サイト管理人の転職エピソード

【管理人の転職体験談6/6】上司がショボい・・・と言って面接に落ちた話(番外編)

私は理学部化学科を卒業し新卒でブラック企業に入社してしまい3年間営業として働いた後に退職し転職エージェントdodaを利用してホワイト企業への転職に成功しました。

その結果、年収、労働時間、やりがいなど全てにおいて前職を上回り非常に満足しています。

本当にあのとき勇気を出して転職してよかったと心から思います。

そして私の転職は転職エージェントなしには成功してませんでした。

なぜなら私は転職活動を始めた頃は準備を全く行わず面接に行っていたからです。

当時面接に伺った渋谷の不動産会社には、ろくに企業分析も企業分析もせず中途半端な覚悟で行ってしまった結果無駄な時間を取らせてしまい大変申し訳無いと思っています。

しかしこの経験無しに私が前職よりも良い会社に入社することはあり得ませんでした。

私が転職活動を始めた頃に経験した失敗談とそれをもとにした教訓についてお伝えします。

失意の中大都会を彷徨い広告で出会った転職フェア

私は新卒で機械商社に営業として入社し地方都市に配属され2年後に東京に転勤になりました。

お客さんを半分騙して売り逃げする上司、公園で毎日飲んでいる他部署の先輩、怒鳴る所長、残業は当たり前、平日は営業周りで土日に会議と資料作り、低い給料。

地方都市で散々ブラックな環境に晒されて転勤の際に退職しようか迷ったものの(東京は何か違うかもしれない)とわずかな希望を抱いて東京に赴任。

新しい上司の元、地方都市に勤務していた頃と何も変わらないことに1週間もしないうちに確認し希望は無くなりました。

しかし辞める勇気がありません。

私は新卒の切符をロクでも無い会社で使ってしまい、私の同級生と社会人としての差も感じており、こんな私が転職しても需要などあるのかという思いでした。

でも今の会社で成果を出しても明るい未来は無い。

入社時は30人いた同期はいつの間にか10人もいない状態です。

多分私もいつか辞めるんだろう。

漠然とそう思っていました。

そう思い始めると営業に力が入るはずもありません。

私は目的もなく大都会東京をさまよっていました。

スーツを着て目的もなく街を歩くのはとてつもなく辛い経験でした。

周りの人間はみんな何かしら目的があってどこかに忙しく向かっている。

私は目的もなく会社を出てただ会社をさまよっている。

わたし
わたし
この差は何なんだろう。

いつの間にこうなってしまったんだろう。

もう手遅れなんじゃ無いだろうか。

こんなことを考えながら目的もなく定期で行動できる範囲でウロウロしていました。

山手線で延々ぐるぐる回っていた日のこと。

電車の広告に「転職フェア」の文字が。

まさに今日はその転職フェアの期間中。

入場無料なことだし目的も無く彷徨っているよりかはマシかと転職フェアの会場に向かいました。

場所は忘れてしまいましたが山手線沿線の大きな駅の近くの会場だったと記憶しています。

会場の入り口に向かうと転職フェア専用の複写式のエントリーシートのようなものを渡され書き込みます。

書き込んだエントリーシートを持って会場に入ると様々な企業のブースが立ち並んでいます。

しばらく会社と家の往復だけだったのでものすごく新鮮な感じがしました。

ちょっと気になる会社の話を聞いて会場内を歩いているとすごく活気のあるブースが目に付きました。

東京の不動産会社で若い社員が来場者に声をかけビラを渡しています。私もスーツ姿の女性に声をかけられビラをもらいました。

不動産業界に興味はありますか?

