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【管理人の転職体験談5/6】まともな会社でまともな苦労がやりがいと気づいた話

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監修・執筆 新井 誠|人材採用コンサルタント

新卒でブラック企業に入社し3年勤務したのちに転職。転職後は専門商社の人事部で15年勤め100名以上の採用に携わる。2017年に独立してからは人材採用コンサルタントとして200社以上の人材採用に関わる。

新卒でブラック企業に入社してしまい3年勤めた後に転職活動を行い、晴れてブラック企業からの転職に成功した私。

「これで私も明るい社会人生活!」と思ったのもつかの間、ホワイト企業の洗礼が待っていました。

ホワイト企業とは決して楽な企業ではありません。

ホワイト企業にはホワイト企業なりの試練があります。

しかしそれは頑張ったら頑張った分だけ自分に給与としても人間的成長としても跳ね返ってくる世界。

つまりはやりがいのある世界なのです。

もしあなたが今ブラック企業で必要の無い苦労しているのであればこんな世界があるということを知ってもらいたい。

そんな気持ちを込めて書いた記事です。

ホワイト企業への入社

入社直後はホワイトかブラックか分かりませんでしたが徐々にホワイトであることが分かりました。

しかしそれは同時に私が年齢相応の社会常識やビジネスマナーを身につけていないことに始まり、これから追いつけ追い越せで凄まじい努力が必要な世界に足を踏み入れたことを示していました。

自分の社会的常識とビジネスマナーの無さを嘆く

ブラック企業にお勤めの方、以下の事項完璧に分かりますか?

  • 応接室、車、エレベーターなどでの席順
  • メール、文書、報告書の書き方
  • 接待のマナー

例えば4人でタクシーに乗ったとき私が運転手の後ろの上座に座り上司が後部座席真ん中に座らせてしまったり、社内メールで宛名に様を付けたり。

運転手の後ろは上座で後部座席真ん中は末席なので私と上司の座席の位置が逆だったのですが私は気づきすらしませんでした。

後ほど先輩社員にこんなことも知らないのかと言われながら教えてもらいます。

社内のメールは「様」ではなく「〜〜さん」や「〜〜部長」などさん付けや肩書きの敬称を書くのが一般的です。

社風によっては「様」を使っている会社もありますが、さん付けや肩書きが一般的です。

文書に至っては作ったこともなく、初めて作れと言われたときには何が何だかわかりませんでした。

前職のブラック企業でのオリエンテーションでビジネスマナーの研修はありましたが不十分だったことに気づいたのです。

社会人4年生にして新入社員が読むような社会人・メール・文書の常識のような本を読み漁りました。

そのとき買った本は今も活躍しています。

まだ20代でしたのでことなきを得ましたが、あのままブラック企業で30代を迎えていたらと思うとゾッとします。

ビジネスの常識やマナーを知らなければ大事な仕事を任せてもらえません。

車の席順を指摘してくれた先輩には感謝しています。

自分で調べられるものはまず調べて、分からないことは先輩に聞きましょう。

納得のいく労働条件と収入

転職先の勤務時間は9:30~17:30。

前の会社が8:30~エンドレスだったことに比べると最初は17:30に帰るに帰れませんでした。

その後仕事が忙しくなり遅くまで仕事することがよくあるのですが、やりがいのある仕事と納得のいく収入により全く気になりません。

ボーナスは業績により異なりますが、3万円×3回/年だった前職に比べると1ヶ月〜3ヶ月分と出るボーナスはありがたかったです。

休日出勤もたまにはありましたが、代休を取得することを上司から強く勧められました。

ブラック企業出身の私からすると、そんな暇があるならお客さんの一つでも回った方が良いのでは・・・という発想が出てきますがこれはブラック企業の発想。

転職先ではよく働き、よく休む社風が浸透していました。

これが会社全体で徹底されており、良い仕事のサイクルを生み出していました。

魅力的な上司、先輩、同僚、後輩

転職先ではブラック企業にいなかった凄まじく仕事のできる人達に圧倒されました。

顧客とは良好な関係を構築。

とにかく仕事しまくる。

行動と結論を決め情報を共有する効率の良い会議。

日の出ているうちは常に外回り営業を強要されていたブラック企業時代とは全てが違います。

上司だけではなく同年代、年下世代も仕事ができます。

良い会社には良い人材が集まるということを身をもって知りました。

この状況はありがたくもありましたが、逆に脅威でもあります。

転職社である時点で業界や商品についてゼロから勉強しなくてはいけませんし、そもそもブラック企業出身なので年齢相応のビジネスの常識やマナーが身についていません。

唯一負けていないと思ったのは3年間劣悪な環境のブラック企業で働きながら契約を取ってきた実績です。

しかし転職先の会社は個人の成績を競うのではなく、チームプレイで会社の利益を最大化するのに以下に貢献できるかに尽力します。

負けないよう仕事と勉強で追いつけ追い越せの毎日です。

環境が変われば自分も変わる

貧すれば鈍する。

満足のいくお金や環境がなければ発想も貧困になっていきます。

そうではない強い心を持っている人もいるのでしょうが、私は環境が悪ければその環境に染まってしまう弱い人間です。

しかし環境を自分で変えることにより自分のやる気を引き出す能力は持っていると思います。

環境が変われば常識・考え方も変わります。

環境に引き上げてもらうというのも一つの考え方です。

転職してみたらなんで3年もあんなブラック企業で働いていたんだろうと不思議に思います。

誰でも現状を変えるのは怖いもの。

しかし一歩踏み出せば景色が変わるのです。

最後に

冷静に自分の会社は世間一般と比べてどうなのか、自分の人生このままでどうなるのかを考え、まずは退職の選択肢を取ったのが結果的に良かったです。

キャリアアップや新しいチャレンジのために転職を考えるのであれば在職中に転職活動を完結させるべきですが、ブラック企業の場合は上手く行かない可能性もあります。

少なくとも3ヶ月は生活できるお金を貯め、背水の陣で一旦会社を辞め転職活動に注力するのも考慮すべきです。

会社を辞めたのが甘えではなく本当に辞めざるを得ない状況であることを理解してもらえる説明ができるのであれば、理解してくれる会社もあります。

社員のことを大切に考えない会社にいる理由はありません。

日本にある会社は400万社以上。もっと気持ちよく世の中の役に立てる仕事は絶対にあります。

大事な時間を切り売りしているだけなのであれば転職を考えるべきです。

その後私が転職した会社は仕事ができ魅力的な人材が溢れ、顧客とwin-winの関係を築き、納得のいく収入と勤務時間を得ることがでる場所でした。

転職先がブラックかどうかは入社してから出ないと判断できないこともありますが、ある程度入社前に判断することもできます。

状況を変えるには行動を起こすしかありません。

ブラック企業に勤めて自分の人生を楽しむ時間を潰してしまわないよう、良い会社で良い努力と苦労を経験し、より良い人生を勝ち取りましょう!

ABOUT ME
監修・執筆 新井 誠|人材採用コンサルタント
新卒でブラック企業に入社し3年勤務したのちに転職。転職後は専門商社の人事部で15年勤め100名以上の採用に携わる。2017年に独立してからは人材採用コンサルタントとして200社以上の人材採用に関わる。
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