監修・執筆 新井 誠|人材採用コンサルタント
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就職活動をしていたのは2年ほど前。
なんであの時もっと真面目に就職活動をやらなかったんだろう・・・
これは私が1社目に入社してから毎日考えていたことです。
そんなことを今更考えてもしょうがありません。
もう今の会社にも業界にも疲れたと思ったのであれば早々に転職をすべきです。
なぜなら、いずれ辞めるのであれば、辞めるまでのキャリアはほとんど意味を成さないからです。
いずれ会社を辞めると決めているのであれば、新しいキャリアを始めるのは早いに越したことはありません。
本記事では転職することを決めている23歳が未経験の業界や職種に転職する際に絶対に必要な3つのことをまとめました。
23歳で転職を検討している人の悩み
20代、特に20代前半で退職するというのはなかなか勇気のいることです。
またすぐ転職すると思われるのではないか、そもそも転職できるだけの経験とスキルが身についていないんじゃないか、様々な不安があると思いますが、新卒で入社した人のうち3割は3年以内に退職しています。
①思っていた仕事じゃなかった
入社してみたら自分の想像していた世界とは全く違った。
ミスマッチは入社3年以内に退職した人の中で最も多い転職理由です。
「会社ってそういうもんだよ」
という意見に流されてはいけません。
その意見に流されたらあなたは一生自分が想像していたような世界には行けないからです。
石の上にも3年、なんて根拠がありません。
嫌なものは嫌、一度きりの人生なんですから自分本位でいきましょう。
②業界が斜陽産業である
先輩も同僚も悪い人ではない。
でも業界が右肩下がりであることは業界の人間であれば誰でも知っている。
これからどの業界が伸びるのか、廃れるのかなんてことは誰にも分かりません。
しかし明らかに斜陽産業の中にある会社で、新たな収益の柱を立てるのが遅かったり失敗したりしている会社の将来は明るくありません。
出版業界はスマホで様々な記事が読めるようになったことで雑誌や新聞の売り上げは低迷。
電子書籍で巻き返しを図るもあまり市場は伸びていません。
カメラもスマホの出現で縮小した市場の代表例ですね。
B to C のビジネスであれば体感的にわかる部分もありますが、B to B ビジネスであれば業界内の人間にしか分かりません。
日本市場が飽和したために海外に打って出るも市場開拓に失敗している会社も数多くあります。
年配の社員であれば自分が定年を迎えるまでの数年持ってくれれば斜陽産業でいいかもしれませんが、あなたの社会人人生はあと40年前後続くのです。
40年先も存続している産業が何かは分かりませんが、少なくともここ数年くらいは右肩上がりの業界でないとあなたの給料は上がりません。
上がったとしても低いところで天井を迎えます。
③ブラック企業だった
飛び交う怒号、終わらない会議、当たり前の休日出勤、そして低い給料。
学生がブラック企業を見分けることは極めて困難です。
もしあなたが運悪くブラック企業に入社してしまったのであれば即座に転職しましょう。
激務で転職活動をする時間がないのであれば、リスクを覚悟で一旦会社を辞めて転職活動に専念するのも一つの手段です。
一生ブラック企業に勤めるよりも将来に希望が持てますし、ブラック企業に勤め続けて体を壊してしまえば元も子もありません。
転職活動に専念すれば早ければ1ヶ月後、遅くとも2ヶ月後には新しい職場で働いていることでしょう。
もちろん次を決めずに辞めるには3ヶ月以上生活していける貯金が必要ですよ。
23歳が未経験の業界・職種に転職するために必要な3つのこと
でも転職って言っても何をどうすればいいのか分からないですよね?
もう7年以上前ですが私が転職活動を始めた時は何がなんだか分からずに、まずはネットで情報収集して転職エージェントのdodaに登録をして担当者に手取り足取り教えてもらいながら転職しました。
今は逆に面接官の立場で23歳の求職者と対峙することもあります。
求職者と面接官の立場から23歳が未経験の業界や職種に転職するために必要なことを3つにまとめました。
①ビジネスマナーを身につけておく
社会経験3年以内の求職者は第二新卒と呼ばれ人材市場では引く手数多で大人気の年代です。
23歳であれば転職先を見つけるのに苦労はしないでしょう。
しかしそれには条件があります。
それはビジネスマナーを身につけていること。
第二新卒を求めている企業は、入社後すぐに仕事を教えたいと思っています。
新卒でもない転職者に名刺の渡し方、電話の応対、席順など一から教えてられないのです。
(この人はビジネスマナーが身についていないな)と面接官に思われたらまず受かることはありません。
しかし面接官に面接の場で(この人はビジネスマナーが身についている!)と思われるビジネスマナーは本を1冊熟読すれば身につきます。
服装、言葉遣いは当然ですが、面接の中で語るエピソードにもビジネスマナーが備わっていることが伝わるようなエッセンスをちりばめましょう。
②業務は一通り経験しておく
もしあなたが営業職なのであれば新規案件開発から受注→納品→回収→アフターフォロー、経理であれば期が終わるまで、など自分の職種の始まりから終わりまでを経験しておくことをお勧めします。
異業界への転職であっても、職種は前職と同じ職種ということであれば、一通りの業務経験があれば応用が利きます。
今すぐ辞めたいのに、全てを経験し終わるにはあと半年かかっちゃう!
ということであれば今すぐ辞めることも検討せざるを得ません。
③初めての転職はプロを頼る
転職活動は大きく分けて以下の3つの方法があります。
- 一人で転職活動をする
- 知人・親戚に紹介してもらう
- 転職サービスを利用する
一人で転職活動を行う場合は、求人集め・面接日の調整・労働条件や給与交渉などを全て自分で行わなければなりません。
また就職活動の時と同じく全て自分一人で行うと、もっと良い条件の会社に転職できていたのに、情報がないために良い条件の会社に転職ができないという状況が出てくる可能性が高くなります。
知人・親戚の紹介は内定率が高いという利点がありますが、万が一また転職するとなると紹介者である知人や親戚の顔に泥を塗ることになりかねません。
転職サービスとは公共のハローワーク、民間の転職サイト・転職エージェントのことを指します。
ハローワークにはいい求人も集まっていますが、公共の機関であるが故に一定の基準を満たした企業の求人は全て無料で掲載するという一面があります。
つまりブラック企業でも反社会勢力の求人でも掲載できるのです。
その点民間の転職サイトや転職エージェントは営利組織ですので、人材募集にコストをかけたがらない人を使い捨てにするようなブラック企業の求人は極めて少ない傾向にあります。
また民間の転職サービスは企業から報酬を得ていますので求職者は一切費用がかからないことも大きなメリットです。
最後に
23歳は社会人生活が始まったばかり。
だからこそどの業界にも会社にも染まっておらず、ポテンシャルに期待されて様々な未経験業界や職種への転職が可能です。
転職でしか入社できない優良企業もたくさんあります。
もしあなたがまだ転職に踏ん切りがついていないのであれば、まずは日本最大の転職エージェントであるリクルートエージェントのキャリアアドバイザーに相談することをお勧めします。
利用料はもちろん無料。
登録したら担当者から電話がかかってきますので、相談する日程を決めてしまいましょう。
相談したからといって転職しないといけないということはありません。
すぐに転職するつもりはない、ということを最初に伝えておけば情報提供に徹してくれます。