を発揮してくれるだろう、そう思ってもらうことが重要です。
しかしブラック企業の経験は諸刃の剣。
ブラック企業の思想を持ち込まれては困る、などとマイナスのイメージを持たれると逆効果です。
あなたはブラック企業には染まっていないが、ブラック企業で勤めたことによる強みは兼ね備えている。
とも思われるようにしましょう。
このような状況に年がら年中身を置いていると、ホワイト企業に転職した後に拍子抜けします。
- 怒鳴る人がいない
- 早く帰ることを指示される
- 休日に出勤している人はまずいない
- 領収証さえ取っていれば仕事関係の出費は全て経費
- 飲み会は自由参加
むしろ何か裏があるのではないかと思ってしまうくらいです。
ホワイト企業の社内でもしブラック企業で日常茶飯事だったことが起こったら慣れてない人にとっては軽い事件ですね。
でもあなたにとっては大したことではありません。
③ブラック企業を見分けることができる
ブラック企業を見分ける方法はいくつかありますがいずれも100%ではありません。
しかしブラック企業に勤めていた経験のあるあなたはブラック企業を見分ける力が備わっています。
それは今の会社と同じ空気を感じるかどうかということ。
この能力はブラック企業に勤めたことのある人にしか備わりません。
もちろんこの能力も100%ブラック企業を排除できるわけではありません。
募集要項を確認した時や面接でその会社を実際に見た時、その会社の人と会話を交わした時に垣間見えます。
- あなたの会社の募集要項と同じようなことが書いてある
- 面接官があなたの会社の誰かと雰囲気や言動が似ている
- 面接室や社内があなたの会社と同じように整理整頓がされておらず雑然としている
- 社員の雰囲気があなたの会社のように暗い
このような雰囲気を感じたら赤信号です。
やっとの気持ちで転職して多少待遇が良くてもブラック企業であれば転職活動をした意味が薄れます。
ちょっと条件が良くなっただけで転職した根本の原因が解決されていない。
そんな状況は避けるためあなた自身の感覚を信じましょう。
数社面接をこなしたら今まで接したことのないタイプの会社に巡り会うことの方が多いはずです。
ブラック企業に勤めているとどうしても面接で会社を斜に構えて見てしまうことがあります。
- 面接でいいこと言っててもどうせ働き出したら全然違うんだろ?
- 繁忙期以外は定時で帰るって面接だから言ってるんだろ?
- 面接では優しく見せてても普段の仕事に戻れば部下を怒鳴り散らかしてるんだろ?
しかし本当に人材確保に重きを置いている会社が面接はで語ることは全て事実に基づき正直に喋っています。
面接官と転職希望者がお互い正面からぶつかり合います。
それは入社後にミスマッチが判明しせっかく採用活動で時間とコストをかけて採用した人が短期で辞めてしまうことを防ぐためです。
短期間で辞めてしまうことは企業にとっても転職希望者にとっても不幸なことです。
こう言ったら不合格になるのではないか、などと考えずに全て正直に答えて聞きたいことを聞いてミスマッチのない企業選びを行いましょう。
また今の会社に入社した経緯を思い出し同じ轍を踏まないことも重要です。
ブラック企業に入社してしまった経緯は人それぞれだと思います。
そもそもなぜブラック企業に入社してしまったのか原因を明確にして対策を立て今回の転職活動で同じことをしないように気をつけましょう。
ここで気をつけるべきは自分に原因があるということを意識するということです。
例えば私がブラック企業に入社した時は就職氷河期だったのですが、就職氷河期であったことはブラック企業に入社してしまった原因の一つです。
でもこれってどうしようもないですよね。
就職浪人したところで来年は就職氷河期が終わっている保証もないですし、年齢は変えれないですし。でも自分に原因があることは改善ができます。
私が改善すべき点は以下の3つでした。
原因:企業が利用する際の求人掲載費が安い中小の転職サービスを利用した
対策:人材獲得にコストをかけないブラック企業が集まらない求人掲載費が高い転職サービスを利用する
原因:自己分析、企業分析が十分ではなかった
対策:第3者の視点も入れた自己分析、プロ(キャリアアドバイザー)の視点も入れた企業分析を入念に行う
原因:1社受かって就職活動を辞めてしまった
対策:決めた期間中に納得の行くまで転職活動を行い複数社の中から企業を選ぶ
転職の目的を明確にする
最後にこの転職目的が達成されたら確実にあなたは楽しくなる、そんな目的よく考えて思い描いてください。
書き出すと尚良いでしょう。
頑張って達成したい、そこまでは頑張りたくない、これだけは譲れない、そんなことも良く考えて目的を決めてください。
それがあなたの転職の最終目的となります。
転職活動は全てこの転職目的を達成するために行われます。
中長期的目標を定める
嫌なことがあるから辞める。
退職理由はそれで構いません。
しかしあなたはすぐに転職活動をしなければなりません。
転職を決意したらそれまでのことは忘れて今後あなたの社会人人生をどうしたいのか、転職目的を策定しましょう。
- 上司が嫌だったから
- 給料が少なかったから
- 休みが欲しいから
流石にこんな転職理由を面接で言う人はいないでしょう。
履歴書に転職理由や志望動機を書く際にはそれを前向きな理由に転換すると言うのは当たり前の話です。
しかしそれは応募する企業が決まってからの話。
漠然とでもこんな社会人生活を送りたい!と言う願望があるはずです。
それを言語化してください。
別に一般的に見てポジティブなものである必要はありません。
- ニッチな業界にいたのでもっとニュースや新聞に出ているような経済に関わっている体感を得られる仕事がしたい
- 人に喜ばれるのを体感できる仕事がしたい
- 今まではB to Cのビジネスでわがままな個人のお客さんが多かったのでB to Bのサラリーマン同士の仕事がしたい
- 取引先と頻繁にやりとりするのが嫌なので、なるべく人と触れ合わない仕事がしたい
- 何千万、何億円単位の大きな金額の仕事がしたい
- 多少年収が下がっても勤務時間が少ない仕事がしたい
- 将来は海外赴任したい
- 転勤のない仕事がしたい
こんな感じです。
今後あなたが行う転職活動はここで決めた転職目的を達成するために行われます。
ここが原点です。
転職活動に迷ったら原点に戻ってみてください。
この転職目的を達成するためであれば法律を破らない限り何をしても構いません。
最後に
転職のタイミングはいきなりやってきます。
プチ転職活動はやっておくと、(やっててよかった〜!)となるでしょう。
いざ会社を辞めてゼロから転職活動をスタートするよりかは少しでも進めておいたほうが後々楽になります。
ブラック企業に勤めていると「仕事が嫌だ」「将来が不安だ」「お金も時間もない」など不安が次々と募ってきます。
社外の人と触れ合っても羨ましさが先行して心から楽しめなくなったりもします。
お酒やギャンブルに逃げて現実逃避したくもなりますが、すぐにまた現実がやってきます。
転職道程を脱却するにはあなたがあなたの判断で一歩踏み出すしかありません。