そもそも私はぼんやりそのうち転職するんだろうなと思いながら電車に乗って居たら広告を見て来場したばかり。

でも今の仕事が不動産に関係しないわけではありません。

土地や建物のオーナーに事業提案をする営業だったので土地に関して全くの素人というわけではありません。

そういう意味では少しは経験が活かせる職種です。

しかし私は不動産というよりも広い会場内でどこよりも若い人が生き生きと仕事をしている姿に興味を持ちました。

展示会場の場とはいえ私が働いている会社とは大違いです。

面接に行くと社長と営業の先輩社員の話が聞けると言うこともありさらに興味がわき後日渋谷の本社に伺うことが決まりました。


※展示会場のイメージ

いざ面接。「上司がショボいんです…」

珍しく日曜日が1日休みだった翌日曜日。

私の姿は渋谷にありました。

応接室で待っていると入って来たのは30代半ばと思われる若い社長。

まずは私の自己紹介からです。

その後社長から質問に答えて面接が進んで行くと社長が一言「あなたまだ会社辞めるって決めて無いでしょ」その通りでした。

私はその時に初めて中途半端な気持ちで面接まできてしまったことに気づきます。

恥ずかしいやら情けないやらで私は小さく「はい」と答えました。

社長からしたらそもそもこいつは何しに来たんだと思ったことでしょう。

社長による面接はそれまで。

その後先輩の話が聞けるとのことでしたが出て来たのは先輩の営業職では無い若い女性の社員でした。

転職の意思が決まっていない訪問者に対して忙しい営業の話を聞かせる切りは無いと言うことでしょう。

今思えばその場で面接を打ち切り私を帰しても何も問題がなかったはずです。

若い女性社員も仕事がある中転職の意思が固まっていない私の話を聞いてくれる時間を取ってくれたのです。

その会社が約束を果たす会社であることは分かりましたが私はその場を離れたい一心です。

今こうして書いていても恥ずかしい限りです。

しかし私は更に恥の上塗りをします。

なぜ転職をしたいと考えているんですか?

との問いに私は

わたし
わたし
上司がショボいんです…

と返しました。

少し間が空いて

…。どうショボいんですか?

私はブラック企業の内情を話しますが、多少の同情は引けても前の会社が嫌だからという理由だけで採用しようとはならないはずです。

その後私の質疑応答に答えてもらい面接は終了。

後日不採用のメールが来たのは言うまでもありません。

転職リベンジのための退職

電車でたまたま広告を見て転職フェアの会場に行って面接までとんとん拍子に行ってしまったとはいえ、誰かに迷惑をかけてしまえば言い訳は出来ません。

この日を境に私は転職を真面目に考えるようになりました。

この不動産会社には今でも申し訳なく思っています。

中途半端な気持ちで面接に行った私に誠意を持って対応してくれました。

その後私は転職に関する本を買い、興味のある業界の会社のホームページを調べるようになりました。

当時の私はこんなこともしていなかったんですね。

本当に転職を成功させたいのであれば、行き当たりばったりではなく腰を据えて転職を行う必要があることを認識しました。

自分はどうなりたいのか、自分には転職市場で使えるどんな武器を持っているのか、自己分析を行い、企業分析を行い、履歴書と職務経歴書を作り込み、面接に備えて入念な準備をする。私は竹ヤリも持たずに戦場に行ったようなものでした。

しかし腰を据えて転職活動をしようにも土日に会議や資料作りがあったりするのでは片手間になってしまいます。

一度営業に出てしまえば自由な時間はあるといえばあるのですが、既存のお客さんのフォローなどのあり思うように捗らず、まず退職し実家に戻ることを決めました。

dodaで転職活動

東京から実家に戻り晴れて無職となった私。

転職エージェントには在職中から3社に登録をしていましたが活用はできていませんでした。

退職した今なら時間だけはあります。

転職エージェントは転職希望者ごとにキャリアアドバイザーと呼ばれる担当者が付きます。

キャリアアドバイザーは転職希望者のスキルと経験を棚卸し自分一人では気づかなかった強みを引き出してくれました。

わたしは自分の強みは営業3年の経験と単月で社内トップになったこともある実績だったのですが、キャリアアドバイザーの出した強みは違うものでした。

  • 営業経験3年
  • 理学部化学科卒業
  • 第二新卒

一つ一つの強みは大したことがないのですが、これらを組み合わせることで化学品商社への道が拓けたのです。

自己分析、企業分析、模擬面接とお願いすればキャリアアドバイザーは助けてくれます。

無料でこれらを利用しない手はありません。

私はdodaで良いキャリアアドバイザーに巡り会えましたが、これから転職活動をするのであればマイナビリクルートエージェントなど合計3社以上に登録しリスクヘッジをすることをおすすめします。

最後に

私が結果的にホワイト企業に転職することができたのも、あの情けない面接の経験があるからだと思っています。

あの経験がなければ会社を辞める時期はもう少し遅くなっていたかもしれません。

私が転職したのは2008年の半ば。

もし私の転職時期があと数ヶ月遅れていたら間違いなくリーマンショックの波に飲まれて条件の良い転職はできなかったでしょう。

こればかりは運、タイミング、巡り合わせです。

しかし一歩踏み出す勇気がなければ何も変わりません。

もしあなたが今の会社に満足しておらず未来に希望が持てないなら転職への一歩を踏み出すことをおすすめします。

そしてこの記事を読んでいただいたからには私と同じようなヘマはしないでください。

あなたの転職を成功へと導けるのはあなただけです。