職種

受付を辞めたい!スキルと経験の身につかない受付業務から転職するために知っておくべき3つのこと

私は仕事柄、日本を代表するような大きな電機メーカーや車メーカーなどの本社や大きな工場で打ち合わせをすることがよくあります。

山の本社屋工場に着くと敷地の入り口で業者の管理をチェックしている守衛さんに話しかけ、 自分の会社名・部署・名前と訪問する相手の部署・名前を訪問者リストに記載をします。

すると守衛さんが打ち合わせをする場所を教えてくれ、その場所まで一人で歩いて行きます。

打ち合わせ場所はだいたいメインの建物の場合が多く、メインの建物につくとまず無人の受付ブースが目に入り電話と内線番号表が置いてあり、打ち合わせをする予定の担当者に電話をすると、その場所まで担当者が出てきて打ち合わせブースや会議室で打ち合わせをすることとなります。

かつてはこの無人の受付ブースに受付に人が座っていて、訪問者が電話をかけるのではなく、受付の方が取り次いでくれるシステムだったそうです。

しかしバブルが崩壊した時に真っ先に受付業務はコストカットの標的になり、受付業務をする人はほとんどいなくなり電話機に変わっていきました。

まだ一部の会社では受付をしている人を見かけますが、私が見る限りほとんどの受付業務の方は他の業務も兼業しているように見えます。

本記事を読んでいる受付の方は危機感を持って転職を検討しているかと思います。

受付業務は今後さらに無くなり、限りなくゼロに近づいていくでしょう。

最後まで読むとなぜ受付業務をしている人が、転職するため今何するべきかが分かります。

受付の仕事は経験とスキルが身につきにくいし、いずれ誰かに取られるし、そのうちなくなる

誤解を恐れずに言うと受付の仕事は経験とスキルが極めて身につきにくく、誰にでもできる仕事です。

1980年以降のバブルの時代は日本企業が世界を席巻しものすごく儲かっていたので受付業務の人を雇う余裕があったのですが、バブルがはじけてからはその余裕もなくなり電話機1台に取って代わられています。

受付は会社の顔とも言うべき業務で、バブルの当時は容姿端麗な女性が採用されることが多かったのは事実です。

驚くべきことは受付業務を募集する際の募集要項に「容姿端麗であること」と記載されていたことです。

今の時代にこんな募集要項を書くと差別問題になるのでとても書くことはできませんが、当時の日本ではこれが当たり前でした。

他にも今は少なくなった仕事としてエレベーターガールがありますが、エレベーターガールも募集要項には「容姿端麗であること」と明記をされていました。

バブルの時代に会社で働く女性は若くて美しく結婚したら退職するというのがいわば常識でした。

男性社員の将来の結婚相手を雇うために戦略的に容姿端麗な女性を雇っていた会社があるほどです。

しかし今の時代、電話一台で代替えできるような仕事を人一人に負担させているようなコストの書き方をしてるようでは会社は生き残ることはできません。

実務内容としては電話の取次ぎが主な仕事であり、ビジネスマナーの基礎を学べば誰にでもできる仕事だからです。

仮に10年後に受付業務が残っている会社があったとしても、いずれはあなたから別の誰かに代わり、あなたはその時に仕事のスキルが身についておらず、退職せざるを得ない状況になってしまうかもしれません。

転職活動をする前に異動をお願いしてみる

そんな経験やスキルが身につかない受付業務ですが、転職を検討するのは時期尚早。

あなたの上司に相談をして、経験やスキルが身につく業務への異動をお願いしてみましょう。

転職するよりも一つの会社に長くいる方が勤続年数が関係する福利厚生を手厚く受けることができまし、そもそも転職活動は仕事をしながらしなければいけないので手間とコストがかかる上、転職に失敗してしまう可能性もゼロではありません。

異動先の例として会社の中で受発注業務やお客様からの電話問い合わせを受ける事務員や営業アシスタントなどの業務が挙げられます。

受付業務からいきなり営業職に移動させる大胆な会社も少ないでしょうが、受付業務から営業アシスタント、そして営業職にステップアップしていくというのも不可能ではないでしょう。

秘書検定などの資格を取得し秘書として活躍できる可能性もあります。

事務員さんも営業アシスタントさんも営業さんも傍から見てると、なんだか凄い仕事をしているように見えますよね。

でも彼ら彼女らも最初は右も左も分からない状態で仕事を始めたのです。

まだあなたも全然若いんですから、今からそれらの仕事を始めても十分に追いつくことができます。

10年経ったら元ニート・フリーター・一流大学卒業・元受付業務も何も関係ありません。

実績、会社に対する貢献が全てです

問題は能力があるかどうかではなくやる気があるかどうかです。

異動が無理なら転職しかない!でも定時で帰れるか、給料が下がらないか、ブラック企業じゃないかが不安!かもしれないけれど事前に知ることはできる。

異動を上司に相談してみたけれど、受け入れられなかった、異動までは相当な時間がかかる。

そのような場合もあるかもしれません。

今のままではいけない、と思うのであれば転職するしかではありません。

でも転職ですものすごく不安ですよね。

受付業務は定時で帰れるのに対して、転職して残業が多いような会社だったら嫌ですよね。

また給料は下がるのも嫌ですし、俗に言うブラック企業みたいなのに入ってしまうのは最悪です。

実際の労働環境は働き出してからでなければわかりません。

そう言ってしまうと元も子もないのですが、入社する前に転職先の会社の内情を知る方法があります。

それは転職エージェントを利用して転職をすることです。

転職エージェントとは求職者と求人を出している企業をマッチングさせるサービスのことです。

日本には多くの転職エージェントが存在していますが、 その中には扱っている求人全てに訪問をして社風や実際に働く雰囲気などを取材している転職エージェントがあります。

参考までに扱っている求人を取材している転職エージェントを紹介しておきます。

転職エージェント名 特徴
JAIC 女性の就職・転職支援にも力を入れる
DYM 新進気鋭のベンチャー企業
就職Shop 転職市場最大手が運営

最後に

受付業務に慣れてしまうと、なかなか他の仕事に転職というのは心理的負担が大きいですよね。

それでもこの記事をここまで読んでいただいたということは、かなりの危機感を持っておられることかと思います。

今後何年先になるかは分かりませんが受付業務も事務員の業務も AI にとって代わられることでしょう。

もしかしたら業界によっては営業の仕事も AI にとって代わられるかもしれません。

またあなたは社会人としてもっと自分の武器を持ちたいと向上心を持って考えているんだと思います。

社会人としての自分の武器は経験を通してしか身につけることができません。

例えば経理部で人を募集していたとしても簿記3級を持っている人よりも、実務経験がある人が採用されるということはよくあることです。

私はあなたの危機感と向上心は正しいと思います。

世の中に通用する経験とスキルを身につけて仕事をしていくと、ものすごく世の中の経済の仕組みの中で働いている実感が湧きます。

是非、異動や転職によってあなたの武器を身につけてバリバリ仕事をしていてください。